ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

北丹沢12時間山岳耐久レース③

2008年07月08日 | 登山
ところが、登り始めるやいなや足を攣ってしまいました。
体勢を立て直して必死に回復を図ります。
気持ちばかりが焦りなかなか治すことが出来ません。

痛みが引いた後もいつ攣るか分からない状況の中ではがんがん
飛ばすわけにもいかずゆっくりとしたペースで登ります。
目標としていた45分で風巻の頭を通過します。
あと50分、何とかあと50分持ちこたえて姫次まで
辿り着ければ残りは下るだけ。下りになれば足を攣る
心配はまずありません。

もうくたくた・・・。

ペースはがくんと落ち、気力だけで最後の登りにかかります。
風巻の頭を過ぎると、一旦急激に下り緩やかな登りのあと、
傾斜がきつくなります。
今日は天気がよいのでこれから向かう袖平山が良く見えます。

袖平山まで残りがあと20分位。という辺りで再び足を攣りました。
今度はかなり本格的に攣ってしまいもう1歩も前に
進む事ができなくなってしまいました。
悔しさと焦る気持ちを抑えて攣った部分を必死に伸ばします。
いつもならすぐに回復するはずなのに今日は全く回復する
様子がありません。

中途半端に直ったまま無理に登っていたらまたすぐに
攣ってしまいました。
崩落ポイントがすぐ目の前に迫り登りもあとほんの僅かです。
情けない限りですが足を少しでも高い位置に上げようとすると
腿の内側に激しい痛みがはしります。
仕方ありません。時間を掛けて根気良く筋肉を伸ばし回復を
待ちます。
結局15分ほどタイムロスをしてストレッチを続けたお陰で
ようやく登り坂をあがれるようになりました。

やっとの思いで袖平山を通過し姫次へ到着しました。
再度、念入りにストレッチをしてからいよいよ下りに
取り掛かります。
油断しているとまた攣ってしまいそうなのでそれだけに
注意を払ってまずは平丸分岐を目指します。途中の
黍殻山付近にあるほんのわずかの登りも歩いて進みます。

平丸分岐を左に折れ、いよいよ最後の下りです。
途中でみたび、足を攣ってしまいましたが僅かのストレッチで
回復し、徐々に高度げていきます。

ところがここでとんでもない失敗をしてしまいました。
かなりゴールが近づいてどうやら無事に辿り着けそうだと
思って、気が緩んだのでしょうか。なんでもないところで
右足をついた時に、「ぐぎっ!」と下の方から何かが
ちぎれるような音が聞こえました。
・・・右足首を相当派手に捻挫。
幸い、安定した状態でなら何とか足を着けられるし、
ゆっくりなら何とか走れそうです。

慎重の上に慎重を重ね、そろりそろりと下り続け、足場の
安定する舗装路に出た時には本当にほっとしました。
残り1キロ。
ゴール直前に林の中を約500m程の悪路が続きますが
ここもゆっくり慎重にこなしていよいよゴール地点が見えて
きました。

そして・・・
ゴーーーーーーール!
タイムは7時間15分です。
後半はひどいトラブルにいくつも巻き込まれましたが
予定よりも相当早いタイムでゴールすることが出来ました。

それにしても疲れた・・・。


(各地点の通過時間は以下の通りです)
通過ポイント   区間タイム  合計タイム   
スタート            0      0
神ノ川キャンプ場  1’02    1’02
名無分岐       1’13    2’15
神ノ川ヒュッテ      21    2’36
犬越路           43    3’19
神ノ川園地        58    4’17
風巻の頭         48    5’05
姫次           1’00    6’05
平丸分岐          32     6’37
ゴール           38    7’15


北丹沢12時間山岳耐久レース 番外編へ続く

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