ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

奥又白池~北穂池 3/3

2019年08月12日 | 登山
8月12日(月)晴れ
南岳小屋(5:30)~横尾尾根のコル(6:25/6:40)~本谷橋(9:25/9:30)
~横尾(10:20)~徳沢(11:05/11:10)~明神(11:50)~上高地(12:30)
(バス乗車 12:45)


夜トイレに起きた時は一面ガスが立ち込めていて星も見えない状態でしたが、
3時半に目が覚めた時にはきれいに晴れていました。
一晩寝て、疲れも取れたし気力が回復したので当初の予定通り、
横尾本谷右俣を下ることにしました。

用意をして、出発前に獅子鼻と呼ばれているキレットの展望台から
昨日歩いてきたコースが良く見えたので、飽かずに眺めていました。
ここから見ると、やはり最後のハイマツ帯はなるべく上の方から横断する
のが正解だったということが良く分かります。
ということは、池から正面の尾根を登るときもなるべく上までまっすぐ登り、
上部のハイマツ帯を目指す。ということになります。(反省)




さて、まずは槍ヶ岳方面へ向かいます。南岳を超えると槍ヶ岳が良く見えて
きます。その先の天狗原への分岐で右に曲がり、痩せた尾根をぐんぐん
下っていきます。



やがて縦走路が尾根を外れて左の斜面に下っていくところ、大きな岩に
「←天狗原」と書かれた木の看板が目印となるコルに到着します。
横尾本谷右またはここから下っていきます。




最初は、またしても急なガレ場を下っていきます。
やがて草付き斜面となりますが足元は不安定でもううんざりといった気分です。
上から見下ろした時の印象よりだいぶ悪かった。





小さな雪渓も残るカール状の底に出た後は、大きな岩がごろごろしている
左手の薄い踏み跡を繋いでいきます。


最後急斜面の藪手前で谷を横断して右岸側へ移動します。


その先で藪へ突入しますが、右寄りに行くとすぐに大雨の時は水路になるで
あろうガレ場のような通路を下ると右俣の源流に出ます。






ここは、テントを張ってゆっくりしたいようなとても気持ちの良い場所です。



ここからは水流沿いに、濡れないよう石を伝って下っていきます。基本は左岸を
降りていき、左岸が詰まったら少し戻って右岸へ渡ります。
要領さえ得てしまえば、あとは怪我をしないよう注意深く下っていくだけです。

途中で景色が開け、ものすごく気持ちの良い場所に出ます。
この景色を見るためだけでもここまでくる価値は十分にある。そう思わせて
くれるような景色でした。







おじさんの3人パーティーが上がってきました。今日は、右俣を上り詰めて
ババ平まで行くとのこと。なんてマニアックなおじさんたちなんでしょう。
大きな岩を下るために左岸にロープが張られたところもありますが、ロープは
使わなくても簡単に上り下りすることが出来ます。


やがて正面には涸沢から本谷橋へと下る一般登山道が見えてきます。
さらに下ると崩れた雪渓がいやらしく残っていますが下はくぐらず左岸上から
下降を続けます。



北穂池へと続く左俣は涸れて険悪な印象です。
いつかチャンスがあれば北穂池まで登ってみようかな。

緩やかに下るようになると涸沢との出会。涸沢は本当に涸れていた。


出会いを左に向かいようやく本谷橋が見えてきた。大勢の人がくつろいでいます。
ここから先は何の心配もない道が上高地まで続いています。



本谷橋と横尾で少し休憩した以外は止まることなく、少しゆっくり目に
歩いていきます。
初日に痛めた左膝や靴の中で皮がめくれている足底や指先が痛むため、
いつものように早く歩くことはできませんが、それでも本谷橋から3時間で
上高地へ到着。
心配していた沢渡行きのバスもわずか15分程の待ち時間で乗ることが出来ました。


充実した山行に感謝!

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