ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

ルノワール+ルノワール展

2008年04月23日 | その他
Bunkamuraで開催中の「ルノワール+ルノワール」展を
観て来ました。

ルノワールといえば穏やかで暖かい色遣いと丸みを帯びた
優しい絵を描く画家という印象があります。
今回の展覧会は映画監督でもあった息子のジャン・ルノアールの
作品との共同展示であったためにルノワールの全作品のうち
家族との繋がりに重点を置いた作品構成となっていました。

第1章は家族を描いた肖像画を中心としての展示。
第2章ではルノワールの特徴である優しい筆遣いが
存分に発揮された(と私が勝手に思っている)女性の姿を
描いた絵を中心とした展示。
そして第3章では印章派の流れを受けて明るい自然の
光を浴びた風景画を紹介しています。
さらに第4章では舞踏会やオペラといった当時の娯楽の
様子を生き生きと描いた作品が紹介されています。

ルノアールは確かに印象派の作家ではあるけれど
印象派的な絵画だけではなくこうしてテーマを持った
見方をするとルノワールという人に持っていたイメージが
また少し変わってくるような気がします。

特に家族や身近な人を描くときにの画家の気持ちを
想像することにより、本の少しではありますが
ルノアールという画家に親しみを持つことが出来ました。