推しのコンサートがあると知って、チケットを取ったはいいけど、前後の予定を全く考えていませんでした。何ならコンサートだけ聴きに大阪までとんぼ返りでも良いかとさえ思っていたのだけれど、日が近づいてくると、やっぱしそれも何だかもったいないなぁ、、、と貧乏性が顔を覗かせ……。
正直、泊りはちょっとなぁ、、、と思っていたので、何か見るべきものはあるだろうかとネットで調べたところ、日帰りでも楽しめそうなスケジュールが組めたのでありました。
というわけで、メモ的な弾丸日帰り旅行記です。
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東海道新幹線は、スマートEXというネット予約システムがあり、今回初めて利用してみた。で、早割があって、28日前(EX早特28ワイド)までだとかなり割引率が高くなる(東京→新大阪間の普通指定席で2,500円くらい)。だけど、これすぐに売り切れちゃうみたいで、発売日の夕方見に行ったら、希望する時間は完売、、、ごーん。
仕方がないので、21日前(EX早特21ワイド)までのを再度チャレンジしたが、私が日付を勘違いしていたのか、見に行ったときは既に完売。嗚呼。で、結局、ほんのちょっとだけお安い7日前までの予約(EX早特7)で往復のチケットをゲット。まあ、自分がぼんやりしていたのが悪いので仕方がないのだが、往復5,000円はなかなかの割引だなー、、、と今後のためにも改めてHPを熟読した次第。また新幹線に乗って推し活に行くことがあれば、今度は絶対間違えないぞ~。
このスマートEX、ネットでサクサク予約できるのも良いのだが、ICカードを指定することが出来て、これで手持ちのPASMOでダイレクトに改札を通過できるのが非常に便利だと実感した次第。
初めて使うので、東京駅で改札を通るとき、ちょっとドキドキしつつPASMOをタッチしてみた、、、ら、何と「このカードは対応していません!」とエラーのアナウンスがっ、、、。がーん!何で何で??と思っていたら、係のお姉さんがやって来て「お客様、どちらまで行かれますか?」と。「は?新大阪です」と答えたら、お姉さん、なんか急にあきれ顔になり「こちらは東北新幹線の改札です」と、、、ごーん。
そんな、、、こんな初歩的な間違い、今までしたことなかったのに! 以前しょっちゅう新幹線利用していたときは、間違えたことなどなかったのに!! これって歳のせい?? などと、ちょっと、いや、割とショックでありました。
で、東海道新幹線の改札にPASMOをタッチしたらすんなり通過! 良かった~。
PASMOをタッチすると改札機から「EX利用票」なるものが出て来る。へぇー
大阪に着いてからは歩き回るので、新幹線の中で昼食を食べておこうと、改札前に駅弁を買おうと思ったのだが、いかんせんあまりお腹が空いていない。ので、パンとサンドイッチをゲットして乗り込む。
駅はもの凄い人だったが、車内は思ったよりは空いていて、空席もチラホラ。私は2人掛けの通路側の席だったのだが、隣には、上から下まで阪神ファンをアピールした格好のおじさん(といっても多分私より若い)が。そっか、甲子園に行くんやな、、、と。
新幹線は定刻通り、11:21に新大阪に到着したのだった。
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コンサートは15時からなので、それまで3時間半ほど。
まずは、コンサート会場のフェスティバルホールがある淀屋橋駅まで、地下鉄御堂筋線に乗って4駅移動。地下鉄ももちろんPASMOで行けて楽チン。
淀屋橋駅で降りて地上に。この日は午後から雨の予報だったが、着いたときはまだ晴れていた。
出口からすぐに見えたのが、まさに淀屋橋。
よくTVで見る大阪市役所庁舎が目の前にある。本当はすぐに第一の目的地に向かう予定だったのだけど、市役所の隣に素敵な建物が見えたので行ってみた。
こちら、大阪府立中之島図書館。1904年開館というから、もう100年以上になるのだね、、、。住友家から建物と資金が提供されたとのこと。
天井のステンドグラスがキレイだった
中が思ったより古めかしい、、、というか、あまりメンテナンスがされていない印象だったのだが、後でネットで調べたら、一応、10年ほど前に外壁の修復と耐震化はされているらしい、、、。
が、wikiを読んで、この図書館はあの橋下によって一時期廃止も検討されていたと知り、呆れてしまった。アーカイヴのネット記事を見ると、『橋下市長も「あんなところに図書館を置く必要はない」と述べ、集客施設などに活用する意向だ。』と書いてある。知的財産の価値を知らない人間は、カネにならないものは無価値、という気の狂った思考回路でモノを考えるから、こういう発言になる。ホントに、文化的素養のない人間を首長にするとロクでもないことになる。
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ちょっと寄り道をしたけれど、当初の目的地へ向けて歩く。
気温も30度近くあり、湿度も高めで暑い。コンサート会場のフェスティバルホールの前を通り過ぎて土佐堀川沿いをてくてく。
ヘンなオブジェがあったりして、、、。見たら、タイトルは、十字架ならぬ「十魚架」。うぅむ、、、。
10分ほど歩いて到着したのは、 大阪中之島美術館。
実は、5年前、このお隣にある国立国際美術館に来ている。「え、、、こんな建物、あのときあったっけ、、、?」と思って、当時の画像を見てみたのだが、、、
←2019年5月/→2024年6月
撮影角度が微妙に違うけど、やはり、ちょっと後ろの風景が違う。竣工が21年6月30日ということだから、多分、このとき(19年5月)は建設中だったのだと思われる。国際美術館の方は、何やら修復工事中だった。
で、この美術館が竣工に至るまでのいきさつをwikiで読むと、こっちでもやっぱり橋下が事態を混乱させていたらしい。ここに元々あった阪大医学部が移転したのに伴い、跡地利用として美術館が建設されたわけだが、途中で橋下が案の定「ショボい美術館などいらん」とかほざいていたようだ。……まあ、無事に美術館が建って良かったが、運営は大阪市ではなく株式会社大阪中之島ミュージアムという民間会社になっている。
wikiの事業主体にある「地方独立行政法人大阪市博物館機構」を調べると、大阪市は、「博物館及び美術館について、継続性、機動性、柔軟性及び自主性を備えた地方独立行政法人による経営及び運営の一元化を図ることとして、平成31年4月1日に地方独立行政法人大阪市博物館機構を設立」したとのこと。……まあ、また、橋下みたいなヘンな首長が現れて引っ掻き回される可能性を思えば、良かったということだろう。維新がのさばる大阪では、苦肉の策だったのかも知れん。今後、東京でも十分起こり得る事態だ。
この大阪中之島美術館で開催されていたのが「開創1150年記念 醍醐寺 国宝展」。
醍醐寺と言えば、秀吉の花見、、、くらいしか知識がないけど、是非この国宝展は見てみたいと思ったのでした。
美術館の外観も真っ黒で特徴的なのだが、内部は外観以上に現代アートみたいな無機質っぽい造り。エスカレーターで上へ上へと運ばれる。
会場に入って割とすぐのところにどーんといらしたのが大威徳明王騎牛像。
(画像お借りしました)すごい迫力だった
展示物が結構多くて、、、帝釈天は、穏やかなお顔。如意輪観音坐像も美しかった。
(画像お借りしました)
中は当然、撮影禁止だったので画像はないけど、充実の展示で(ご興味おありの方はリンクをご覧ください)、思いのほか時間がかかって会場を出たらヘトヘト、、、。……になるのは想定していたので、一息つくべく、とあるカフェへGO!
②へつづく
でも大阪ってなかなか行く機会というかきっかけがなくて。
涼しくなったらまた考えようかな。
今はとにかく無理!
大阪、私もこんな用事でもなければ行こうと思わないというか、、、。
マジで、今の季節は、外を歩いたら生死にかかわりそうです。
中之島美術館の中は、キンキンに冷えていました(^^♪
あの周辺は(万博がらみで)街並みもキレイになっているので、季節が良くなったら是非お出かけください。