今日(2024年2月4日)は、「世界対がんデー」で私自身直腸がんにかかっているので、がんについてあたらめて考えてみた。
昨年6月にがんにかかっていることを知った。がんの治療は、手術、抗がん剤治療、放射線治療などが基本だ。高齢でもあるし、副作用の苦痛で、残りの人生を台無しにしたくないと思い、緩和ケアの方向を選択した。
手術や抗がん剤治療などをすると、入院、寝たっきり生活などに可能性が高いと判断した。手術によって、その後人工肛門の造営も示唆された。かなわんな、と思った。
もともと腸閉塞がもとで悪化した。その前に前立腺肥大症があり、2年ほど、泌尿器科クリニックに通院していた。急に尿がでなくなった。それが便のほうに波及したのかなあ、と思った。通院時、お腹の膨張感があり、それを医師に伝えたが。尿・便がスムーズに出ないのは大変な苦痛である。
今は病院にかかり、薬を飲むだけ。ただ便意のため、夜間頻繁に起きるので、睡眠不足だ。それが苦しい。がんは、今はおとなしいが、いつ悪化するか分からない。
以上が私の大まかな状況である。その中、頸部食道がんとたたかっている、俳優の秋野暢子さん(67)のがんのたたかい方が参考になった。
秋野さんは、人生に対する前向きな姿勢で、がんと対処している。
希望を持ち、何事も前向きに進む。秋野さんはすでに死生観をもっており、それも大きいと思う。いつでも死ねる準備ができている。
がんにかかった人は、当初落ち込む。大切なのは、がんと、どう対処していくか。治療は医師と相談しながら自分で決めることが大切だ。そのためには、正確な情報を把握し、自分で考えること。
それと、自分の死後の準備を早めにしておくことも大切である。私はすでに終えた。
2人に1人はがんになるとされる時代で、恐れることなく、がんに対処していきたい。