ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

西村麺業 @愛知県一宮市

2018年07月15日 | 愛知県(尾張)

昭和35年(1960)創業という愛知県一宮市の「西村麺業」。かつては本町の「公園市場」という所で商っていたそうだ。”麺業”というくらいだから製麺もやっていらっしゃるのだろうか(実際に麺の持ち帰りも出来るようだ)。店は大きい通りから入ったところにあるので探し辛いが、到着すると店の前の駐車場はほぼ満車の盛況だった。こちらを知ったのは”ソース後がけ焼そば”だという事を知ってから。事前にHPを見ていたのだが、値付けが安い安い。店内はカウンター席とテーブル席。家族連れやサラリーマンらしき人、女性の1人客も居て賑わっていた。厨房には男性が2名、給仕は女性が2名。カウンター席に座って品書きを眺める。安過ぎてガンガン色々注文したくなるが、ちょっと控えている時だったので大人しく「焼きそば」と「餃子」のみ注文した。

しばらくして両方一緒に登場。「餃子」は皿に5個。タレの上にそのままのって出てきた。もっちりとした皮の餃子でにんにくは不使用らしいが、にらの風味がする旨い餃子だ。肝心の「焼きそば」は事前の情報通りソース味のついていない白く細い麺の焼きそば。量はやや少なめで青海苔がかかって紅生姜が添えてある。そのままでもうっすらと塩胡椒味は付いているようだ。少し焼き目のついた麺にソースをかけてみる。どろっとしたソースは「おたふくソース」を連想させるやや甘めの味。かけて自分で混ぜながらいただいた。これは大盛でもいけたなァ。うどん、そばもあるし、「中華そば」「ワンタン」「炒飯」などまだ食べてみたい品が沢山。なぜかマグロ丼なんてのも…。次は量を控えなくてもいい時にしっかりとお腹を空かせて望むゾ。(勘定は¥500)

この後の記事はこちら (2

西村麺業

愛知県一宮市多加木1丁目28-8

 

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Stretch, Circular Motion / Overlap, Echo Exit / Ken Ishii

2018年07月14日 | テクノ・デジタル・ダンス

  

Stretch / Ken Ishii (1996)
Circular Motion / Overlap / Ken Ishii (1996)
Echo Exit / Ken Ishii (1997)

名盤「Jelly Tones」以降にケン・イシイ(Ken Ishii)が発表したEPのうち、いくつかをまとめて。各ジャケットに「Jelly Tones」からカットされた「Extra」のPV(監督:森本晃司、 原画:福島敦子)の画像が使われていて、アルバムに収録されていた「Stretch」を始めとする各曲のオリジナル・ヴァージョンに、リミックスされたヴァージョンが多数付け加えられている(ちなみに「Jelly Tones」収録曲は1枚目の「Stretch」と「Extra」のみ)。DJ界には疎いのでリミキサーがどの程度知名度がある人達なのか全然分からない。元のヴァージョンの世界観が好きなので、あまり突飛だとすんなりと受け入れられないなァと思って聴いてみたが、一体元の曲がどんなだったか忘れてしまうほど換骨奪胎されているので正直ピンとこない(90年代以降のリミックスはみなそうとも言えるが…)。どうしてもリズム中心で単調になるし。当たり前だけれど元曲はあくまで素材という感じ(その素材さえあまり感じられないリミックスも)。古い人間としてはもう少しオリジナル・ヴァージョンの”音”とか”メロディー”を残して欲しいんだけどなァ…。ま、クールな質感は維持されているので、あまりオリジナル・ヴァージョンにとらわれずに聴けばそれなりに楽しめるかな(…といってもオッサンが踊り出す訳ではない・笑)。

オークションにて購入(¥261)

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虎屋本店 加納店 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2018年07月14日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜駅の南側、中山道の加納宿近くの交差点にある「虎屋本店・加納店」へ。今まで駐車場があるとは知らなかったのだが、少し交差点から離れたところにあったので車を停め、店へ。店に入ってみると思ったよりも広くなく、ショーケースも売り場も小さい。「虎屋」という歴史ある屋号は全国にあり、この岐阜にも何軒かあるが、それぞれの因果関係はよく分からない。でもこちらには覚えのある「腰高饅頭」もあったので金園町(創業嘉永元年・1846)の支店なのだろう。店の広さからいくとこちらで作ったりしているのではなく、本店の菓子を運んできているんじゃないかな(未確認)。

この日購入したのは好物の「草もち」と「ういろう」と「わらび餅(小)」。お姉さんにお願いする。いつものように嫁と2人分で少量なので恐縮していると、笑顔で「最近は少なく買われる方が多いんですよ。」とのこと。「昨日(店が)休みだったので、今日はどれも作りたてですよー。」と渡してくださった。家に持ち帰っていただく。「草もち」は皮が厚め。でもまだ軟らかい。中はつぶ餡で甘さ控えめ。よもぎの風味はしっかりあるが香りはそう強くはない。季節もそろそろ終わりだ(訪問6月初旬)。「わらび餅」は小さいパックに9つ。しっかり甘いきな粉がまぶされていた。駐車場が分かったのでこっち側(駅の南側)に居る時にまた寄ってみようっと。(勘定は¥700程)

この後の記事はこちら (2

本店の記事はこちら

虎屋本店 (加納店)

岐阜県岐阜市加納上本町3-1-3

※建物の老朽化により令和5年5月30日に閉店されました

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日之出屋 @名古屋市西区・中小田井 (※閉店)

2018年07月13日 | 名古屋(中村区・西区)

名鉄の中小田井駅近くのうどん屋「日之出屋」へ。きしめんが旨いという評判を聞いてやって来た。店の造りはいかにもといった感じの(昭和の)和風で、”手打うどん”の文字が誇らしげ。夏暖簾をくぐって中に入るとしっかりと年季の入った佇まい。広くない店内には先客が3組。年配のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。品書きを眺める前から”きしめん”とは決めていたが、この日は蒸し暑かったので冷たいのを探す。冷たいきしめんは書いてなかったので女将さんに尋ねると”ざる”や”ころ”が出来るとのこと。そこで「ころ」でお願いした。調理場の様子はあまり見えないのだがゴトゴトと音がしていたので、横の麺打ち場で麺帯からその場で切り出していたようだ。麺が大釜に落とされる。

しばらくして出てきた「きしめん・ころ」は器もしっかりと冷やされていて涼しげ。花かつお、刻みネギ、練りわさびが入っている(青物やカマボコが入っていたかどうかは失念)。つゆの色は真っ黒と言っていいくらい濃く、きしめんには珍しくあまり甘くない。麺を手繰り寄せると幅は1.5cm程もあるだろう麺で、しっかりと冷やされているせいもあるだろうがかなりの剛麺。軟らかめの食感が好きな人には手強い麺だが、手繰る度に噛む楽しみがあって評判通り旨い。この麺を煮込みにしたりしても旨いだろうなァ。ころにしてはちょっと値が張るが…。(勘定は¥800)

 


 

↓ 枇杷島駅辺りから自転車で美濃路(その昔、東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇街道)を散策。ところどころに町屋が残り、屋根神様が祭ってある建物も。

 

↓ ピンク色の豆タイル装飾が素敵な美容室「フジ美容室」(建築詳細不明)。明かりとりの窓といい、入り口の木製ドアといい往時が偲ばれる典型的な美容室。

↓ 「石原医院」(建築詳細不明)。古い建物ではないだろうが、看板に屋根が架けてあるのが面白かった。

 

↓ 潜戸の質屋「新川商事」(建築詳細不明)。土蔵造りでなかなかの風格。たぶんここではもう商っていないとは思うが…。

 

↓ 風情ある町屋の並び、工芸品の「伊勢安商店」と線香や蝋燭を扱う「薫香堂」(建築詳細不明)

↓ 街道沿いには日本家屋の玄関横に洋館が隣接する典型的な建物も見ることが出来た。(建築詳細不明)

 


 

手打うどん 味処 日之出屋

愛知県名古屋市西区中小田井3-343

 

( 名古屋 なごや 中小田井 なかおたい 名鉄 日の出屋 ひのでや 日ノ出屋 うどん そば 蕎麦 麺類食堂 美濃街道 近代建築 脇往還 閉店 廃業 )

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安兵衛 @愛知県岡崎市

2018年07月12日 | 愛知県(三河)

岡崎訪問で必ず寄ってみたいと思っていたレストラン「安兵衛」。周辺は寺(松應寺)の周りに商店の並ぶ小路があったりと、昔は花街だっただろうか。もちろんそんな街には必ず古い洋食屋があるもの。年季の入った建物にレストランとはアンバランスな店名の看板が見えた。店に入ると広いフロアーにテーブル席が並んでいる。店内はちょっとくたびれているが、バーカウンターの名残もあって往時はさぞかしハイカラな店だったろうナ。給仕は老齢の女将さん。厨房の中も女性のようだ。こちらのメニューが凄い。「エスカロップ」「ハイシビーフ」「ミヤビヤ」「フライタース」「フーカデン」など絶滅危惧の古(いにしえ)の洋食名が並ぶ。古い店を食べ歩いている自分も後ろ2つはどんなものか全然分からない(※)。ただメニューには載っているものの、残念ながらもう提供は止めてしまっている品もあり…(値段のところが伏せてある)。メニューを見ただけでこんなに興奮するのは初めてかも(笑)。こちらの創業年は調べてもよく分からなかったが、このメニュー名からいくとかなりの歴史があるんじゃないだろうか。東海地方に残る「ミヤビヤ」があるのはどこも100年近くの歴史がある店ばかりなのだ。まずは瓶ビール(キリンラガー)と「チキンエスカロップ」を注文した。ビールには我が最愛のスナック菓子「かっぱえびせん」(笑)が付いてきた。

※女将さんに尋ねたら「フライタース」は”一口カツ”とのこと。「フーカデン」は”スコッチエッグ”のようなもののようだ。

冷たいビールとかっぱえびせんをポリポリやりながら待っているとナイフとフォーク、それに「チキンエスカロップ」が運ばれた。細目の衣のチキンカツがどっぷりとケチャップソースにくぐらせてあり、付け合わせは千切りキャベツにトマト、キュウリ、それにポテサラ。部位はもも肉で、まだカリッとしているところをナイフでカットして口に運ぶ。ウマイウマイ。熱々をビールといただく幸せ。近ければ全メニュー制覇したいところだがそうもいかない。胃袋が2つあったらいいのに…。そこでお腹にちょっと無理をして「トルコライス」を追加した。

しばらくして平皿に盛られた「トルコライス」が登場。トルコライスと言えば一番有名な長崎ではピラフ、ナポリタンスパゲティ、ドミグラスソースのかかった豚カツという組み合わせ(岐阜市ではまた違うが・笑)。これでもなかなかに不思議な食べ物だが、こちら安兵衛の「トルコライス」はまた全然違う。ぱっと見はピラフなのだが、刻んだ黒いキクラゲや玉ねぎなどの野菜、それになんとボール状の小さなポークカツがいくつも入っていて、全部混ざっている。何じゃこりゃ、こんなの見たことない…。味付けはバターに塩、胡椒といった感じでシンプルだが、丸くて小さいポークカツもピラフと一緒に口に入るし、キクラゲの食感も面白い。旨いなァ、コレ。無理した割に難なく完食し、1人宴会は終了。名残惜しいが勘定してもらった。

次に来ることが出来たら…、前菜に「カニコキール」と「黒ビール」、「一級酒」を追加してメインは「ミンチエッグス」、財布に余裕があれば「テンドロアンステーキ(※)」、締めは「オムライス」か「特製カツ丼」、いや「ミートスパゲテー(※)」でもいいなァ(←妄想中)。岡崎に住んでいる人達はこの店の価値、分かってくれているだろうか? ※品名はメニュー表記のママ (勘定は¥2,300程)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 店の近くにある家康ゆかりの「松應寺」の木造アーケード参道にテナントが入っていたり(松應寺横丁)、その脇道に商店が点在している面白そうな場所。子供達が駄菓子屋の外のテーブルでかき氷を食べていた。

 

↓ 店から遠くない丘の上には「六供浄水場ポンプ室」(昭和8年・1933・建造)と、隣接する「配水塔」(昭和9年・1934・建造)。以前はもっと近寄れたようだが、現在はフェンスで囲われてしまっていて遠い。六供(ろっく)ってカッコイイ地名だなァ。

 

↓ 市田町の「旧・志貴小児科医院」(昭和3年・1928・建造)。奥の建物は新築され、別棟も撤去されていたが、この建物だけは綺麗に修繕され塗り替えられている。

 

↓ その向かいに建つ「龍城温泉」(建築詳細不明)。タオルまで持っていったが残念ながら時間が合わず入ることが出来なかった。中はなかなかの渋さらしい。是非次回こそ…。

  

 

 


 

 

レストラン 安兵衛

愛知県岡崎市元能見町172

 

( 岡崎 おかざき やすべえ YASUBEI 洋食 洋風料理 レストラン オムライス ミヤビヤ エスカロップ 花街 松応寺 近代建築 近代産業遺産 銭湯 )

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MAMEYA (2) @岐阜県大垣市

2018年07月11日 | 岐阜県(西濃)

以前、大垣に寄った際にコーヒー豆を挽いてもらった自家焙煎の店「MAMEYA」。この日も大垣近辺を散策したが、ちょうどコーヒーが無くなっていたのでまた寄ってみた。駐車場にバイクを入れただけでいい香りが漂ってくる。店に入ると先客が1人。それでも焙煎機がフル稼働だったので、すでに電話で注文が入っているようだ。前回の豆(グアテマラ産)の感想を女将さんと喋っていたら、何となく同じグアテマラ産の別の種類を勧められたのでそれに従う。この日は「グアテマラ・サンドライ」。焙煎を待っている間に提供されたこの日の試飲はニューギニア産の「マウントハーゲン」。口当たりが軟らかく、香りは強くないが後味が甘く感じる。ゆっくりと飲んでいると、後客や電話の客の注文が聞こえるのだが、みんなの拘りがスゴイ。

まだ自宅では挽いていないので、店でペーパードリップ用に挽いてもらったものを帰ってからすぐに開封、試飲。挽いてもらったばかりなのでこんもりとした泡立ちの勢いが違う。やや深煎りで焙煎香は強く酸味は少なめ。苦味は強く、後口はすっきりとしている。もちろん旨くて満足したのだが、やはり前回と同じ傾向の味(←たぶんこれが自分の好みなんだろう)。どうせ家でもほぼ毎日ガブガブ飲むので、もう少し冒険して全然違う地方の豆を試してみても良かったかな。(勘定は¥1,058)

前回の記事はこちら

 


 

↓ 引き続き中山道の赤坂宿(大垣市)を散策。築250年(!)という「鹿光堂」(建築詳細不明)。以前に来た時にはもう少し人の気配があったのだがもう使われていないのかな。屋根の歪みはレンズの歪みではありません。

 

↓ そのまま垂井宿(不破郡垂井町)まで足を伸ばす。現在は休憩所として使われている旅籠「垂井宿お休み処(旧・長浜屋)」。こちらも築200年以上だとか。その後平成まで酒屋として営業していたのだそうだ。

 

↓ 「長浜屋」のはす向かいにある土蔵造りの長屋(建築詳細不明)。もちろん土蔵大衆食堂は既にやってはいないが(天ぷら屋は不明)、どんな造りだったのか見てみたいなァ。

 

↓ 街道が折れ曲がったところに建つ旅籠「亀丸屋」(安永6年・1777・建造)。鉄砲窓や鶯張りの廊下、刀置き台や隠し階段がそのまま残っているのだそうだ。スゴイ。※残念ながらもう営業は止めてしまわれたとか。

 

 


 

オーダー焙煎 MAMEYA

岐阜県大垣市三塚町469-4

 

( 大垣 おおがき マメヤ 珈琲 コーヒー コーヒー豆 珈琲焙煎 豆工房 コーヒーロースト 近代建築 旅籠 旅館 垂井宿 赤坂宿 中山道 中仙道 宿場 )

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How to Become Clairvoyant / Robbie Robertson

2018年07月10日 | クラシック・ロック

 

How to Become Clairvoyant  / Robbie Robertson (2011)

元ザ・バンド(The Band)のロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)による5枚目のアルバム。ザ・バンド時代は多くの曲を手掛けていたにも関わらず解散後は寡作で、あまり活動内容には詳しくないけれど裏方に回っていることが多いのかな。ソロ・キャリアもほとんど追ってこなかったので、アルバムを購入するのは初めて。外国ではどうか知らないが日本の音楽評論の中ではザ・バンド解散の戦犯みたく扱われることが多く、後のレヴォン(Levon Helm)らとの確執もあって、後追いの自分のような人間にも何となくダーティーなイメージが付いてしまっている。バンド解散の実情なんてそんな単純なものじゃないだろうに…。解散前最後の大仕事、映画「ラスト・ワルツ」はDVDでもCDでも所有しているが、映像ではえらく垢抜けたロビーがかっこよくて印象的だった。

このアルバムが気になったのは参加クレジットにあのトレント・レズナー(Trent Reznor)の名があったから。「え!ロビーとトレント?」というどうしても結びつかない2人が何をどうしたのか知りたくなった。ロビーの過去のソロ作品をほとんど知らないので、ある意味ニュートラルな状態で聴くことが出来たが、穏やかな冒頭からなかなか雰囲気があってかっこいい。意外にも彼のギターはあまり目立っていなくて、もともと派手な音色のギターではないが突出することなく曲に馴染んでいる。”歌えない”と揶揄され続けていたロビーの歌も声を張り上げるでもなく呟くように静かに歌っているが、曲調にも合っていてイイじゃないか、なかなか。

肝心のトレントだが、クレジットには”additional textures”としてある。これがプロデュース的な事なのか、何かを提供したのか、意味するところが全然分からないし、インストではあってもナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)的な世界観も音も特に感じられないのだが一体?…。その他にもクラプトン(Eric Clapton)やスティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood)を始めとする豪華なゲスト陣。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against The Machine)のトム・モレロ(Tom Morello)なんていう意外なところも。彼らしいトリッキーなギター音も聴けるが、おおよそかけ離れたスタイルのああいうギターがロビーも好きなのか(笑)。リズム隊には大御所御用達のピノ・パラディーノ(Pino Palladino)やベテラン、ジム・ケルトナー(Jim Keltner)の名前が。ゲストの活躍はさておき、なかなか雰囲気のあるいいアルバムだ。

オークションにて購入(¥468)

  • CD (2011/4/5)
  • Disc : 1
  • Format : CD, Import
  • Label : 429 Records
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あさの (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2018年07月10日 | 岐阜県(岐阜)

JR岐阜駅の西、福住町にあるあんかけスパゲティ専門店「あさの」へ。そもそも土日休みで昼営業のみの店なのでなかなか行く機会も無いのだが、それにも増して階下と向かいにある少ない駐車場がいつもいっぱいで、泣く泣く諦めること既に数度。この日も満車だったが、たまたまいいタイミングで階下の駐車場から1台出たので車を滑り込ませる。階段を上がって店に入るとやはりほぼ満席の盛況ぶり。相変わらずの人気だなァ。ここは相席をさせないので、勘定に立った客の後に窓際の席を確保。元気で人当たりのいい若女将に「チキンレバー」をお願いした。腰の曲がった大女将も忙しそうに片づけで客席を動き回っている。後から見たら厨房の中には同じく腰の曲がった大旦那もご健在! お元気そうでなにより。窓から眺めていると、店前に車が停まっては諦めて立ち去ることが何度も。やはりみんな駐車場で苦労している様子だ。

注文してからはあまり待つことなく熱々の鉄板に盛られた「チキンレバー」が登場。濃く色付いた鶏レバーが沢山入っている。他にはしっかりと火が通ったベーコン2枚。こちら独特のハーバルな香りのソースがしっかり絡まった麺はもちろん軟らかめ。いわゆる胡椒辛い名古屋のあんかけソースとも違う味が旨い。レバーが入っているので風味も変わるのかなと思っていたが、ソースにレバーの風味が移っているわけではなく、あくまでもトッピングといった感じ。粉チーズを振りかけたりして美味しくいただいた。こちらではカスタマイズして自分独自のあんかけスパにする客もいる。びっくりしたのは上に何本かのっているだけの飾り的な”かいわれ大根”を「抜きで。」と注文している客が居たこと(苦笑)。もちろん店は気持ち良く引き受けてくれるのだが、そんなのどうでもいいような気も…。色んな人がいるもんだなァ。次に運良く入れたら「ピカタ」か「あさの特製(海老・目玉焼)」にしてみようかな。(勘定は¥780)

※残念ながら閉店されました(令和3年7月現在)

以前の記事はこちら

コーヒー&スパゲティの店 あさの

岐阜県岐阜市福住町1-14

 

( 岐阜 ぎふ あさの あさ乃 あんかけスパ あんかけスパゲッティー 餡かけスパ あんかけパスタ 餡かけパスタ 鉄板スパ ランチ スパゲッティー 大盛 デカ盛 )

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餃子亭 @愛知県清須市

2018年07月09日 | 愛知県(尾張)

枇杷島駅辺りで車を駐車場に入れ、自転車で美濃路(東海道の宮宿<名古屋・熱田>と中山道の垂井宿<岐阜・垂井町>を結ぶ脇街道)を散策。古い建物の数は多くはないが、往時の雰囲気が少し残る細い街道を流す。そこで昼食に選んだのは街道沿いにあった「餃子亭」。何も情報が無かったが、その潔い店名と看板に吸い寄せられた。自転車を停め、暖簾をくぐって店の中へ。赤いテーブルがいかにも中華飯店という感じ。間口は広くないが奥に長い。テーブル席に腰掛けてメニューと掲げられていた赤い黒板のような品書きにも目をやる。青唐辛子を使ったメニューがいくつかあり惹かれたが、選んだのは「生嗎飯(さんまあはん)」と名付けられたご飯物。もちろん店名にもなっている「焼き餃子」も忘れずに注文。

しばらくして中華スープと共に運ばれた「生嗎飯」は”豚肉と野菜うま煮ご飯”と説明されていた通り、炒めた具材が餡と共にご飯にかけられている。豚肉、タケノコ、ピーマン、玉ねぎ、もやしがすべて細切りにされていて、よくある醤油餡かと思いきや塩餡。もちろん旨くない訳がない。添えられた紅生姜を挟んだり、少し酢をたらしたりしてがっつく。「焼き餃子」は薄皮で包まれていて、しっかり肉が詰まっている。さすが店名に掲げるだけあってこの餃子は旨いなァ。そのままでも旨いし、酢と胡椒でタレを作ってパクパクッと楽しんだ。よくビールを我慢したものだ…。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ 店の駐車場から見えた特異な塗装の洋館(建築詳細不明)。近付けなかったが、よくよく見てみると下見板張りで軒下や玄関口の造りなど、ひょっとして古い建物なのかもしれない。

 

↓ その近所にも興味深い建物が(建築詳細不明)。こちらも道路に面しておらず近付けなかったのだが、縦窓の庇の三角の装飾や軒下、角の柱の装飾などが凝っている。

 

↓ 美濃路沿いにあった「問屋記念館(旧・山田九左衛門邸」(明治初期・建造、移築復元)。日本三大市場のひとつと呼ばれた(知らなかった…)という「下小田井の市」の野菜問屋の建物。

 

 


 

餃子亭

愛知県清須市土器野254-1

 

( 清州 きよす ぎょうざ亭 ぎょうざてい 中華料理 中国料理 中華飯店 ギョーザ ぎょうざ 近代建築 美濃街道 脇往還 脇街道 青物問屋 枇杷島青物市場 )

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備前屋 @愛知県岡崎市

2018年07月08日 | 愛知県(三河・老舗)

小さい頃にテレビのCMで擦り込まれるほど聞いた「♪びぜんやーのーあわゆきー」の「備前屋」へ。創業は天明2年(1782)で、現在は8代目だとか。店は交差点にドーンと建つビル。さすが有名どころ。店の中には様々な菓子が並んでいて和菓子だけだと思っていたら洋菓子も並んでいた。店名も商品名も知っている割には(CMソングって偉大だ)今まで食べたことが無かったので、選んだのはもちろんこちらの代表的な菓子「あわ雪」。これも何種類かあってコーヒー味なんてのものや、キューブ型のチョコレート味なんていうものまで色々。基本の味を知らないので購入したのは「純白」と名付けられた白いもの。きっとこれが基本の味だろう。

帰って思いのほか軽い箱を開ける。包みの中は箱が2つ入っていて、それぞれ箱いっぱいの真っ白な「あわ雪」。綺麗。卵白に砂糖を加えて泡立て寒天で固めたという「あわ雪」はとても滑らかで甘さは思ったより強くなく、何とも不思議な軽い食感。食べているとお茶よりもコーヒーの方が合うんじゃないかなという感じがした。別の色だとどんな味に変わるのかな。(勘定は¥540)

 


 

↓ 東公園の一角に建つ「旧・本多忠次邸」(昭和7年・1932・建造、平成24年移築復元)。岡崎藩主の子孫である忠次が36歳(!)の時に東京・世田谷区野沢に建てた邸宅。平成11年(1999)に売却に伴う取り壊しが検討されたが、ゆかりの地への移築が実現したとのこと。各部屋見どころいっぱいで、照明器具も家具類も意匠が素晴らしい。圧巻はモザイクタイルとステンドグラスで彩られた浴室。復元ということで期待していなかったが見応えあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

備前屋

愛知県岡崎市伝馬通2-17

 

( 岡崎 おかざき びぜんや びぜん屋 和菓子 御菓子司 あわゆき 淡雪 伝馬宿 岡崎城 近代建築 国登録有形文化財 )

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