ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

和泉屋 @愛知県岡崎市

2018年07月17日 | 愛知県(三河・老舗)

岡崎市の街中にある和菓子屋「和泉屋」。創業は昭和7年(1932)と長い歴史がある。店頭で売る団子や饅頭、どら焼きの他に、店内でしるこや関東煮(おでん)まで商っている市民の憩いの場のようだ。この日も店内はほぼいっぱいで、店頭には様々なものを買い求める老若男女で列が出来ていた。すごい人気。この店は進取の気風があるようで、古くからの菓子に加えて色々な新しい菓子が沢山並んでいる。通わないと食べきれない種類の多さ。寒い時期なら店内で温かいものをいただくところだが、この日は日差しが強く暑かった(訪問6月初旬)。最初は団子か饅頭を買おうと並んでいたのに、買う段階になって「くず餅バーの抹茶ミルク1本下さい。」と口に出していた。

手渡してもらい店の外でいただく。このアイスは甘さかなり控えめ。”アイスのようでアイスじゃない”というキャッチ・コピーが付いていたが、プルンとした舌触りで、ゼリーを凍らせた時のような軟らかい不思議な食感がある。大きくないのでクールダウンとまではいかなかったがなかなか旨かった。次は店内で「冷やしぜんざい」「冷やし大福」(どんなの?) なんてところも食べてみたいナ。(勘定は¥170/本)

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 ↓ 同じ通りに建つ食器の店「竹村屋」(建築詳細不明)。緑青(ろくしょう)が吹いた銅板の外壁が渋い。

 

↓ 市内の乙川に架かる「殿橋」(昭和2年・1927・建造)。親柱の重厚でクラッシックなデザインが素敵。竣工時からほぼそのままの姿らしいがちゃんと耐震工事済みだとか。

 

↓ お馴染み、創業正保2年(1645)という八丁味噌の老舗「カクキュー本社事務所」(昭和2年・1927・建造)。本社名は「合資会社・八丁味噌」(!)というんだねェ、知らなかった。昔入ったことがあるが工場見学も出来るようになっているのでとても綺麗に整備されていて、登録有形文化財にも指定されている。

 

↓ 自転車を漕いでフーフー言いながら辿り着いた見合町の広大な敷地に建つ「愛知県立農業大学校講堂・追進館(旧・愛知県追進農場大講堂)」(昭和10年・1935・建造)。ガラス窓から中を覗いてみたが、まるで時間が止まっているような素晴らしい佇まい。

 

 

 

↓ 同じ敷地内に建つ「愛知県立農業大学校・資料室」(昭和16年・1941・建造)。かなり傷みが酷くなってきていて使用されていない模様。そのうち崩れ落ちてしまいそう…。

 


 

 

御菓子司 和泉屋

愛知県岡崎市康生通西2-6

 

( 岡崎 おかざき いずみや いずみ屋 和菓子 御菓子司 菓子処 おでん 関東煮 汁粉 お汁粉 饅頭 まんじゅう 近代建築 国登録有形文化財 近代化産業遺産 )

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