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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大甚本店 @名古屋市中区・伏見 (9)

2024年07月18日 | 名古屋(中区 老舗)

ある日の夕方、まだ明るいうちに伏見駅を出て歩いていると珍しく「大甚本店」に開店前の並びが見当たらない。珍しい日もあるなと用事を済ませ、また戻っても待ちが出ていなかったのでつい「1杯だけ」と暖簾をくぐってしまった(笑)。それでも店内はきっちり満席。1階は1人でも座れず、若主人に「2階なら…。」と案内された。最近は早い時間には来ていなかったが相変わらずの盛況ぶりだ。自分は2階に上がるのは初めて。その2階もほとんど満席だった。窓に向かったカウンター席も埋まっていて(あそこいいなァ…)、かろうじてテーブル席が1つ空いていた。こちらは給仕の男性が2人で回している。

いつものように賀茂鶴の樽酒を”どん燗”でお願いする。何も訊かれなかったけれど大徳利で出てきた。下まで行って取って来た酒肴は「もろこ」と「白和え」。猪口に注いだ酒をグイッと。ウマイ。この時季は窓も開け放されて爽やかだから気持ちがいい(訪問5月半ば)。「もろこ」は飴色に煮込まれた小魚の甘露煮。たしかこちらの老主人の手造りのはず。この東海地方では当たり前にある魚だけれど他所の人にはあまり馴染みが無いかな。1尾は小さいが量はしっかり。「白和え」は人参、蒟蒻、ほうれん草といったところ。甘い味付け。この2品だけでいつまでも呑めちゃう(笑)。でも2合ってあっという間(笑)。結局30分も座っていなかった。もう1階は完全に若主人が回していて、お元気だが老主人は一歩下がっている感じ。あの野太い声もほとんど聞こえなくなった。上手く代を引き継いだものだ。(勘定は¥1,600)

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大甚本店

愛知県名古屋市中区栄1-5-6

 

( 伏見 ふしみ 大甚 だいじん だいじんほんてん 老舗 居酒屋 酒場 賀茂鶴 賀茂鶴樽酒 樽酒 もろこ つくだ煮 かんろ煮 )


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CCSCモデルファン (ストライベック)
2025-05-24 12:47:27
最近はChatGPT(LLM)や生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術とは違った日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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