ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

里山きさら @岐阜県揖斐郡揖斐川町

2018年07月16日 | 岐阜県(西濃)

朝早くバイクで家を出て、揖斐川町の古い建物を見に行く前に朝食に向かったのは「里山きさら」。ジビエを扱う店で”シャルキュトリー・レストラン”と名乗っている。どんな意味だろうと調べてみると「シャルキュトリ(charcuterie):食肉加工品全般の総称」らしい。こちらで肉を加工しているという意味だろうか。以前に岐阜市の郵便局近くで入ったそば居酒屋と関係があるようだ。店に入ると朝早いにも関わらず何組もの先客がいた。近所の方らしきジーサンバーサンのカップルもいらっしゃる。店内のテーブルはほぼ埋まっていたので男性店員に「よろしければ外でも。」と案内された。やや曇り空なのが残念だが、目の前に田んぼと畑と小山が広がる気持のいい席。

ド田舎だけどスピーカーから洒落たボサノヴァ・ジャズが結構な音量で流れている。せっかくの田舎風景で畑の上ではひばりが鳴いていたのでBGMはもう少し小さい音か、無しでもいいかも(笑)。こちらにはモーニング・サービスがあるのだが、何とジビエがいただける。もちろん訪問したのはそれ目当て。種類は2つ。「Jibier Morning」と「Casse-Croute(カスクルート)」。前者にはトースト、玉子に鹿のソーセージとハムが付き、後者は自家製パンのサンドイッチ。選んだのはカスクルート。テリーヌとハムが選べるのだが、尋ねるとハムはあっさりしているので風味を味わいたいならテリーヌをとのこと。なのでもちろんテリーヌでお願いして、飲み物はコーヒーを注文。

しばらくして「カスクルート」が木製のプレートでお洒落に運ばれてきた。軟らかめのバゲットのサンドイッチで、分厚いテリーヌと共にレタス、キュウリ、トマトが挟んである。味付けは軽く、バゲットは大口を開けた状態なので食べづらいことこの上ない(笑)。ある程度解体つつ上手くひと口で入るようにしていただく。鹿のテリーヌが旨い。香辛料の効きは強くなく、鹿肉ならではの濃厚な風味が口に拡がる。ただ挟まれた野菜類がその味の印象を薄くしてしまう気もするので、思い切ってテリーヌのみにして野菜はサラダで添えてもいいかも。苦めのコーヒーはカップの残り方をみるとエスプレッソ・マシーンかフレンチ・プレスで淹れているだろうか。モーニングとしては値段は安くないが、なかなか面白い朝ごはんだった。ランチや夜も興味があるし、店ではソーセージなども売っていたが、それはまた別の機会に。(勘定は¥1,030)

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↓ 揖斐川町で目当ての重厚な建物「フォート光画堂」を訪ねるも、つい最近壊されたようで建て直しが始まっていた…、残念。ショックは大きかったが気を取り直して近所の古い建物を再訪。古い商店街に残る「所薬局」(建築詳細不明)

 

 

↓ こちらも薬局「石原薬局」(建築詳細不明)。店頭のガラスショーケースなどが時代を感じさせる。日本建築だが横に回ると2階の一部に下見板張りの壁が残っていた。はて?

 

 


 

 

シャルキュトリー・レストラン 里山きさら

岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬1272-1

 

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