ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

栄屋 @岐阜県関市

2018年07月24日 | 岐阜県(中濃・老舗)

※訪問は7月1日。その後7月7日の豪雨で店の裏を流れる津保川が氾濫し被災(床上浸水)され、現在営業再開に向けて作業中とのこと。心よりお見舞い申し上げます。(記述内容は被災前の状況です)

ある日曜日の午後に外出先から家に帰ったら、珍しく嫁と娘と息子がスタンバイ。鰻を食べに行こうと話がまとまっていた。店も知人に行ったことのない店を教えてもらったとのこと。その話にそのままのっかり、車を出してドライヴがてら関市の奥、上之保方面へ。のどかな山あいの風景を愛でながら田舎道を走ってきたが脇に入ると風情ある通りが残っており、その先に目指す「栄屋」があった。もとは料理旅館で創業140年にもなる老舗なのだとか。店のすぐ裏には川が流れている(※)。関市内には鰻で有名な店がいくつもあるが市街に集中していて、奥のこの店には来たことがなかった。(※件の氾濫した津保川)

店に入ると先客は地元の方達だろうか、ビール片手に賑やかに談笑中。テーブル席に座ってさっそく注文を入れる。何はなくとも瓶ビール(アサヒ・ドライのみ…)。丼物や定食以外の品書きが見当たらないので何かつまむものはないかと給仕の女の子に尋ねると、奥へ訊きに行き「骨ならあります。」とのこと。持ってきてもらった。各自は丼を頼み、自分はご飯は要らないやと「長焼」を単品で注文。すぐにビール瓶を空にして、日本酒は何があるか尋ねるとまた奥へ。どうもまだ新人のよう。女将さんがやってきて「御代桜」があると言うので常温でお願いした。各自の丼ぶりが届き、自分にはなぜか「長焼定食」が運ばれる…。ま、いいやとご飯を息子に押し付け、そのままいただくことにした。吸い物と漬物(守口漬1切)が付く。鰻は皮がパリッと焼かれていて身も厚い。タレはやや甘め。この地方らしくしっかり濃い目でなかなかいい。家族も旨い旨いとやっつけている。酒の残りとかば焼きでいい気分。吸い物には肝も入っていてなかなか値打ちな鰻だった。並ばなくてもいいし、これならドライヴがてらまた来たいナ。(勘定は¥12,000程)

※営業再開の暁にはぜひまた伺いたいと思います。

 


 

↓ 店の前のなかなか風情のある通り。次の機会にゆっくりと散策してみよう。(※写真は被災前)

 

 


 

栄屋

岐阜県関市上之保15170

 

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コメント
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