初めての岡崎市内を自転車でうろうろしていると酒蔵の建物を発見。表に回ってみると真新しい建物があり、販売所となっていた。こちらは「丸石醸造株式会社」(創業元禄3年・1690)。こういう直売の店はたいてい日曜は閉まっているが、ここは開いていたので入ってみる。暖簾にはこちらの昔からの定番銘柄「長誉」の文字が。綺麗な建物の中には主に吟醸酒「徳川家康」「三河武士」などのラインナップが並べられていて、試飲も出来るとのこと。他にも菓子や小物が並んでいた。自転車なので小さいバッグに入るものしか買って帰られない。定番酒の「長誉」の小さい瓶(1合)だけ買って帰る。
家に帰ってから開けてみた本醸造「長誉」。炭濾過が控えめなのか琥珀色とまでは言わないがしっかりめに色付いている。香りはあまり立っていない。古い銘柄なのできっと昔ながらの甘めかなと思って口に含むが、そうでもなく呑みやすい酒だった。ただしっかり味わうには量が少な過ぎる(笑)。自分の地元でこちらの酒を見たことは無いので、次にこちらの方へ来る機会があったら少なくとも4合瓶位は買わないとナ。(勘定は¥300)
↓ 「日本福音ルーテル岡崎教会教会堂」(昭和28年・1953・建造)◇。ヴォーリズが戦後に作った教会のひとつ。登録有形文化財に指定されている。
↓ すぐ近くにあった元医院の建物(建築詳細不明)◇。大して古くはないかもしれないが、入口の扉や診察室だろう部分の明かり取り窓などに往時の雰囲気が残っていた。
↓ 赤レンガが重厚な「岡崎信用金庫資料館(旧・岡崎銀行本店)」(大正6年・1917・建造)◇。設計は中部地方の近代建築の第一人者、鈴木禎次。昭和20年の空襲で内部は焼失したのだが外部だけ焼け残ったのだとか。その後商工会議所などにも使われたとのこと。現在は1階がギャラリー、2階は貨幣資料館として使われている。
↓ 亀井町にある「加藤左官店」(建築詳細不明)◇。時代は分からないが、特異な形状の屋根部分や脇の飾り、2階真ん中にある装飾された柱(?)が見もの。
愛知県岡崎市中町6-2-5
( 岡崎 おかざき まるいし 丸石醸造 丸石酒蔵 丸石酒造 ながよ 近代建築 国登録有形文化財 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ ヴォーリズ建築 )