河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

セーフティーネット・クライシス

2008-05-11 | Private
科研の報告書を書きながらNHKスペシャルを見ていた。

健康保険を払えない非正規労働者、介護保険の審査が厳しくなったことでそれまでのサービスを自費で払おうとして生活が立ち行かなくなった高齢者、生活保護に頼るシングルマザーと進学できないその子ども……

見ていてつらくなる番組だった。

若くて健康なら貧乏は耐えられる。希望もある。
だが、高齢で収入がなく病気やけがをして誰も頼る人がいなかったらいったいどうやって生きていったらよいのだ。

日本は成熟社会になったというのに社会保障システムはまだまだ不完全だ。
誰もが年を取るし、一人で生きて行かなくてはならない可能性を持つ。

不安を持たずに生きて、日本を元気にできるシステムを早急に整備しなければならないと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする