今日はkameyaさんの出張教室から。まずはラパンさん。真ん中がエンジの方の白い花をやったんだけれど、エンジ部分を自宅でやって来たのね。勿論、前回
こんな感じで・・・と教えてはいるんだけれど、中々良い感じに出来ていて、白い花と比較すると、白い方は葉脈を気にした切り方をして、縦長のパーツで
作っているのと、今日のエンジが入っている花では、横の流れを重視して作っているのね。どちらが良いって訳では無いが、雰囲気が変わって見えるはずなのね。
当然、こんな細かったり、繊細な事をすれば、進み具合は悪くなるんだけれど、ラパンさんがそれでも楽しい・・・って言い出したのね。これはとても
意識が変化して、そうなると進む事より美重視となった事になり、明らかに美しい事が良い事になったから、美しさの為なら進行速度は気にしない・・・って
言うのと、こんな進まない・・・って進む事の方を重視では、質が下がるのね。例えば味は一緒でも、盛り付け1つでも見栄えは変わる。それを料亭なら
食器1つでもこだわるもので・・・作品作りは見栄えなんだから、どう盛り付けるか?を意識しなければ、切った張った・・・って言うのと、えっと・・・
こうやって切って・・・あっここもっとえぐって・・・あっ欠けたぁ、最悪だわっ。切り直しぃぃ・・・えっと、おー切れたぁ。それをこう張って・・・。
ちょっと角度が・・・こうやって直して・・・って、こんな意識をすれば質は当然変わるのね。ただこだわる分、どんどんとか、バンバンって進まないのね。
その意識が変わった・・・それが楽しい・・・進まないのに。進んで楽しいでは無くてね。それをもっとこだわれば、

棟梁になる。花が変われば、パーツの切り方も変わり、ただ色の変化だけでは無いのね。更にグネっと曲げたり見せる為に、えぐったりして・・・。
それを実際こうして比較対象を生で見られるのは、とても勉強になるし、先生の指導の声で無く、経験者としての感想をも聞けるのだから生々しい。
ある意味、先生だから・・・では無く、同じ生徒だから、頑張れば出来るかなぁ・・・って目指す事が可能な気もするのね。そうかと思うと、実際の花より
大きめにすると、

花びらが大きく作れるから、よりグネっとさせられると、より繊細になって来る。しかも沢山張れた感じもする。ただこれも同様で、だんだん細くとか、
グネっと曲げながら・・・となると、揃わないと美しさは半減するし、細かくして誤魔化すって事が出来ないから、そうなっていないと、誰にでも判ってしまうのね。
今、りょうさんはそこに悩んでいる・・・そこが理解出来て出来るようになると、一皮剥けるんだけれど・・・。ただもう一息って感じなんだけれどね。
そんな後はアトリエに戻って、中学生教室。この子は去年3年生だった子の弟。

予定していた位は進んでいて、自宅で15時間くらいやった・・・って言う事で、次回までの1週間で同じくらい進めば、予約も入っているし、特に問題は
無いと思うが、一応次を見て、切り抜けられれば、ここも特に大きな山みたいなのは無く、時間が解決するんじゃないぃぃって、言ってあげられると思う。
仕上がりもお兄ちゃんとも違うように見えるし・・・。さてそんな後は、プチッと麻布小の額縁。

りょうさんはこれが出来ると良いんだけれどね・・・。ちゃんと法則的な切り方になっていると思うんだけれどね。