katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピータ―さん教室とレトロタイル作品2

2020-07-12 07:28:07 | モザイク教室

今日は午後からリピーターさん教室。と言う訳で、それまでの間はレトロタイル作品の第二弾。それが割とワインテーブルが評判良く、問い合わせが数件来て、まだ正式では無いけれど、販売方向に向かっていて、売れる売れないはともかく、

中々手応えを感じたのね。そんな訳で調子に乗っている訳じゃないけれど、一体1回の発送分で大体何個位の作品が作れるものか?を知りたいので、色々と試したいのね。そこで第二弾がこれ。

これも以前購入していた下地なんだけれど、両側面を張ったのね。まだこれでおしまいにするのか?正面も張るのか?は検討中なのね。でもセットで置くと統一感があって、まずまずな雰囲気ではあるのね。そんなこんなでお教室。

手のひらサイズの模様の3つ目。自宅で切ってあり、それを張ったんだけれど、切る事に慣れた分、段々と細かいデザインになっているのね。自分でも3枚並べて本当だぁ・・・って言う位、並べるまで気が付かない程、切る事に慣れている。

そうなると、一応気構えとしての諸注意ね。そもそも最初は切れるかな?って言う気分で始まるから、パーツが大きいのね。けれどたった3枚でここまで切れるって事は、実は器用で、もしかしたら最初から様子を見て作っていた事になる。

そもそもたった3枚でこんな展開は中々見られないのね。そうなると、この先段々と慣れれば慣れる程、このままでは単なるデザイン違いを作って行く事になる。そこで大事になるのが気構えなのね。慣れる事は消して悪い事では無いのね。

ただ良い事と悪い事は背中合わせで、このままでは、このままの腕のデザイン違いになって行くのね。けれど、いくら鍛錬とか精度を上げるとか言っても、何も変わらないのね。頑張れ頑張れの掛け声では頑張れるかも知れないけれど、結果

が付いて来るとは限らないのね。そこで、きちんと気構え。まずもうこれ以上の小さいパーツは切らない。ここまで。つまり質を上げる。では質とは何ぞや?になると、同じ形に揃えて切る事なのね。大体では無くて。でもそれも出来る。

そしたら、張る時も揃える。入らなかったら切り直す。何しろ切っている時に同じように見えても、コンマちょっと違うなんてだけで、こんな小さい下地では入らなくなる。つまり精度を上げるって言うのは、きちんと揃えるって事なのね。

ただそれとて良い事と悪い事があって、精度が揃うって言う事は、こんなパーツが売っているんですか?って質問が来るような事であり、つまり手作り感を失うって事でもあるのね。ただここからが大事な事で、気構えとして、そう言う理由で

・・・と知ってやるのと、知らずにやり続けるのでは意味が違うのね。それが良い例の3枚の比較。知らず知らずに小さいパーツになる。それは切る自信が出来たから。けど、もっと小さくて美しくなるのかな?それは米粒に字を書く芸になる。

そこに書く字は達筆で無いと。精度を求めるのなら。けれど小さい自慢なら、書けていれば良い訳で。話を戻して、つまり今後、精度を上げると切るパーツが統一し、張り方も揃うと、手作り感を失う。そこでいつかそこまで行ったら・・・

良い意味で気を抜く。まっ良いか・・・って。それは消して悪い事では無くて、几帳面になり過ぎないって事なのね。でもそこまで行ってから。普通はね、デザインに悩むものなのね・・・ここに来る人達は。美大卒じゃ無いしね。

だからそこをカバーする為に、精度・・・って切る張る技術に厳しくするのね。でもリピータ―さんはまだいくらでもある。その悩みが無い分、この腕でいくらでも作れるのね。これからもね。だからこそ、精度の話になるのね。それと、

実はリフォームの話が出て、やってみたいらしく、だから尚更そんな話をしたのね。何しろ建築は一生に1回みたいになるし、ノリで作る感じでも無さそうだし、そもそもこのデザインが初回から出る人なんだからね。色々とこっちも気にする

のね。いずれにしても、もうこのシリーズには、口出しは無用で単に話し相手かな?あははは。そんな後、Ducatiのお客さんから、プレゼントした方が随分と気に入って貰ったらしく、証明書とタイトルを頂けないか?のメールが来たのね。

正直、いつもの依頼作品なら、当然1点モノであり、こちらとしても、いつか売れると信じての作品作りなのだから、タイトルだってあるし、ラッカン代わりにサインも入れるのね。ただ今回はわざと控えたのね。理由は1つでプレゼントだから

・・・。そもそもいつもは所有者が依頼主。だから色々と問診もしている。だからこそ感情移入もしやすい。けれど今回はプレゼントどころか、依頼主とは依頼のメール1回だし、その後は社員さんとのわずかなやり取り。これでは必要最低限

の事しかいらないな・・・になる。つまりDucatiさえ和風で似ていれば良い・・・つまりkatsuが作っていれば特に何も問題は無いだけ・・・これで成立。もっと言えばプレゼント相手にはkatsuであろうが無かろうが、関係無いだろう・・・。

そこまで考えての事。もっと言えば、寄贈って会社の名前を後ろに書けば良いのでは無いか?まで考えて。しかし、こうして先方から話が来たのなら、作家katsuとして送ったのだけれど俺はその前に完成してから、かぐやにこんな話をした。

かぐやは生で見たかった・・・と言うので、なら俺はサインもタイトルも書かない。いつか巨匠になってサインして欲しい・・ってお呼ばれしようぜ。その時に一緒に行けば良い。巨匠ならきっと欲しいと思われるだろうから・・・と。

それまでは無名のままで良いじゃん。だって作品が届いた事でビジネスは終了なんだから。そもそも依頼主まではそれで終わっていた事なのだから・・・と。でも、今の段階で欲しいと言われた事は有難い話ではある。

そもそもDucatiと言うのは名車らしく高価である。だから若造のバイクでは無さそうだし、こんな大きな作品を貰っても置ける自宅や会社でも無い限り迷惑にもなる。だからそれを踏まえて割と年齢の行った方かな?と察したのね。

そうなると、果たしてスピードが必要か?ご家族がいたら、もう辞めてくれないかな?とか安全安心を求めたりするんじゃないのかな?なんてね。けれど、そんな名車に乗れるなんて人は成功者だったり、レーサーだったり、こだわりがある人。

きっと最後まで肩で風切る人だろうな・・・とも考える。だから威厳も残したい。こんな事を踏まえて、威厳の部分は精度を上げて、カスタムされた部分が精密に判る様に・・・って事、ご家族の思いはゆっくり走って欲しい事って部分を、

止まっているなら単なるワッペンみたいな作りをすれば良いが、あえて頂いた画像のハンドルが左に傾いた画像を選び、走っているように・・・の比喩で桜の花びらをわずかにタイヤに付けたのね。これを沢山付けたら疾走になるから。

これでゆっくり感は出た。威厳も保たれた。後は?となると、和風仕上げ。額は焼き板で和風に見せたが、バックも・・と念押し。そこであくまでもDucatiがメインなんで、色を消し、目立つように・・・何にしようか?で始まった中で、あの山

型のタイルを見つけたのね。幸い和風らしくも見えたし。所が右上のデザインを見てかぐやが噛みついて来て、それは洋風に見える・・と。ならば正解なのね。えっ?けど和風・・・そうね、全く反対の話だね、一見。でもね、Ducatiなのね。

イタリア車。確かに和風好きだから桜の模様がバイクに入っていたかも知れないが、イタリア車をえらんでいる訳で。そんな単純な話では無かろう。つまりこのバックを和風と洋風のブレンドにすべきでは?と考えたのね。ここが攻めた所。

後は何対何って分量。でもそんなに単純でも無くて、更に下の方は道の景色にしたいから、山に見える様に、とんがりを上のデザインにしたり、谷に見せたり、上は空に向かって雲に・・・とそんなデザインに見える様に考えたのね。

そして道。これはゆっくりとこれからの人生・・・って道なのね。でもきっと第一線を離れたとしても、まだ道は二股三股に分かれていて、まだまだ先は長いですね・・・と願う。きっとご家族もそう願っている事だろう・・・と。

だからタイトルは、そしてまた明日へ・・・でもきっと、そしてまた明日へ疾走になっちゃうんだろうけれど・・・。こんな事は制作中から思っていた。だから、いきなり考えた事では無いから、すぐにこうして入れられる。

そもそも思いなんてものが無く作れるのかな?俺はテレチャンで、自分の思いを作るとは言ったけれど、エゴにならぬよう、自己満足では終わらぬよう・・・ここだけは常に思っている。だから今回も、依頼主の寄贈で良いだろうと考えた。

そしていつか巨匠として堂々とサインを入れに・・・と。それまではお預けってね。かぐやにもその時に見せれば良いと。みんなが認めてくれるその時まで、お楽しみは先延ばし。言いたい事はいっぱいあるが、今日はここまで。


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