katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

中学生教室とキウイとピエロの壁画

2024-07-06 00:32:13 | 労作展
今日は午前中に中学生教室。少し出遅れていて、下絵を見たが3年目の子なんで、小さく無い?これ・・・って言うだけで、意味が分かったようで・・・。何しろテーマがとても難しいのね。

そうね、例えばオーケストラを題材にしたとすると、何十人も描かないとならないのね。しかも人も多いが、全ての人が楽器を持っているのね。それを一体どんな大きさに描くのかな?

そもそも常識とする大きさとは?となった時、良くも悪くも90cm程度だと思っているのね。勿論、常に例外はあって、以前カジキマグロを作った子がいて、それは自分の身長くらいあったのね。

ただそれは90cm程度じゃ全く迫力は出ないし、そもそもバックは要らない分、長いってだけ・・って思えるのなら、親御さんさえ問題無ければ・・・と完成させた事があるのね。

でも今回はそれとは違うのね。確かに畳一枚くらいの大きさなら、そのテーマも作れるだろう。がしかし、非常識過ぎるし、そもそも仮に親御さんに了解が得られたとしても、それなら出遅れる

なんて事が既に間違っているのね。つまりテーマを曲げず、理想も変えずとなったら、普通は正面・・・って言う考え方を捨て、どうしたら迫力を出せるか?と考えるべきなのね。

そこでそのアイデアとして、ジャングル大帝や進撃の巨人2の主題歌部分にヒントがあるから・・
って、ここら辺、ここら辺と2人で見て、確認して、どうやら理解はしたんで、その絵の描き方と

・・・トレーシングペーパーを使って、手書きのアニメーションのような描き方を教えたのね。恐らくこれなら描けるだろうし、それと重ねる事で描かなくても良いし、少し出た部分が遠近感に

繋がるから・・・ってテクニックも教えた。次回までに木に写して来られれば、何とかリカバリーになるって話で終了。そんな後は、キウイとピエロの壁画の続き。今日はクーラーもあるんで、

厳しい暑さも無いし快適な中の制作なんだけれど、そっか・・・キウイとでも、バックにこれだけの時間が掛かるのかぁ・・・って言うのが、正直な感想なのね。昔、モザイクを始めた頃に、

一緒に制作した人達が、katsuの理想を実現するには、お金と時間が3倍掛かる・・・と言われた事があって、それを数年後に2年となり、最後の頃には予定通りになるようになったのね。

つまり今回のモザイクは、また最初に戻っているようなのね。また俺の中で3倍掛かるような事を考えていたのかぁ・・・って。なるほどね・・・とても良い練習になる。そもそもタイルを切る、

張るって事は同じでも、地べたに座っての仕事は、椅子に座ってとは全く違う制作であり、疲労度も、全体を見渡せないくらい大きいから、いちいち面倒なのね。椅子に座ってなら、みんなよりも

ワイドに見える目を持っていても、流石にこの大きさになると、頻繁に立たないと全体が見えないし、だからみんなと同じ視野みたいな感覚になる。勿論それも慣れだから、次にはもう少し、

変わって来るだろう。それとかぐやにしても、キウイにしても目が離せる事で、自分に集中出来るのと、同時に実力者に口を挟まないのだから、一人で一体どの位のグレードで、どんな時間が、

掛かるか?の判断材料としての大体のペースが分かったのね。つまりこの後に手伝う人に一体どの部分の何処をやって貰って、恐らくこんなペースになるだろう・・・みたいな。勿論それは、

同じ事の繰り返しが良いだろうし・・・ただキウイでも慣れるのに時間が掛かる・・・。そもそも難しいのは、既に張ってある、俺とかぐやに馴染む事であって、キウイの判断って訳では無い。

これが普通のみんなで作る・・・ってスタイルなのね。例えば、ドラマや映画、演奏でも同じで、特別な人がいる・・・って場合、ソロが目立つ部分だったり、友情出演だの特別出演なんて、

言うのは、主役でも無いのに、ここで使うかよ・・・ってな豪華な使い方があったりする。でも幼稚園のおゆうぎ会なら、飛び抜けて上手い奴がいる訳じゃ無く、みんな足並み一緒で、多少可愛い

とか、ちょっと元気でハキハキしてる・・・ってな程度だから、そんなに大きな差は無い。じゃそれがオーケストラだと、好みで誰を見る・・・なんて事はあっても、全体をぼやっと見るだろうし

・・・3人のアイドルなんて場合、好みを中心に見るとか、でも歌や演奏だけなら、一人も欠けたりしては成り立たないし、でも調和として、溶け込まないとならないのね。だから誰がどのパート

になるか?って決めないとならないし、ただ誰でも何処でも良い訳じゃ無いのね。それを様子見でキウイがバックをやっているって言うのは、相当豪華である話で・・・本来ならキャラを担当って

人なんだけれどね。いずれにせよ、こうして慣れた上で次の時間があるのなら、その時間にあった場所って話なのね。つまり冒頭の中学生の話と一緒なのね。ただ大きく違うのは、この仕事・・・

期限が無い。ここ。ただグレードを上げれば上げるほど、制作賃金は減るし、でも参加して練習もして欲しいし・・・別に終わらせる為の手伝いでは無く、場慣れの機会とでも考えて貰えると、

良いだろうし・・・とは言え、何でも良い訳では無いのね。何しろこの作品は今後の人生を占うリトマス試験紙となる作品なのだから・・・。

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