katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

キウイ教室と来客2組・・・

2016-11-26 04:00:48 | モザイク教室
今日は朝からキウイ教室。まずはコロで例のパーツ切りから。結果から言うとやっぱり1時間50~60枚って程度が俺のとこの目安かな・・・。それが決まると、簡単な話で誰もがすぐに行けば貰えるアルバイトは一体時給で計算するといくらか?と言うと1000円程度かな・・・?

つまりこの場合、誰でも出来るって話なので、最低保証って金額なんで、本来は質を考慮に入れて貰わないとならないから、能力給って事になると、それ以上の金額になる。プラス材料代になるけれど、今までの3人の失敗数から言うと、平均3枚として10枚弱。

と言うと、150~180枚の成功と10枚弱の失敗で成り立つ・・・って話になる。これで大体の目安が判ったのね。それを踏まえて後は材料費となる。
見積もり的な話はこれで何とか立てられるとして、今度はそれぞれの持ち時間と能力とを考えた時に、一体どの位受け持てるか?になる。

例えば、普通アルバイトって言うのは、出勤日の設定やら時間帯なんかで時給が決まるが、そうね、イメージとしては内職のように俺がパーツの買い取りをする・・・って感じなるだろうから、とは言え、このグレードね・・・って言うのもあるから、無理して質を落としても意味が無い。

となると、イメージとしてはこの人にこの位・・・みたいに振り分ける方が無理が無いし、時間設定なんて事も踏まえると、残りが俺の分って感じになるだろうなぁ・・・。さて俺は何個なんだろう?ちなみに2回とも一応参加しているのだけれど、1回目が80弱、今回が100ちょい・・・。失敗が3枚。

これで大体時間も読めたし、これを踏まえて見積もり・・・となる。そんなこんなでこっちの話はメドが立ったんでそれではお教室。小物のクリスマス作品となるのだけれど、パーツ切りはいくらか仕込んではあったけれど、これを1日で作ったキウイは中々の腕前なのね。

そもそも前半はコロを1時間切るって事で、手が痛い・・・ってしょげていたんだけれど、結果から言えば、夜8時頃にはこうして張り終わっている。要するにここが大事で、その上手さや技術を持ってして、1日で終わった・・・これを何日も掛けてしまっては本末転倒なのね。

それでは大作を作っているのと同じ作り方になるのね。それでは楽しみにならない。それを大作は苦しみながら時間が掛かり、あぁでもない、こうでもないと葛藤して・・・だから、箸休めとか気分転換にやる小物なんだから、お気楽な時間で、こだわりも半分、けど中々の出来栄え・・・。

こんな感じの言葉に当てはまる作り方にならないと・・・。それでいて結果は?と言うと、今のは作り手側として目指す言葉で、逆に人からの評価は、可愛いぃぃなんて言うのが良いのね。これが同じ作り手の大作は?って言うと、凄いぃぃって言われれば、作り方が変わっているように見える訳で。

更に言えば、今のはモザイクをやった事の無い人の評価であって、これが経験者から、この小物でも技術を見て貰って、ここ凄いぃぃとか、あぁこんな事してる・・・とか、見て貰えると、評価として例え小物であっても凄い・・・なんて評価も頂ける訳で・・・。

つまりそんな評価を得られるようになると、質は良いのに時間はそんなに掛かっていないで結果として上出来なんて事になれば、楽しいなんて気持ちになる。これが初めての時の出来たぁぁぁ嬉しい・・・・ってあの時に似た気持ちなのね。

それが上手くなるとついついこだわり過ぎてしまい、小物だろうが大作だろうがいつもいつも同じ感じになり、結局純粋に楽しむモザイクが出来なくなる。それをこうしたメリハリが出来るようになると、上手くなって楽しむ・・・なんてもう1歩上の楽しみ方が手に入ると思うのね。

まっ、キウイが生徒のエースなんて表現をしているのは、教える事も出来て、パーツの仕込みも出来て、大作の果てしなさにも耐えられて、小物もこうした結果を得られる。一通り全てが出来る・・・でも生徒。こんな人がノンプロみたいな存在なんだろうね。

更に上を目指すなら、これで一般的な先生のように提案出来るサンプル作品を定期的に作れて、評価を得られれば、かなりプロっぽくなると思うけれどね・・・ただ当然、そんな事になれば、趣味の甘さではいられなくなるから、厳しさも知らないとならなくなるだろうけれど・・・・。

まぁキウイはそこには手を出さないだろうから、ここら辺でキープしている感じがキウイらしい気がするけれどね・・・・。そんな中、さくらがやって来たのね・・・クリスマスのオブジェを取りに来たのね。それともう1人、急な連絡でやって来た・・・・親父同士が兄弟弟子のタイル屋さん。

以前のアトリエにも来てくれた事があるんだけれど、連絡を貰ったんで、移転した事を伝えて・・・そんなこんなでいらしたのね。どうやら仕事の帰りらしいんだけれど。何かINAXの関連でタイルのアーチストと知り合ったらしく、情報を持って来てくれたのね。

そうね、ここが大事でね・・・ここをどう葛藤するか?が俺に取っては大事でね、折角そう言う情報を持って来て下さったんで、それは感謝なのね。更にINAX関連なんて由緒正しい場所でのイベントに参加されている方なのだから、先人とか、認められた人になるんだろうね。

だから何も実際は見ていないんだけれど、俺より条件の良い人となる。だから嫉妬とかターゲットとか、ライバルとか、目指すとか、こんな気持ちになる事で刺激にするべきなのね。まずは受け入れてね。でもそれを必要以上に感じ過ぎて卑下に繋がるようでは困るし・・・・。

このバランスが大事で、それを受け入れた上で、自分らしく・・・ってぶれない気持ちを持てる・・・ここが大事なのね。受け入れないのでは強がりだし、そんなもんじゃ意味が無い。折角の情報をわざわざ持って来てくれたのだから・・・。

これをね、感受性って言うのを磨くものの1つと考えるのなら、このアトリエの2階と自宅との行き帰りの繰り返しの俺は、山籠もりの陶芸家とか、明治維新の頃を生きている人達のような情報に右往左往してしまうような、今のようにインターネットなんか無い時代を生きているような・・・。

とても先進国の人とは思えない状況での生活・・・そこに海を渡って知り合いが海の向こうの情報をわざわざ持って来てくれた・・・世界にはこんな人がいる・・・ってね。そんな感じ。じゃいつか俺も・・・みたいなね。そんな気分になったのね・・・。こうじゃないと。

人に教えるって事もやっているのに、人を追い掛けて見たり、人に追い掛けられて見たり、嫉妬とは?妬みとは?、卑下とは?そして自分らしさとは?要するに教えるって言うのは、疑似体験の元にそこを乗り切って、こうだった・・・からって、老婆心に変える事で先生としての糧にする。

例えばユーミンは何十年も恋愛の歌を作っているが、全部自分の恋愛か?となると、もしそうならかなりの遊び人になる。まっそんな事は無いだろうから、ほとんどが疑似体験だろうね・・・つまり人の経験をまるで自分の体験のように・・・ってね。

これを昔、飯田譲二氏のさしょうたえこ・・・漢字が浮かばないんだけれど、浅野温子さん主演でのドラマで習ったりしたのね。内容はともかく、プロファイリングをするには、自分が犯人の気持ちになる事で、犯罪の心理を手に入れる・・・って話なんだけれど、それがミイラ取りがミイラに。

つまり犯罪に手を染める事になる。要するにその経験値を自分のものにする・・・って言うのは、その痛みもその快感も手に入れる事になる訳で。
分量を間違えると、ミイラ取りがミイラになるって話。これが理解出来れば、デビルマンも一緒で、悪魔の力を手に入れる・・・。

これもまた考え方は一緒で、虎穴いらずば虎子を得ずって言うのと一緒で、それを得るにはそこに入る・・・つまり正義を貫く為に悪魔の力を得るのに、悪魔に一旦身を投げる・・・そして強い意志を持ってして、心は乗っ取られずに戻って来て悪魔の力だけを得る・・・。

さっきの話と全く同じで、何もかもが疑似体験・・・最近なら進撃の巨人なんかも同様で、全て先人はそれをクリアーした人なんだろうね・・きっと。これを繰り返して経験する事で、卑下せず、おごり高ぶらず、自分らしく・・・になる。

全ての経験値の中で痛みを覚えて、自分らしく・・・に戻れるか?それが感受性を鍛えるバネになる。ただ戻れなければ悪魔に心を奪われる事になり、卑屈になったり、ねたんだり、恨んだり、自分らしさにたどり着く前に、嫉妬だ妬みだ欲望だに飲み込まれる事になる。

子供の頃に受け入れるのは勇気と書いてくれた先生がいた・・・あの頃の俺には全く意味が判らなかったが、今ならとても良く判る。
いずれにせよ、オリジナルを作るって言うのは、そんな簡単なものでは無いが、感受性だの感性なんてもんを磨くのは恐らくこんな事の繰り返し。

技術を磨くのも大事だが、作り手の心も並行に磨かないと、単なる腕のひけらかしになる。良く子供の絵だったり、創作したものを独創性やら個性なんて曖昧な表現をするが、ほぼ全く技術の無いものであるのに、評価の対象になるのは何故か?それが全てだと思うのね。

つまり、技術は習って繰り返せばそこそこ身に付く。けれどそれと同時に人と比べたり、比べられたリに身を置く事で、まっさらだった気持ちに曇りが生まれたり、場合に寄ってはヒビも入るし傷も出来る。大抵のものは修繕屋さんに行けば直るけれど、気持ちは何処で直してくれるんだろうか?

もしこれが事実なら、オリジナルを制作って言うのが大変なのは当たり前で、更にそれを仕事にするなんて地獄だろうね・・・きっと。ただちょつとしたホラーならね、別にそんな事を目指さなければ・・・平気と思うと、そんなに甘くは無くて、結局逃げ場なんて何処にも無いのね・・・きっと。

何故ならみんな、世界に1つだけの花って歌が好きだったりする・・・あれは生き方を個性的として歌ったものであって、制作としてプロを目指して粉々になったとしても、それは結果として腕が無かった・・・で済むが、生き方として個性を手に入れられなかったら?

それはもう個性と言う生き方を手に入れられなかった・・・って事になる。それを見なかった事にしないとならない訳で・・・。まっ、どれもこれも俺の個人の見解であって、売れてない作家の戯言とするも良し、少し参考になると思われれば、足しになって良かった・・・と思うし、

いずれにせよ、どんな話もこれが正解って言うものがあるのなら、みんなそっちに行けば良いだろうし、ただそこにはきっと個性は無いだろうし、少し位変わっても、みんなが同じく少し変わってしまっては、基準はそこが普通になるしそれを大きく変えればそこでは変わり者として目立つだろう。

そこに居場所が無いと感じて反対を歩けば、結果が出ないとあまのじゃく・・・かなり勇気がいるのね。厳しい言い方にはなるが、立ち止まろうが振り返ろうが、前に進もうが、自分の居場所は自分で確保しなければならないだろうし、自分らしさなんてそんな簡単には見つからない・・・。

ただもし自分で見つけられないのなら・・・・俺は俺自身を評価してくれる人に、俺って?って聞くね。それには結婚は失敗したけれど、あの時のスピーチの、両目で見つけ、見つかったら片目をつぶって・・・・ってあれ。そう言う点で言うのなら、今日のさくらやキウイはそう言う人達である。

もし迷う事があるのなら、katsuらしいのは?と聞いてもきっと答えてくれるだろうし、きっと参考になると思う。そう言う人がいるのはそれ自体が自分の財産であり、ただそんな人達はいつも俺に取って有利な事だけを言わないし。厳しいと言えば厳しい事もあるが、それだけに信憑性がある。

あらま、もう朝になっちゃったのね・・・気張ってるのね・・・まっ良いか。これを必要な人へ・・・・俺も何とかやってます。助けてくれる人がいる間に自分らしさを見付けようとする元気を取り戻して下さい。そしてまた頑張って生きて下さい・・・。そんな気持ちで今日はおしまい。

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