解散風に吹き飛ばされて

　昨日衆議院が解散しました。野田首相が「うそつき」呼ばわりを回避するためにいきなり解散をしてしまったので、あっちもこっちも大混乱です。民主党内部では勝てない選挙戦に突入した野田首相についていけないと離党組が相次いでいるようですが、むしろ選挙目当ての風見鶏たちはいなくなった方が野田はせいせいしていることでしょう。とは言え、このまま多くの空白区を作ってしまっては大敗する可能性大ですが。

　自民党も年内解散を迫っていたわりには野田首相のいきなりの解散に泡食ってますが、そもそも民主党が転がり落ちてくるのを待っているだけでは、それほど大きな支持は得られないと思います。第３極を目指す各党も大慌てで合従連衡に励んでいます。増税派の石原と減税を掲げる河村がいきなり合流したかと思ったら、今度は維新と太陽が一緒になるとか。しかも維新は減税と距離を置くと言っているし、どうなっているのか全然わかりません。

　来月１６日の投票日まで、もしくは選挙が終わった後も、どことどこがくっつくのか離れるのか、あれこれやるんでしょう。できることならこれを契機に一気に政界再編が進んで、もっとわかりやすく整理されてくれたらと思います。今は原発、消費税、ＴＰＰなど個別の政策課題に対して、各党の主張がバラバラ過ぎるので、自分が支持したい政党がわかりづらくて困ります。

　さて「近いうち解散」（米紙は「カミカゼ解散」と言ったらしいですが、そちらの方が相応しい気もします）の影響を僕もモロに受けています。いきなり仕事が突然飛び込んできたので、来週の予定がポーンと吹っ飛びました。特にテニスの予定が立たないのが困ります。来週末には１ヵ月延期になった「テニススクール全国大会」の中部地区大会があります。それに備えてしっかり練習するつもりだったのに、下手をすると練習しないままに試合になる可能性も出てきました。

　仕事は仕事、遊びは遊び。大河ドラマじゃないけど「遊びをせんとや生まれけむ」と思っているので、何とか仕事をくぐり抜けながらテニスしたいと思っていますが、さすがにカミカゼの前では難しいかも。