幹事クリタのコーカイブログ

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高橋宏斗の真っ向勝負

2022-09-22 23:11:05 | 野球
 今年の中日は立浪が監督に就任してファンの注目を集めましたが、成績は最下位。まだ5位阪神とは2.5ゲーム差ですから残り8試合を全勝に近い成績を上げれば最下位脱出の可能性はありますが、かなり難しくなってきています。新人監督の立浪に1年目から結果を求めるのは酷だとしても、さすがに最下位は残念です。監督は「打てない」とボヤくばかりですが、オフの補強状況やキャンプ、オープン戦を見ていても昨年までと何ら変わっていなかったのですから、打てないことは予想がついたはずです。半年間、なんら打開策を見出せなかったのは監督の失敗でしょう。

 強いて言えば若手を積極的に起用したことで、来季以降に希望はつながったかなと思います。特に野手では岡林、投手では高橋宏です。岡林は1番ライトに定着して、ほぼシーズンを通して活躍を続けました。岡林が出塁すれば2番大島、3番阿部、4番ビシエドの上位打線なら得点の気配が生じます。問題はピストルばかりなので、いかに大砲を主軸に据えることができるかどうかですが、これは故障で離脱した石川の復帰と、シーズンオフにパワーヒッターを獲得できるかにかかっています。チーム本塁打が村上ひとりの本塁打数と競り合っているようでは話になりません。

 投手ではやはり高橋宏斗が目を惹きます。今日のヤクルト戦でも村上を筆頭にした強力打線相手に7回1安打無失点の快投を見せました。特に村上には圧巻の投球で、真っ向勝負を挑んで2打席連続三振に切ってとったところは、すでに若きエースの風格さえ感じさせます。高橋が投げると特に打てない中日打線ですが、今日は何とか3点を取って援護することができました。高橋はこれで6勝6敗になりましたが防御率は2.26で、7勝の大野雄や8勝の柳よりも上回っています。もし中日以外のチームで投げていたら10勝はしていたのではないかと思います。ちなみに村上は高橋に抑えられて60本塁打も厳しくなってきましたし、打率も2位大島に8厘差にまで迫られてきました。このままだと三冠王も黄信号です。

 中日の若手には良い素材の選手がたくさんいるのに、育成下手なのでアマチュア球界からは評判が悪いそうです。投手は若い頃は素晴らしいボールを投げているのに、使い過ぎなのか管理が悪いのか大抵すぐに故障します。打者はみんな小さくまとまってしまいます。平田だって高橋周だって高校時代は期待の長距離打者だったのに、ミート中心のバッターになってしまいました。村上やパ・リーグの柳田、吉田正、山川のように豪快にバットを振る選手になぜ育てないのか不思議です。広いドームが本拠地だからこそ、飛距離が必要でしょう。石川だけは小さくまとまって欲しくありません。

 来季はもっと若手中心のチームに作り変えて、数年後には落合監督時代以来の黄金期到来を期待したいところです。監督は別に立浪でなくても、また中日OBでなくても構わないので。

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