いまうちのマンションは大規模修繕工事の真っ最中です。外側をすっかり覆われてしまい、目が覚めても晴れているのか曇っているのかもよくわかりません。日当たりと眺望が気に入って高層階(と言ってもタワーマンションではないので14階)に住んでいるのに、足場を工事の人が歩くのでカーテンも開けられません。
今のマンションに引っ越したのは13年前のことです。それまで20年住んでいたマンションの東側にドーンと新しく少し背の高いマンションができて、それまで気に入っていた日当りと眺望が失われてしまったから、その隣に建った当のマンションに引っ越しました。引っ越し距離はわずか15メートルです。
そしていままた東側にマンションが建築中です。幸いなことに、少し距離があって50メートルくらい離れていることと、坂の下なので眺望が少し悪くはなりますが、日当たりは関係ないし、向こうからこちらが覗かれる心配もありません。また引っ越すという必要はなさそうです。
その建築中のマンションの販売チラシが今日ポスティングされていたので、どれどれと読んだのですが、驚いたのが価格の高さ。坪単価で単純に割ると今のうちのマンションが約133万円なのに、新しいマンションは約190万円くらいになります。設備の内容を読んだ限りではうちとほとんど同等ですし、駅からは50メートルほど遠くなります。ちなみに15メートル駅に近い以前のマンションは坪単価約97万円くらい。バブル直前で安かったとは言え、やはりお買い得でした。
いま住んでいる地域が名古屋では人気の高い住宅地とは言え、ここまで名古屋のマンション価格が高騰してくるとは驚きです。中古マンションの価格も13年前にマンションを売った時よりはるかに上がっています。いくら名古屋経済が手堅いとは言え、これから人口減少で家が余ってくる時代が来るというのに、そんなに高い価格で不動産を買って大丈夫なのかと心配になります。家族が増えた息子には「今は賃貸の方が良いんじゃないか」と助言しています。高値で不動産を掴むと本当に後々苦しくなりますからね。