幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

安倍派の怒りは石破を助ける

2024-10-09 23:59:21 | 政治
 石破が裏金議員を非公認にしたり比例との重複立候補を認めないとしたことで、旧安倍派を中心とした裏金議員たちが怒りまくっているそうです。「喧嘩を売られた」と思って、選挙が終わったら倒閣運動するとか言ってるらしいですが、それをまたマスコミが面白がって報道して火に油を注ぐものだから、どんどん自民党内の対立が深まっているようです。単純に事象面だけ見れば、そりゃ裏金議員たちは怒るだろうなと思う反面、それは言うのはあまりにも政治家として未熟ではないかと思わざるを得ません。そもそもこの状況を招いたのは誰のせいだったのか、胸に手を当てて考えて欲しいものです。

 統一教会との関係の深さと裏金の金額の大きさはかなりの相関関係にあるようです。しかもその両方に大きく関わっているのが旧安倍派です。今の自民党の支持率の低下を招いたのは、この旧安倍派の議員たちなのに、自分たちが非公認にされたら怒るというのを、世間では「逆恨み」と言うのです。そんな逆恨みを表に出せば出すほど、世の中は「なんてアホな連中だ」と余計に冷ややかな目で見るのに、それがわからないで「石破内閣を倒せ」などと言っているのですから、相当思慮が足りない政治家たちなんだろう、そりゃ落選するよと思います。

 本来ならしっかりと反省したポーズを取って、釈明会見のひとつもして、改めて選挙戦で説明をしていくのでよろしくお願いします、と低姿勢で臨むのが普通の社会人の態度でしょう。反省も謝罪も釈明もしないでは、理解も得られないし共感も同情すらもされません。自分のことを棚に上げて理不尽に怒っている人がいたら、みんな離れていくばかりです。そして、石破とその周囲にしてみたら、そうやって旧安倍派がヒールを演じれば演じるほど、やっぱり今回の措置は正しかったのだと世間にアピールできます。選挙で自民党の議席は減るでしょうが、一番減ったのが旧安倍派だったら、石破としてはしてやったりです。どうせ減るなら政敵が減るのが一番だからです。

 それにしても小泉進次郎を選対委員長に抜擢したのは、石破にしてみれば良い人事でした。人気者のシンジローがバッサリ裏金議員たちを切ってくれたら石破も助かるし、シンジローの株も上がります。石破の次は高市と思っている保守系議員が減って、高市よりもシンジローの方が石破の後継候補にも浮上してきます。もちろん旧安倍派が結構生き残ったら、石破にしてみたら対応は大変になりますが、その時は自民党もあまり負けていないはずなので、倒閣運動するには説得力が足りません。この選挙で自民党の誰が落ちて国会から消えるのか、かなり注目です。
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