今年のJリーグとプロ野球、どちらも名古屋は最悪のスタートでした。グランパスは開幕から3試合連続で敗戦で勝点0で最下位独走。同じくドラゴンズも開幕3連戦で1分2敗と唯一勝利のないチームで、今年も最下位なのかとファンを落胆させました。ところがグランパスはそこから急浮上。1分を挟んで今日で4連勝、一気に順位を8位まで上げてきました。グランパスはここ4年間は3位、5位、8位、6位とまあまあ良い位置をキープしていますが、優勝には届いていません。今年こそという思いは皆持っていることでしょう。
ドラゴンズは昨日こそ継投の失敗、守りの細かいミスで勝利を逃し引き分けましたが、今日は試合をひっくり返して6連勝、首位をがっちりキープしています。グランパスと違ってずっと低迷が続いているチームですが、昨年までとは違って、したたかな勝ち方ができるようになりました。盤石の投手陣の足を引っ張ってきた野手陣でしたが、今年は打力も守備力もレベルアップしています。
まだ開幕したばかりなので、今の調子がいつまでも続くわけではないことは重々承知ですが、少なくともこのくらいの野球はできるようになったんだという安心感はあります。これなら大崩れしないでシーズンをそこそこの成績で乗り切れるのではないかという期待感も高まっています。ただこの先は交流戦がありますし、夏場の暑さをどう乗り切るか、そして終盤の緊迫した優勝争いやCSシリーズ進出争いに慣れていないチームだけに、心配の種は尽きません。