幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

借金の陰に名捕手不在あり

2015-07-03 23:59:41 | 野球
 今日の試合でヤクルトと阪神が負けて、ついにセ・リーグは全チームが借金生活に入ってしまいました。史上初の珍事です。しかも1位から5位までなんと0.5ゲーム差。横一線です。あ、ひとつだけ4馬身ほど遅れているチームがいますが、きっとみんなの目には入ってないんでしょうね。話題にものぼりませんから。

 この大混戦は「激戦」とか「熾烈な争い」という感じではなく、「どんぐりの背比べ」でしかありません。サッカーで言えばパ・リーグがJ1でセ・リーグはJ2かなというくらい差を感じます。日本シリーズでどこが出場してもソフトバンクあたりにボコボコにされそうです。

 このどんぐり合戦の直接の原因のひとつはどのチームも抑え投手がしっかりしていないからですが、その遠因には良い捕手がいないということもあると思います。強いチームには必ず名捕手がいるものですが、今のセ・リーグには6球団のどこにも「これ」といった捕手がいません。オールスターのファン投票1位がもう捕手ではない阿部なのですから悲惨です。

 安定したレギュラー捕手がいなければリードも成長しません。捕手は何より守備の要であり、リード、キャッチング、スローイングに優れていることが必要です。打てればなお良いですが、打てなくてもディフェンス力が優れていれば毎試合何点も防ぐことができるのです。

 このセ・リーグのいわば「暗黒時代」を抜け出せるチームは、球界を代表するような名捕手を育てられたチームになると思います。
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