kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

今後の上値は円相場しだい

2011-07-21 08:25:29 | 日記
今後の展開もNY市場の動向と円相場が鍵を握って
います。やはり円相場が80円割れの現状では輸出株の
自立反発後の続伸を期待するには少し荷が重すぎます。
その円相場も欧米の債務問題が一段落しても米国の景
気停滞の不安解消がなければ80円台に戻ることは現状
では難しそうです。

そうなると物色銘柄も内需関連中心の現在の流れが変
わらないことを意味します。しかし既に多くの銘柄は
ここ数ヶ月ずっと上昇していますから途中で買いに出
るには少し勇気が要ります。

いろいろ考えていくと自分が押し目を狙っている銘柄
は今のところ流れから逸れていますから今月戻ったと
しても幅はあまり取れないのかもしれません。半導体
関連銘柄にしても世界的な景気減速懸念から日本だけ
でなく世界の市場の関連銘柄が下落しています。

ひょっとしたらインテルが発表する決算がキッカケに
なるかもしれません。しかし米国市場ではインテルの
決算を境にこれまでは下落に転じているという嫌な経
験則もあります。現金ポジションが多目の投資家には
多少リスクをとっても少し先を考えたら戻りそうな銘
柄の仕込みのチャンスかも知れませんが。

しかし既に投資資金の多くを使い切っている投資家に
とっては虎の子の資金ですからやや慎重に対処する必
要があります。ここは安全第一に考えた投資が一番な
のかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主力株の苦難はつづく!?

2011-07-20 08:16:44 | 日記
新高値60銘柄、新安値はエルピーダの1銘柄のみ日経
平均は84円安で200日移動平均割れ、円相場の高止ま
りもあり自動車、電機、精密の主力株は一段安に沈む。

機械株でもオオクマは年初来高値を更新しているのに
牧野フライスやツガミはマイナス圏での展開でした。
また電子部品株でもアルプス電気はこのところジリ高
なのに京セラやTDKは震災後の安値に近づいている

確かに国内消費は震災後の低迷を脱して持ち直してい
ます。家電量販店やドラッグストア、それに地方スー
パーの一角の業績は好調に推移しているようです。円
高もあり資金は内需関連銘柄に向かっていることは理
解できます。

しかし国際競争力のある大手部品株までジリ貧になる
の理由がわかりません。確かに薄型テレビ向けは中国
の在庫増もあり低調でしょう。しかしスマホ向けの高
性能な部品はまだまだ日本企業の優位性は揺るぎませ
ん。

また自動車の急回復は電子部品にも追い風が吹きます。
ハイブリッドやEV向けはこれまで以上に電子部品の
需要を押し上げます。今は相場の流れの変わるのを待
つしかなさそうです。果報はやはり寝て待ちましょう。

さて今日の東京市場はNY市場の大幅反発もあり寄り
付きから幅広い銘柄に買い物が入りそうです日経平均
は1万円近くまで上昇する可能性は高そうです。もっと
もまだまだ欧米の財務問題は尾を引きそうですから昨
日で底打ち反転とはすんなりいかないでしょう。

またテクニカル面では騰落レシオが19日現在130と買わ
れすぎの120を上回っています。今週は基本的には調整
局面の途中という認識でいいのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三度目の正直ならず

2011-07-19 09:31:35 | 日記
どうやら今月も月末、月初高の中旬安の展開になりそ
うです。日経平均という指数上はさほどの下げを感じ
ませんが、新高値銘柄を見ても小売りや小型機械株の
一角が買われているだけで2週間ほど前まであれほど
賑わっていた日産自動車などの輸送用機器やニコンや
パナソニックなどの電機、精密株も気が付けば上昇し
たかなりの部分は帳消しになっています。

誤算だったのはギリシャ問題に一応の目途がつき、ま
た日米ともマクロ指標から個別決算の内容に市場の関
心が移ると思いましたが、米国の財務上限問題やギリ
シャからアイルランドやポルトガル果てはイタリアま
で国債利回りが急上昇して一向にこの問題の先行きが
読めないことです。

また一部に日本のお盆休みの8月は例年円高が進みや
すいと警戒していたのですが、前倒しで7月に円高が
進んだこと、しかも今回の円高は一時的な80円割れ
ではなく78円から79円で定着しそうな雰囲気もあ
ります。

昨日も金相場が1600ドル超えとこの半月で100ドル近く
上昇したことなどはきっとユーロ圏や米国の債務問題
の根が深いということを市場が感じ取って第三の通貨
である金に資金が流入しているのでしょう。

以上のことを踏まえて主力株の調整が長引く可能性も
捨てきれずここは買い余力を温存しながら流れを見極
めたいと考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シナリオの変更も視野に

2011-07-18 10:28:03 | 日記
米国企業の決算が今週から本格化します。個別企業の業績は
おおむね好調のようです。しかし株式市場の反応を見ると全
体への波及は今一つのようです。好調な企業業績もそれは4
~6月期についてであり今年後半の米国景気の先行きに今一つ
確信が持てないことや欧州問題のくすぶりそれに中国の引き
締めの継続から予想よりも景気が減速するリスクもあります。

これに加えて円相場の高止まりもあり外需依存度の高い自動車
電機、精密の輸出御三家の株価は目先に限っては大きな戻りは
期待できないかもしれません。やはり80円割れの円相場が長く
続くとサプライチェ-ンの急回復から下期V字の業績回復を
期待していた自動車などの関連銘柄も多少不安が出てきます。

日経平均の1万円前後の揉み合いが続くとしても物色銘柄は
国内の消費関連などに限定される可能性もあり主力株につい
ては叩き売られる場面でもなければ値ごろ感だけで買うこと
はリスク管理の点から避けなければなりません。

主力株は1月高値の銘柄も多く8月にかけて売り圧力がかかる
ことも考慮してしばらくは様子見が妥当かもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

流れを読む難しさ

2011-07-17 13:11:38 | 日記
PERがどんなに低かろうと新聞に好材料の
ニュースが出ようと流れに外れている銘柄の
上昇は一時的です。株式市場で旨く立ち回る
ためにはこの流れを掴む事が重要です。

もっともこの流れも永遠に続くわけではあり
ません。ほんの些細なことがきっかけでまっ
たく流れが変わってしまうこともこれまで沢
山ありました。

その意味では来週のポイントも内需株物色の
流れが続くのかどうかの一点に尽きます。米
国の景気回復のもたつきそれに伴うリスク回
避の円高イコール輸出株売りの内需株買いの
方程式が変わるとしたらやはり米国のハイテ
ク株企業の業績好調、円相場の反転、輸出株の
反発という流れになるかどうかです。

主力どころの輸出株で底値圏の銘柄には打診買
いを程度なら買いもありでしょうが、追加の買
いは流れがどちらに向かうか見通せない現状で
は様子見という判断が正しそうです。もし一段
安でもあれば絶好の買い場にはなりますが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする