年初に今年の相場は一筋縄ではいかないと書きましたが、予想以上に難解な
相場になっています。東京市場は昨年の相場の延長線ならざっくり言えばNY
市場1万7000ドル、円相場が103円台なら最低でも日経平均は1万6000円、大手
証券の強気な見方に従えば1万6500円になっていても不思議ではありません。
ところが実際は1万5500円超えると途端に上値の重くなります。まあ下値も現状
の円相場や米国株の堅調さそれにGPIFへの期待もあり下値目途も1万4800円
近辺とみられます。ただし売買高の低迷は深刻です。このままでは大型株主導
の本格的な業績相場は期待できません。
マイナーSQ当日の8日の1万5000円割れからの今回の上昇局面でも円安でメリ
ットを受ける輸出関連銘柄の上昇は限定的で主役は内需株でした。それもアベ
ノミクスで上昇の目立った不動産株や金融株ではなく建設株が一番の人気でし
た。この上昇局面で新高値銘柄が連日100銘柄を超えている大きな要因は上場
銘柄の多い建設株の人気に依るところが大です。
アベノミクス相場で橋梁株や建設株が人気になり小型株の中では突飛高する
銘柄も過去にはありましたが。人気も一過性で終わることが多かった以前の
ケースとは違って建設株買いは結果的に夏相場では大きな流れになりました。
一時は人手不足による人件費の上昇が受注増加による好業績期待に水を差
すとみられていましたが、選別受注を徹底することにより工事採算は上向いて
いて息の長い相場に繋がったようです。
もっとも目先的にはテクニカル的には移動平均との乖離が警戒水域に差し掛
かっている銘柄も多くいつ調整局面が訪れても不思議ではありません。この先
どれほどの上昇余地があるのか今後はリスクとリターンを計りにかけながら
判断する必要があります。来週から9月相場になりますが、よく月が替わると
人気銘柄も入れ替わるという現象も起きています。梯子を外される前に安全な
場所に避難することも忘れてはいけません。
明日の更新はお休みします。
相場になっています。東京市場は昨年の相場の延長線ならざっくり言えばNY
市場1万7000ドル、円相場が103円台なら最低でも日経平均は1万6000円、大手
証券の強気な見方に従えば1万6500円になっていても不思議ではありません。
ところが実際は1万5500円超えると途端に上値の重くなります。まあ下値も現状
の円相場や米国株の堅調さそれにGPIFへの期待もあり下値目途も1万4800円
近辺とみられます。ただし売買高の低迷は深刻です。このままでは大型株主導
の本格的な業績相場は期待できません。
マイナーSQ当日の8日の1万5000円割れからの今回の上昇局面でも円安でメリ
ットを受ける輸出関連銘柄の上昇は限定的で主役は内需株でした。それもアベ
ノミクスで上昇の目立った不動産株や金融株ではなく建設株が一番の人気でし
た。この上昇局面で新高値銘柄が連日100銘柄を超えている大きな要因は上場
銘柄の多い建設株の人気に依るところが大です。
アベノミクス相場で橋梁株や建設株が人気になり小型株の中では突飛高する
銘柄も過去にはありましたが。人気も一過性で終わることが多かった以前の
ケースとは違って建設株買いは結果的に夏相場では大きな流れになりました。
一時は人手不足による人件費の上昇が受注増加による好業績期待に水を差
すとみられていましたが、選別受注を徹底することにより工事採算は上向いて
いて息の長い相場に繋がったようです。
もっとも目先的にはテクニカル的には移動平均との乖離が警戒水域に差し掛
かっている銘柄も多くいつ調整局面が訪れても不思議ではありません。この先
どれほどの上昇余地があるのか今後はリスクとリターンを計りにかけながら
判断する必要があります。来週から9月相場になりますが、よく月が替わると
人気銘柄も入れ替わるという現象も起きています。梯子を外される前に安全な
場所に避難することも忘れてはいけません。
明日の更新はお休みします。