kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

円高

2011-07-16 10:12:15 | 日記
円相場が高止まりしています。3月に76円まで円高が進んだ
局面でも各国との協調介入もありすぐに80円台に戻しました。
しかし今回は79円前後で推移し再び80円台に戻れるか微妙
な情勢です。今回の円高は欧州や米国の政府債務削減への不信
感からと言われています。

もしこのまま一段の円高はないとしても今までのレンジ(80
円から85円)から一段下のレンジ(75円から80円)に
当面留まるとしたら代表的な輸出産業(自動車、電機、精密など)
の株価の立ち直りや戻りの幅にも少なからず影響がありそうです。
日米金利差がこれ以上縮む可能性は低く一段の円高はないだろうと
いうのが今のところのメインシナリオですが、時として相場と言う
ものは多くの見方と反対方向に動くものです。ここは注意深く為替
の動向をチェックしましょう。

今週の日経平均こそ悪材料山積の割には週の前半の急落後は底堅く
推移しましたが、内需関連の食品や小売株ばかり高値を追い底値
圏にみえた電機株の一角(半導体関連)には一段安した銘柄もあ
りました。

明らかに流れは円高を避けて業績好調な食品や小売、機械株の一角
などが物色の中心です。ただし年初来の安値からかなり水準訂正し
た銘柄も多くこの位置から今買うにはリスクとリターンを考えて少
し躊躇する場面です。

昨日は自宅のPCが故障したことやノートブックのデータカードの
更新手続きに時間がかかったことでマーケットの動きもチェックで
きず久々にブログ休みました。更新を楽しみにしていた方には申し
訳ありませんでした。
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欧州問題は目の上のたんこぶ

2011-07-14 09:05:16 | 日記
昨年のGW以降世界の資本、為替市場は欧州のソブリン
リスク問題に振り回されています。統一通貨ユーロ導入
でもなければ南欧諸国の問題ももう少し一過性の悪材料
として織り込みこれほどまでに長く世界経済にとっての
懸念材料としてリスク要因とはならなったでしょうが。

この問題ばかりはどんな結末が待っているのか皆目見当
もつきませんが、少なくとも同じユーロ圏のドイツとは
国民性も大きく違う民族だということは理解できます。
ユーロ導入で最も恩恵を受けているのは為替リスク無し
にユーロ圏に輸出できるドイツですからなかなか国民の
理解は得にくいでしょうが、現状の体制を維持しようと
したらドイツがかなりの負担を覚悟しなければならない
のでしょう。

かつての日本の住専の不良債権のようにこの問題の根本
的解決は小手先の対策で先送りしている間は解決しそう
もありません。しかし痛みを伴う解決には時間をかけて
利害関係者の調整が必要であり、まだまだこの先も振り
回されそうです。

今後の東京市場もやはりカギを握るのはNY市場の動向
であり外国人投資家の売買動向であります。ハイテク株
の先行き不安を映して東京市場は内需関連銘柄物色が盛
んですが、やはりハイテク株の出直りなくして一段高は
望めません。その意味では良くも悪くも来週のインテル
の決算がキッカケになるかもしれません。

救いといえばこの3週間の株価の上昇で信用買い残高が
2千億円ほど減少したことです。この需給関係の好転は
相場下落局面での押し目買いとなり下げが相対的に小さ
くなる可能性があります。目先の安値は日経平均ベース
で9800円前後と今は考えています。

強気筋の読みでは今週は前半は下げても週末にかけて一
段高を期待する声もありましたが残念ながら今週は調整
局面のようです。依然として予断を許さない欧州問題や
それを受けたNY市場の軟調な展開それに騰落レシオが
示すテクニカル的な過熱感など今週は辛抱が必要な週の
ようです。
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内需関連銘柄の物色は続く!?

2011-07-13 11:32:27 | 日記
NY続落、円相場が79円割れ寸前まで下落、シカゴCME
9810円という条件でスタートした東京市場ですが朝方に38
円安の9887円まで下げた後は買い戻しも入り9900円台後半
まで戻す場面がありました。もっとも自動車や電機の一角
それに精密株の軟調なまま引けました。

まあ欧州の危機再燃からNY市場安それに急激なユーロ安
と80円割れの円高では主力の輸出関連銘柄を物色する流れ
にはならす、午前の新高値銘柄を見ると内需関連銘柄の食
品や小売株がずらり並んでいることを見ても景気敏感株か
ら猛暑も手伝い業績好調な小売株などに人気が流れること
は仕方ないことでしょう。

テクニカル的な過熱感(騰落レシオが昨日現在131)なども
ありこの調整も必然的なのかもしれません。目先的にはいき
おいのあるこれらの銘柄の物色でつないで外部環境の好転を
待つ展開でしょうか。

日経平均は先週、震災後の高値を更新したことから次第に化
学株や電子部品株などの震災前の水準に達してない銘柄が
サプライチェーンの想定以上の回復から今週は水準訂正に
入るという読みは結果的に少し早すぎたのかもしれません。

何事も思い通りにはいかないのもまあ仕方ありません。しか
し株価の流れは日の当たる銘柄もあれば日陰の銘柄もありま
す。株価の勢いだけ見ると日の当たる銘柄がこの先もずっと
買われ続けるかというと確率上では案外その可能性は低いよ
うに感じます。

個別銘柄選びではあくまで業績ベースで最終的には株価の位
置も変わってくると思います。株価の位置、業績見通しなど
考えながら株価の動向をチェックしていきましょう。
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小売りセクターが堅調な訳

2011-07-12 09:49:03 | 日記
11日の新高値銘柄43の内、卸売小売りセクターから
半数近くの20銘柄がランクインしています。米国の
雇用情勢の状況から今一つ経済の回復軌道に自信が持
てず、それが償却法でこの夏の節電ビジネスへの期待
もあり株高に繋がっているのでしょうか。

まあ11日にはエルピーダメモリが増資懸念から急落し
(その後最大800億円の増資を正式発表)それが半導体
市況悪化のために財務改善を急いでいるとの連想を呼
びそれが他の半導体関連銘柄の収益悪化への警戒感と
なり多くの半導体関連株の下落につながりました。

しかし慢性的な過当競争を繰り広げるDRAM主力の
エルピーダとサムスンと東芝の2社が7割弱のシェア
を持ちそれが価格の下落を相対的に小幅に留めている
フラッシュメモリ主力の東芝とでは事業環境が違うと
思います。またデジカメから成長著しいスマホそれに
タブレット型PCにまで用途が広がるフラッシュメモ
リ主力の東芝はアップルという安定した需要の見込め
る取引先を持ち落ち込みがあっても限定的だと思いま
す。

確かに民生用のエレクトニクスの景気は今一つよく
ありません。問題は現在の株価の位置です。東芝にし
ても東エレクにしても過去1年の高値から3割ほど下の
位置に株価はあります。国際競争力を失った業界なら
ともかくまだこの2社の成長余力は残っていると私は
判断しています。ここからの下値は限定的ではないで
しょうか。

消費関連銘柄は震災後の個人消費の低迷懸念から売ら
れていたセクターです。ところがここへきて猛暑も味
方して消費は盛り返しています。叩かれた銘柄の反動
高はもう少し続くのかもしれません。ともかく1万円と
いう水準は多くの市場関係者が9月までに予想した上限
ですからここからはかなり強弱感が分かれるでしょう。
それでも収益内容からまだまだ水準訂正がありそうな
銘柄は多いと思いますが。
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果報は寝て待て

2011-07-11 09:50:07 | 日記
11日の東京市場は1万69円でスタートその後1万58円ま
で下げる場面もありましたが、下げ渋りから1万100円
に乗せ一進一退で推移しています。また今週は大方の
予想では震災後の高値を試すという見方のほうが多い
ようでした。

東京市場の今後もやはり鍵はNY市場の動向でしょうか。
今回の雇用統計の下振れも一時的で7~9月期には改善に
向かうという見方がNY市場の下げ渋りにつながったと
私も考えています。

今週から本格化する個別企業の決算内容と今後の見通し
次第で相場に動きが出そうです。今のところ米国の企業
は平均で7%増益という予想がニュースで伝わっていま
すが、サプライチェーンの寸断の影響がなくなる7~9
月期には再び二桁の増益基調に戻るのか否かで今後のN
Y市場の上値も変わってくるでしょう。

東京市場も先駆した自動車株の一段高と周辺銘柄への波
及という好循環が生まれれば震災前日の終値1万434円へ
のチャレンジも夢では無いように思います。

私は電子部品や化学株も含めた素材株で自動車業界の回
復で恩恵を受ける企業の安いところを拾ってあとは「果
報は寝て待て」の心境で対処しようと考えています。
今日の安いところで素材株の一部と大手部品メーカーの
株を拾いました。
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