kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

明るい新年相場になりますように

2013-12-30 08:02:11 | 日記
実質2014年相場に突入した26日以降東京市場は日経平均主導の相場から
TOPIX主導の相場へと流れが変わったようです。それまで先物御三家と機械
株など一部の銘柄のみ上昇して好業績でも多くの銘柄は値下がりするいう歪
な展開が続いていましたが26日、27日の二日間は急激に歪みの是正がおき
ました。

それにしても最後の最後まで税制変更前の駆け込み売りが続くとは意外でした。
かねてから周知徹底していた税制変更ですから多くの投資家は既に売るべきも
のは売り切ったと思ったのですが、こんなに駆け込み売却で最後までバタバタす
るとは思いませんでした。いくら税制が10%から20%へと強化されるといっても
余程多額の含み益が乗っている銘柄ならともかく今年中に売却するのが得か
20%にアップしても来年売却するのが得かは株価の動きによっては正直どちら
とも言えません。

税率の変更は株価の先行きとは無関係です。株価がまだ上昇すると思えば
無理に年内に売却する必要はありません。まして同じ銘柄を買いなおすなら
同値で行ったとしても往復の手数料を考えたらどっちが得かよく天秤に懸け
てみなければ分かりません。

さて大納会の東京市場は海外市場で105円台の円安もありNY市場が小幅安だ
ったにも拘らず上昇して始まる可能性が高そうです。そのあとは9連騰による高
値警戒感と新年相場への期待感からの綱引きでしょうか。もっとも日経平均は
27日に軟調だったファーストなどの値嵩株の動き次第であっという間に変わりま
す。ポイントはどんな業種どんな銘柄が人気化するかです。きっと来年を占う意味
でも重要になります。不動産や金融などそれにコア30銘柄のような大型株の人気
が続くかどうかです。

大納会の最後まで高値警戒感と新年相場への期待から綱引きで迎えそうです。
まあ思うとおりにならないのが市場の常とは言え来年も難しいかじ取りが必要の
ようです。反省材料もいっぱいあった今年の相場の教訓をぜひ来年はエネルギ
ーにしたいものです。

さて日本より一足早く2014年相場がスタートする欧米の為替や株式相場はどん
な展開でしょう。今年は海外市場の急騰を受け日本も新年は好調なスタートを
切りましたがさて来年は。

年内の更新は今日が最後になります。新年は6日より始める予定です。みなさん
よいお年を!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外国人投資家さまさま

2013-12-28 08:23:18 | 日記
2012年の1万395円から1万6178円(27日現在)と5783円(56%)上昇した東京市場
も残すところあと1日の営業日を残すのみとなりました。正直この時期に1万6000円
を超える株価を見られるとは思いませんでした。特に11月11日から始まった先物
主導による上昇には驚きました。この上昇の陰で動いたのは英国に本拠地を置く
大手ヘッジファンドだとネットニュースは伝えています。最後の最後まで今年の主
役は外国人投資家でした。しかも短期的な流れを主導したのはヘッジファンドの
怒涛の大口先物取引だったようです。

日経平均に続いてTOPIXも12月26日に今年の高値を更新しましたが、それでも
時価総額上位50銘柄のうち4~5月の高値を更新した銘柄はおよそ5割です。そ
の中にはトヨタや三菱UFJなど時価総額トップテンに入っている銘柄もあります。
この中から来期も含めて業績が好調な銘柄が5月高値を目指しそうです。おそらく
26日にそれまで動きの鈍かったTOPIXが一気に年初来高値を更新したことが
主力銘柄復権の狼煙だったのかもしれません。

自身のトレードでを振り返ると9月まで順調に利益を積み上げられましたが、10月
以降は一転日経平均の上昇に全くついてゆけず蚊帳の外、トヨタ株に執着した
のが過ちのもとだったようです。マツダや富士重工をそのまま持ち続けたのなら
事態は変わっていたでしょう。またその後守りを重視して高値から3割下落した
銘柄を仕込んだらこれが大外れの結果なり大きなダメージになりました。

大きく下げる過程である程度の悪材料は織り込んだと考えていましたが全く当て
が外れました。優良株でも中型株の3割下落は安全圏ではないということです。
大きな反省材料です。やはり業績の予想外の下方修正や増資による希薄化など
個別株のリスクはどこに潜んでいるか見当がつきません。いかにリスクを少なく
するか来年の大きな課題です。

やはり基本は分散投資なのでしょうが。余りにも銘柄を広げると投資効率の悪化
や目配せが行き届かなかったりという弊害もあります。年明け1月末から始まる
四半期決算を考えると日経平均に連動するレバレッジを効かせたETFなども投資
の対象にすべきかどうか検討の余地はあります。日経平均のパフォーマンスに
届かなかった今年の成績を考えるとリスク軽減しながら日経平均を上回る値上が
り益を狙えるETFも加えるべきかもしれません。

27日の取引でも武田が期待の新薬開発を中止するという報道で一時420円安ま
で売られました。配当利回りが高くNISA口座スタートでの注目銘柄になっていま
した。個別銘柄でのリスク軽減は容易いことではありません。

日本株の5割を超える上昇は外国人投資家が14兆円買い越したおかげです。
2014年も引き続いて外国人投資家がどんな投資行動をとるかで日本株の行方
が決まります。27日も主力株への外国人投資家の買いが活発だったそうです。
クリスマス休暇中のこの時期は例年外国人投資家の動きが鈍いのですが27日
も売買代金が2兆2000億円弱と余り落ちていません。この水準から買い始める
のには抵抗がありますが、やはり外国人投資家についていくしかないのかも
しれません。相場の流れを見極めるいことが重要です。

明日の更新はお休みします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっと正常に戻りましたね、しかし…

2013-12-27 08:33:18 | 日記
26日の東京市場は時価総額の大きな銘柄が買われTOPIXが高値を更新しま
した。9割を超える銘柄が値上がりし日経平均の上昇に違和感を覚えることも
ない一日でした。年明けからの譲渡益課税強化での駆け込み売りもなくなり
NISA口座での買い付けがスタートして需給面での改善が日経平均一段高の
一つの要因です。もちろん円安トレンドが続いていることも輸出企業への支援
材料となっていることも大きな要因です。

まあ幸先の良い新年相場に水を差すようですが、いくらなんでも上昇ピッチが
早すぎませんか。26日まで7連騰で都合1042円高です。年末年始の先高観が
いくら強いからと言ってこのペースでの上昇が続くとはとても思えません。
実質新年度スタートで幅広い銘柄が買われ7か月ぶりにTOPIXも高値を更新
しました。実質新年相場がほぼ全面高、相場のことですから分かりませんが
市場が強気に傾きすぎた時いつスピード調整があっても不思議ではありません。
おそらく今日もNY市場が高いことから続伸して始まるでしょうが、スピード調整の
可能性は徐々に高まっているのかもしれません。

あれだけモテハヤサレ成長株の優等生とみられていたユニチャーム株は26日も
30円値下がり18日の6540円から5日連続安で740円下げました。中国市場での
販売苦戦があるようです。どんなに良い相場環境でも逆行安する銘柄はありま
す。業績を抜きに思惑で上昇した銘柄ならともかくROE(17%)が高く外国人投
資家に人気の銘柄でも人気離散で短期間に1割弱も下げてしまいます。銘柄選
びはとても難しいことを認識すべきです。

今までの例でいうと何を買っても儲かりそうな時には得てして調整が近いケース
が多々ありました。もちろんスピード調整であって余程のことがない限り大きな
調整があるとは思っていません。それと年内余り上昇してしまうと2014年相場の
スタート台が高くなりすぎてしまいます。相場にも適度な息継ぎは必要です。1万
6000円で年越しできれば御の字です。これ以上上げないで!切なる願いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歪な上昇

2013-12-26 08:54:14 | 日記
日経平均が25日今年の初めて終値ベースで1万6000円台に到達した東京市場
前日比120円上昇したにもかかわらず値下がり銘柄755、値上がり銘柄870と値
下がり銘柄が115上回りました。TOPIXは僅か0.6%の上昇にとどまり日経平均
が全体の動きと乖離していることは明らかです。また日経平均がこの6営業日で
850円ほど上昇したのに騰落レシオは84%台でした。とても株価が年初来高値を
更新している局面での数字とは思えないものです。

また新高値銘柄が28に対して新安値銘柄が29銘柄も出ています。日経平均が
120円上昇して今年の高値を付けたのなら新高値銘柄はこの倍の数、新安値
銘柄はせいぜい2、3銘柄というのが普通の現象です。譲渡益課税強化前の
個人投資家の駆け込み売りが原因なら状況は様変わりするでしょうが。

本当に市場関係者のコメントのように日経平均という指数を鵜呑みにしてどこ
まで強気になっていいものかどうか判断に迷うところです。2000円上昇して日経
平均をひと銘柄で78円持ち上げたファーストリテイリングは既にPERが51倍です。
海外の同業他社のH&Mやザラは30倍そこそこですから割高感は否めません。
ファーストリテイリングを取引単位の100株買うだけで444万円近い資金が必要
です。とても多くの個人投資家が手掛けられる銘柄ではありません。特定の大口
の資金が意図的に買っているとしか思えません。

ちなみに時価総額50位までの銘柄で4月から5月にかけて付けた高値を更新した
銘柄は半分以下の23銘柄です。また高値から未だに2割から3割近い銘柄が下
落したままのコマツや日産自動車など決して少なくありません。日経平均という
指数は5月高値を更新しましたが、TOPIXの1276を20ポイント以上も下回ってい
ます。どこまでこの歪な相場は続くのでしょうか。内外の投資環境は良好ですか
ら相場の上昇は年明け以降も続くという見方には賛成ですが、この歪な上昇が
後々思わぬ反動を起こさないか心配です。

日経平均的には好調に推移している12月の東京市場ですが、問題は1月下旬
から2月初旬にかけて四半期決算発表があります。1年の四分の三を消化した
時点で今期業績の大まかな数字が明らかになります。そして来期の見通しも気
になりだす頃です。経済紙の観測記事も会社側の発表前には出てくることもある
でしょう。

株価の底上げも進み円安や米国景気の好調から業績に対する期待値は高く
なる一方です。期待値が高い分、市場予想に達しない銘柄には容赦ないたた
き売りが出る可能性もあります。既にその兆しは出ているのかもしれません。
ユニチャームやゼオンなど日経平均に逆行するように下げ続けています。

今からもう一度業績を再点検する必要がありそうです。ポイントは米国経済の
好調がどこまで支援材料になるか新興国の景気減速の影響がどのくらい業績
に影響を与えるのかどうかなどです。悪材料が表面化していないにも拘らず下
げ続けている銘柄を値ごろだけで拾うのは少し待ったほうがいいかもしれませ
ん。リバウンド狙いで買うなら表面化して下げた後です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真相は藪の中

2013-12-25 06:32:47 | 日記
最近のオリエンタルランドやJTなどの軟調な理由は課税強化前に個人投資家が
駆け込みで売っているからだと言われています。業績好調にもかかわらず個人
投資家の持ち株の多いトヨタ自動車の冴えない理由も駆け込み売却だという説も
あります。もっとも今年同じく個人投資家に人気あり持ち株も多いソフトバンクは
今年株価が3倍弱に上昇したにも関わらずなお高値圏で推移しています。現物の
個人投資家の実需売り以上の買いが入っていることなのでしょうか。

違いといえば後者は日経平均の寄与率が高く特定の海外ファンドが大量取得し
ていることでしょうか。結局市場の噂であり事実そうなのかもしれませんが、そう
でないかもしれません。噂が独り歩きしているのかもしれません。真相はやはり
最後まで分からないのかもしれません。

確かに東京市場にはNY高とか円安というかなり強力な追い風が吹いています。
しかしこれだけの環境でも5月のように売買代金が大きく膨らむこともなく日経
平均という指数が際立って上昇しています。日経平均がTOPIXに比べてどのくら
いの割合で買われているかを示すNT倍率は今年最高の1.59まで上昇していま
す。この数字は過去の例からみれば飛び抜けて高い数値です。しかもこの倍率
はこのところじりじりと拡大しています。NT倍率が通常の姿に戻るためにはTO
PIXの上昇率が今後高くなるのかそれとも日経平均が下げて両者のかい離が
縮小するかです。それとも歪な姿もずっと続けばこれが新しいスタンダードという
ことになるのでしょうか。

NISA口座の資金が来年からどっと市場になだれ込むかも現状では期待先行です。
NISA口座の100万円という資金は短期間に値幅を狙う資金とは性格が違います。
確かに外部環境が好転していることは安心感がありますが、投資家の心理として
は1年間に6割も上昇した翌年の相場を考えればどこかで波乱があっても不思議で
はありません。100万円という上限が決まっている訳ですから1年間を見通した投資
作戦が必要です。短期売買ならともかく中長期の資産の運用が目的であるNISA
口座の趣旨からは少しずつ買い増していくというのが基本です。

市場が期待していているように来年受け渡しの26日からどっと資金が流入すると
考えるのは無理があるように思えます。やはりスタートしてみなければ分かりませ
んが相場の下支え役というくらいに考えておいた方が無難です。余りにも期待が
強すぎるとその反動が怖いと感じる投資家は多いと思います。

特定の銘柄が買い上げられる相場に限界はないのか、11月8日の安値(14080円)
から二か月もたたない内に2000円近く上昇した訳です。このまま波乱もなく上昇
するのでしょうか。先物主導の相場だけに短期筋の動き次第では年末年始での
多少の波乱は想定しておくべきかもしれません。

年内受け渡し最後の25日の東京市場はいったいどんな動きになるのでしょうか。
24日に節目の1万6000円台乗せを達成したこともあり年内の換金売りが出て下落
するのでしょうか。それとも2014年相場への期待から上昇するのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする