kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

歴史は繰り返す?

2010-06-30 14:19:49 | 日記
今年の相場はどうも2004年型相場に非常に似通ってきたという見方を
最近目にするようになりました。
2003年にITバブル崩壊から6割弱下げて4月28日に7603円をつけました。
そこから6割ほど上昇して2004年4月26日に12195円の高値をつけました。
その後は11000円を中心とした上下500円ほどのボックス相場が1年弱
続きました。

今回もリーマンショックで2009年3月10日のザラ場安値7021円まで
6割ほど下げてそこからから2010年4月5日のザラ場11408円まで6割ほど
上昇しました。歴史が繰り返されるとしたら今度の展開は良くて下限
9000円から上限10000円くらいまでのボックス相場ないしはユーロ圏で
の悪材料が重なり上値を切り下げながら8500前後まで下落するとの
シナリオが現実になるかもしれません。

2004年の時には調整のキッカケは米国と中国の引き締めでした。
しかし今回は中国の引き締めはあっても米国の利上げは当分先送りに
なりました。替わって2004年当時にはなかったユーロ問題が今回は
懸念材料として大きく浮上しました。

なかなか人間は目に見えないものに対して疑いを持ちません。
現状では企業業績が好調なのにどうしてここまで株価が下がるのか
不思議でならないと思います。私もその一人ですが、2兆円弱の信用
買い残高がその気持ちを表しています。

しかし現実は現実として受け入れなければなりません。くれぐれも
期待や希望だけでこれ以上のリスクを取らないように慎重な行動が必要です。
どうやら少なくとも今年いっぱいは戻りは限定的です。
あえて買いに出るとすれば新聞の一面に下げのニュースが大きく出るとかこれから
一段の駄目押しが入るような場合だけです。

もう一度いいます投資資金さえあればいずれチャンスは巡ってきます。
それまではもうしばらくの辛抱です。
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値ごろ感という落とし穴

2010-06-30 10:46:27 | 日記
今日の下げでW底からの反発は短命に終わったことが明らかになりました。
おくらく7月末から発表される第一四半期の企業業績は電機、精密、自動車などは
為替予約の効果もあり予想通りかそれ以上に好調だと思いますが、市場の目は7月
以降の見通しに向いています。しかしこのところの円高や米国景気の減速懸念から
企業の見通しはより慎重なものになるでしょう。

ということは株価の位置にもよりますが、少なくとも決算発表をキッカケに
大きく上昇する銘柄は少ないでしょう。
むしろ事前予想が良かった銘柄のわずかな下方修正でも売られる懸念はついて
まわります。

高値から軒並み2割から3割も下落した銘柄は今期の企業業績から見たら
確かに売られすぎということは言えるでしょう。
私もそう思い先週には押し目買いのチャンスだと考えていました。
しかしトレンドはまだ上向きになった訳ではなかったということです。

市場には目に見えない流れがあり今はわずかな悪材料でも実態以上に売られる
局面ですからなかなか下値のメドがつきにくくなっています。
多くの個人投資家も値ごろ感から割安だという判断があるからこそ先週も信用
買い残高が400億円ほど増加して再び2兆円の大台に乗ったのだと思います。
反対に売り残高が140億円ほど減少したのは値ごろ感から買い戻す人が多かった
証拠です。

時として投資の世界では多くの人が間違った行動をし少数の人が正しい判断を
すると言われています。
確かに多数派にいた方が心理的には安心だしそれなりの説明も付くでしょう。
しかし、そこに時として大きな落とし穴があることも事実です。
当面に投資に臆病なほうが無難なようです。

今日、今年の安値を更新したことを考えれば目先あや戻しがあっても
しばらくは下値模索の展開でしょう。
やはり9000円前後の下値を試すのかもしれません。
ひょっとしたらあと1ヶ月くらいは我慢の相場になるかもしれません。
そのくらい最悪の状況を考えて行動したほうがよさそうです。

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一段安に備える

2010-06-29 14:45:39 | 日記
29日の東京市場は午後からアジア安、円高など懸念して一段安になっています。
今日の新聞によると自動車生産などは好調で特に海外生産はリーマンショック前の
水準を超えてきたという記事などそれ程悪い状況ではないと思うのですが、株価は
下げています。

先週の月曜日に戻り高値を付けただけに今度は下値を試す展開になっています。
期待値が低いだけに米国の雇用統計などで余程のことがない限り売られることは
ないと思っていますが、東京市場は外国人投資家次第で先の安値を割る可能性が
高くなるかもしれません。
いずれにしてもここは事態の推移を注視するしかないようです。

日立が安値を更新してきました。
300円台で止まるのか割れがあるのか注目しています。
実際に買う買わないは別にしていつでも買える準備だけはしておく必要があります。
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外国人売り

2010-06-29 10:49:10 | 日記
ここへきて寄り付き段階での外国人投資家の売りが増えてきたことが
気になります。
6月決算のヘッジファンドの売りは峠を越えたと思うのですが
何といっても外国人投資家の売買動向が東京市場の行方を左右しますから
ここまで下げてきた水準からさらに売ってくるということはどんな
理由があってのことでしょうか。

今週から株主総会も終了し企業の持ち合い解消の売りに加えて7月には
みずほFGの8000億円の増資、それに1月高値の信用期日到来。
これらの需給悪を乗り越えて株式市場は上昇できるのでしょうか。

米国の経済指標の発表を控えて週の前半はどうにも動きの取れない
展開が続いています。
日米とも雇用統計の数字を見る限り雇用なき景気回復であり、米国の
住宅市場や日本の不動産市場の回復はまだ先という感じです。

今週の経済指標の発表の後の株式市場の反応や7月中旬から本格化する
米国企業の業績など確認しなければならないことは山ほどあります。
輸出の主力株は2月の安値あたりまで下落しました。
しかし2兆円の信用買い残は今の相場環境ではいかにも重い
それを跳ね返せるだけのポジティブな材料が出ればいいのですが。
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果たして9500円前後が底なのか?

2010-06-28 10:23:18 | 日記
本日の東京市場は輸出株売りの内需株買いの展開になっています。
しかし内需株が買われる程度では全体相場を引っ張っていける状況では
ありません。
円相場が89円台前半で推移している状況では輸出株に積極的に押し目が
入らないのも仕方ないかもしれません。

まあ、トヨタやソニー、キャノンなどの主力の輸出株が下げ止まる
気配は今のところありません。
最終的には外部の環境の悪化で大きく売られないと底が入らないの
かもしれません。
大きく売られればリバウンド狙いで買えるチャンスが来るかも
しれませんが、現状では値ごろ感だけで買うのはリスクが大きすぎると
思っています。

W底を形成して上昇トレンドに乗るかと思えた1週間前の月曜日の
大幅高でしばらくは堅調な相場が続くと思われましたが相場は分から
ないものです。
案外7月にはどこかで年初来安値をつける場面があるのかもしれません。
日経平均が1月15日に高値を付けた時の信用買いの期日が来て
先行き不透明感が出ると投売りが出るかもしれません。

弱気なことばかり思い浮かびますが、少なくとも売られすぎだと
言われながら一向に下げ止まらない主力株の値動きを見ていると
一般的に言われているよりも相場見通しは暗いのかも知れません。

買いにむかってチャンスがあるとすれば大きく下落した時以外に
ないような気がします。
その時までじっとチャンスを待ちましょう。
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