今週の東京市場は尚もボラティリティの高い展開が予想されます。もっとも
日経平均は大発会の終値2万9301円から27日の2万6170円まで3131円まで大
きく値を下げたことから一旦は戻りを試す展開も予想されます。火曜日から
2月相場入りすることで月初高というアノマリーにも期待したいところです。
そして決算発表が本格化します。先週の決算発表では富士通や日本電産が失
望売りに押されました。富士通は主力のIT分野での苦戦、日本電産は二桁増益
でしたが、決算内容に物足りなさが指摘され下落に歯止めがかかりませんで
した。高いPER(28日時点でも38倍)がネックとなっているようです。
富士通はDX関連の本命、日本電産はEV関連の本命とみられコロナショック後
テーマ買い物色に乗り大きく上昇しました。両分野とも将来性を疑う余地はあ
りませんが、結果的に市場の過大な期待から株価に割高感が強まったようです。
一方信越化学や富士電機は市場の予想を越える好決算を好感して大きく反発し
ました。信越化学は半導体関連、富士通はEVで需要急増が予想されるパワー
半導体の大手です。テーマ株物色で人気化したことは一緒ですが、PER面で
割高感が少なかったことや業績の上方修正が好感されたようです。
今週から決算発表が本格化します。注目点は業績の上方修正があるのか、テー
マ株買いで割高な水準のまま市場の高い期待に応えられるのかです。テーマ株
買いで一緒に買われた銘柄でも明暗が分かれることには注意が必要です。再生
可能エネルギー関連で人気化したレノバは4か月で高値から五分の一になりまし
た。
フィンテック人気で沸いた新興市場銘柄にも緩和相場の終焉で厳しい現実が待
っているところもあるでしょう。テーマ株買いも業績が付いてこなければ高い
株価を維持できないことは歴史が証明しています。
次回の更新は2月1日を予定しています。
日経平均は大発会の終値2万9301円から27日の2万6170円まで3131円まで大
きく値を下げたことから一旦は戻りを試す展開も予想されます。火曜日から
2月相場入りすることで月初高というアノマリーにも期待したいところです。
そして決算発表が本格化します。先週の決算発表では富士通や日本電産が失
望売りに押されました。富士通は主力のIT分野での苦戦、日本電産は二桁増益
でしたが、決算内容に物足りなさが指摘され下落に歯止めがかかりませんで
した。高いPER(28日時点でも38倍)がネックとなっているようです。
富士通はDX関連の本命、日本電産はEV関連の本命とみられコロナショック後
テーマ買い物色に乗り大きく上昇しました。両分野とも将来性を疑う余地はあ
りませんが、結果的に市場の過大な期待から株価に割高感が強まったようです。
一方信越化学や富士電機は市場の予想を越える好決算を好感して大きく反発し
ました。信越化学は半導体関連、富士通はEVで需要急増が予想されるパワー
半導体の大手です。テーマ株物色で人気化したことは一緒ですが、PER面で
割高感が少なかったことや業績の上方修正が好感されたようです。
今週から決算発表が本格化します。注目点は業績の上方修正があるのか、テー
マ株買いで割高な水準のまま市場の高い期待に応えられるのかです。テーマ株
買いで一緒に買われた銘柄でも明暗が分かれることには注意が必要です。再生
可能エネルギー関連で人気化したレノバは4か月で高値から五分の一になりまし
た。
フィンテック人気で沸いた新興市場銘柄にも緩和相場の終焉で厳しい現実が待
っているところもあるでしょう。テーマ株買いも業績が付いてこなければ高い
株価を維持できないことは歴史が証明しています。
次回の更新は2月1日を予定しています。