kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

おまけ

2014-12-31 08:45:58 | 日記
まさか279円安で大納会を終えるとは驚きの結果でしたね。年明けから
崩れることはあっても年内は堅調かと思いましたが最後の2営業日は
午年の格言である尻下がりの展開でした。選挙までは高いと思えば1週
間前にはピークを付けてしまうし年内は堅調かと思えばまさかの大納会
での大失速。早めの行動を心がける必要がありそうです。

解説を読む限り30日の下げはギリシャ政局混迷と原油安からのポジション
調整とありましたがこの二つとも以前から懸念された材料でサプライズな
悪材料ではありませんね。下げが言わせた犯人説のように思えます。急反
発した反動もあるでしょう。円相場次第で日経平均も大きく上下する脆い構
図は相変わらずです。

まあ東京市場が休みの間海外市場に大きな波乱がなければ大発会では
いったん反発も予想されます。まあ為替も含めてあくまでも海外要因で振り
回される相場は年明け以降も続きそうです。NY市場の動きや原油価格など
も含めてこまめにチェックする必要は今後も続きそうです。

取り敢えず海外市場の大きな波乱が起こらないことを期待したいものです。
これで本当に最後の更新になります。
みなさま良いお年を。
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大納会

2014-12-30 07:48:27 | 日記
今年の立ち会いもあと一日を残すのみとなりました。2013年の大納会が
16291円でしたから29日時点で1438円(8.8%)上昇した計算になります。
もっともここまでの道のりは波乱の連続でした。ウクライナ情勢の緊迫化
から地政学的リスクの高まりで年初から東京市場は波乱の展開で2月4日
には14008円まで下落、年明け1ヶ月で2283円安という大幅な調整に遭遇
しました。

その後は反発しましたが8月まで16000円台を回復することはなく14000弱と
15000円台後半のボックス相場が続きました。9月末に16291円を更新しまし
たが10月17日には14529円まで急落するというように短期間に大幅下落が
東京市場を襲いました。高値を更新した直後に急落という東京市場の問題
は今年も改善されなかった宿題になりました。

大納会を残していますが年間で9%近い上昇が出来たのは10月31日の黒田
日銀のサプライズ緩和でしょう。サプライズ緩和で日経平均は節目の16000円
前半の水準から抜け出し17000円台まで駆け上がることになります。12月の
原油急落ショック安も短期間で取り戻し「終わりよければすべてよし」なのかも
しれませんが今年は下げ局面での忍耐力が試される年でした。

M証券のH氏が情報番組で自分の日経平均予想を年末の着地点がほぼ的中
ということで70点の自己採点をしていましたが年初から年末までのトレンドは
予想と余りにもかけ離れたものでした。実際にトレードしている投資家からする
と着地点よりもどんなトレンドを日経平均が辿っていたかのほうがより重要では
ないかと考えています。その点を考えると70点はかなり甘めの採点ではないか
と思ってしまいます。

「閑散に売りなし」29日の東京市場は米国株の高値更新を受けて堅調に推移
すると考えていましたが午後からエボラ関連の悪材料が出て急落、その後買い
戻されましたが結局下げを取り戻すまで戻りませんでした。29日のNY市場も
小幅下落でしたから大納会で3年連続高値引けという期待は後退したようです。

来年は高値2万円に到達との予想が多いようですが途中どんなトレンドを描く
かのほうが大事だと考えています。高い発射台から始まる1月相場をどのよう
なトレンドを辿るか年末年始の海外市場を見ながらじっくり考えたいと思います。

年内の更新は今日が最後になります。
新年は4日からまた始めます。
皆様良いお年を。
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静かな高値更新か

2014-12-29 08:11:11 | 日記
29日の東京市場は週末のNY市場が連日で高値更新したことが支えになり
大納会を待たずに8日の年初来高値(17935円)更新も期待出来そうです。
26日の東京市場は日経平均こそ10円高でしたが値上がり1422銘柄、値下が
り362銘柄でした。この数字だけ見れば日経平均が三桁上昇しても不思議で
はなかったのに小幅上昇に止まったのは指数採用銘柄(ファーストリテイリン
グ等)などの一部の銘柄が足を引っ張ったことが大きかったようです。

海外投資家の参戦も限られ国内の機関投資家も正月休みモードで少なくとも
29日は閑散に売り無しで東京市場は静かな高値更新という可能性も高そうで
す。もっとも年内の堅調さが年明け以降も続くという保証がないのも事実です。
東京市場が正月休み中に海外情勢次第で年明け相場はガラリ変わる可能性
も捨てきれません。

12月中旬に日米とも調整を入れたので当面は大きな下落は考えにくいという
見方がある一方予想外の悪材料が出て年明け以降海外短期筋が売りから入
るという見方もあります。基本逆張りの個人投資家も大きく下げれば別ですが
18000円に近づく水準では積極的な買いは見込めないという見方もあります。
そうすると積極的に上値を買ってくるのはやはり海外短期筋を中心としたセク
ターです。この水準から一段高になるのは海外市場のさらなる上昇といった
支援材料も必要です。

5日の大発会の週は9日にミニSQが控えています。12月のメジャーSQの週は
波乱に見舞われましたが反対に海外情勢に大きな変化がなければ指数主導
でリーマン前の高値18312円挑戦もあり得るかもしれません。もっともこの先の
一段高は目先は絶好の売り場になるかもしれません。12月中旬の調整を挟ん
だとはいえ年明け以降も上昇すれば上昇期間は3か月になります。

急騰や急落はいつの場合も想定外の出来事が引き起こします。日銀のサプラ
イズ緩和や消費税引き上げ延期、原油の急落など市場が大きく変動した原因
はその多くが市場参加者の想定外の出来事が関係しています。年明け以降の
日本株は数年来の高い水準にあるだけにしばらく高値追いが続くケースや一
段高の後は調整が入るケースまたは年明け以降高値波乱のケースなど様々な
ケースが考えられます。しばらくはアクセル踏んでもブレーキの用意も忘れずに
対応することも必要です。

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掉尾の一振よりも大発会が気になる

2014-12-27 08:22:40 | 日記
25日、26日の東京市場は全く静かな動きでした。海外投資家が参戦しないと
こんなにも相場は動かなくなってしまうものなのですね。25日の日中の変動
幅は50円程度、実質新年相場に突入した26日も70円程度でした。原油急落
ショックをほぼ取り戻した格好の東京市場ですが新年にかけて上昇が続くの
でしょうか。

短期間で下落分を取り戻したことを考えれば尚も相場の上昇基調は続いて
いるとも考えられますが既に底値を付けた10月中旬から2ヶ月半近く上昇し
ている計算になります。どこかに新年早々落とし穴があるように考えてしまい
ます。波乱があるとすればやはり海外発の悪材料でしょうか。

思い返せば東京市場が休場中に2013年には海外株高から東京市場も大幅
高で始まりました。反対に2014年は海外株安から東京市場も大幅安のスタ
ートでした。大発会の結果が1月相場の縮図でした。さて来年はどっちに転ぶ
のか。

さて年内の立ち会いもあと2営業日を残すのみになりましたが10月中旬以降
の大幅な円安にも拘わらず内需関連銘柄の高値更新が目立ちました。JR3社
を筆頭に京成電鉄や日通などの運輸株、明治HGや日本ハム、キューピーな
どの食品株は息の長い上昇が続いています。

1年通してみても日用日大手の花王やレジャーのオリエンタルランドの様な
業績の安定した伸びが続いている企業の人気が続きました。食品や電鉄な
ど従来は下値不安も少ないが大きな上昇は見込めないといった業種でした
が今年は円安をを背景にした上昇で円安メリットとは無縁と思われたこれら
の銘柄は一貫して上昇を続けました。背景には訪日外国人観光客需要が
大きな評価ポイントになったようです。

勿論円安メリットを受けるトヨタや富士重工それにスマホや自動車向け受注
好調なTDKや京セラ、村田製作やアルプス電気、ミネベアやシチズン、セイ
コー、カシオなど業績の裏付けのある銘柄の上昇も目立ちました。しかし今
年前半上昇の目立ったNECや富士通といった通信株など秋以降低迷した
銘柄もありまだら模様だったようです。

明日の更新はお休みします。



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IPO活況の陰で

2014-12-26 08:20:05 | 日記
28社の公開ラッシュになった12月のIPOも26日のMRT上場が最後になります。
25日上場のカヤックとエクストリームは初日買い物が多く値がつかず初値が
付いたのは25社です。このうち初値が公開価格を割り込んだものが5社、同値
が1社、2倍以上の初値を付けたものが7社です。これだけの数の公開ラッシュ
を考えれば今月のIPO市場は期待以上だったのかもしれません。

しかし多くのIPO銘柄の上場先であるジャスダック市場やマザーズ市場の指数
はIPO市場の活況が波及することもなく低迷を続けています。結局新興市場へ
の新規マネーの流入は限定的で活況のIPO銘柄に投資するために換金売りの
対象になっているのかもしれません。もちろん海外株高で市場の関心が一部市
場の主力株に向かっていることも背景にはあるのでしょうが。

また前評判の高かったソーシャルゲーム大手のgumi株の下落は目を引きました。
初値が公開価格と同じ3300円、3340円まで上昇しましたがすぐに息切れして初日
の取引は公開価格を135円下回る3165円でした。その後も見切り売りは止まらず
18日の公開日から4営業日連続で値下がりしました。25日には165円安の2645円
まで下げる場面もありましたがその後は上昇に転じて5営業日ぶりに90円高の
2900円で終わりました。

しかし公開価格から400円安と事前の期待とはかけ離れた結果です。結局IPO
市場を支えているのは超短期のホットマネーでありいくら将来性があっても値動
きが悪ければ投資資金が逃げ出すのも速いという現実です。

gumiは売り出しに伴う市場からの調達額が450億円という大型上場が値幅取り
を好む短期投資家に敬遠された背景でもあるようです。531億円を調達したテク
ノプロHGや144億円を調達したSFPダイニング同じく276億円を調達したメタウォ
ーターも公開価格割れでスタートしていますから大型上場と株価不振には大き
な関連性があるようです。

まあ25日が年内受け渡し最後の取引になったので損益調整の売りもこのところ
の下げに大きな関係があるかもしれません。公開価格割れした各社の株価は
事業の将来性など企業本来の評価で決まってくるでしょう。今後上昇に転じる
銘柄も出てくるでしょう。反対に初値人気が沸騰した銘柄の多くはその後大幅
な値下がりという銘柄も過去多いようです。投資情報も少なく株価指標面から
の判断も難しいIPO銘柄への投資は既上場銘柄以上に迅速な判断と決断が
必要なようです。

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