kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

欧州問題は目の上のたんこぶ

2011-07-14 09:05:16 | 日記
昨年のGW以降世界の資本、為替市場は欧州のソブリン
リスク問題に振り回されています。統一通貨ユーロ導入
でもなければ南欧諸国の問題ももう少し一過性の悪材料
として織り込みこれほどまでに長く世界経済にとっての
懸念材料としてリスク要因とはならなったでしょうが。

この問題ばかりはどんな結末が待っているのか皆目見当
もつきませんが、少なくとも同じユーロ圏のドイツとは
国民性も大きく違う民族だということは理解できます。
ユーロ導入で最も恩恵を受けているのは為替リスク無し
にユーロ圏に輸出できるドイツですからなかなか国民の
理解は得にくいでしょうが、現状の体制を維持しようと
したらドイツがかなりの負担を覚悟しなければならない
のでしょう。

かつての日本の住専の不良債権のようにこの問題の根本
的解決は小手先の対策で先送りしている間は解決しそう
もありません。しかし痛みを伴う解決には時間をかけて
利害関係者の調整が必要であり、まだまだこの先も振り
回されそうです。

今後の東京市場もやはりカギを握るのはNY市場の動向
であり外国人投資家の売買動向であります。ハイテク株
の先行き不安を映して東京市場は内需関連銘柄物色が盛
んですが、やはりハイテク株の出直りなくして一段高は
望めません。その意味では良くも悪くも来週のインテル
の決算がキッカケになるかもしれません。

救いといえばこの3週間の株価の上昇で信用買い残高が
2千億円ほど減少したことです。この需給関係の好転は
相場下落局面での押し目買いとなり下げが相対的に小さ
くなる可能性があります。目先の安値は日経平均ベース
で9800円前後と今は考えています。

強気筋の読みでは今週は前半は下げても週末にかけて一
段高を期待する声もありましたが残念ながら今週は調整
局面のようです。依然として予断を許さない欧州問題や
それを受けたNY市場の軟調な展開それに騰落レシオが
示すテクニカル的な過熱感など今週は辛抱が必要な週の
ようです。
コメント
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