走り出した相場は止まらない

日米市場とも急ピッチで戻しています。一部には商いを
伴わない上昇は本物ではないという見方もあります。
しかし現実に相場は上昇しているのですからここは素直
に流れについていくしか方法はないのかもしれません。

今週の見通しとしては米国で週末に大事な雇用統計の発
表があるということから様子見ムードの強い展開になる
という見方もありましたが、蓋を開けたら日米とも押し
目らしい押し目を入れず上昇しています。

ここ数か月の雇用統計発表の週は市場は様子見というよ
りも上下どちらかに大きく動いています。特に7月は月初
のマクロ指標の発表が終わると個別企業の四半期決算が
発表があります。雇用統計の結果によっては相場は上下
どちらにも動くでしょう。また短期的にはテクニカル的
には過熱感も出ているのは事実です。来週前半にかけて
押し目形成も視野に入れながらの対処になりそうです。

警戒をしつつも物色の流れは先駆したものから出遅れに
どんどん移っていくでしょう。ここからは日経平均の水
準を確認しながら不人気株の押し目を拾う作戦が有効か
と思います。狙い目は値がさの電子部品株です。