30日の東京市場は4日続伸して1ヶ月ぶりに1万7000円を回復しましたが、売買
代金は2兆円に遥か及ばない1兆5604億円でした。市場には熱気なき上昇という
ムードが大方の見方のようでした。233円と比較的に大きな上昇にも拘わらず売
買代金が膨らまなかったのは信用買い残高が20日現在で2兆5331億円と昨年末
に比べても5000億円弱少ない水準で1万7000円前後では戻り売りが余りでないと
いう事情もあるのかもしれません。
それに加え裁定買い残高も1兆8000億円台でこちらも年末時点よりも1兆5000億円
ほど減少していることで1万7000円弱では戻り売りが少ないと反対の先物主導で割
安になった現物株に裁定買いに絡んだ買いが入るといった要因も大きいのかもしれ
ません。また高水準な自社株買いが下値を支えていることも考えられます。
消費税再延期がほぼ決定し財政出動も5兆円から10兆円の幅で出てきそうです。
また4月に見送られた追加緩和期待もあり少なくとも海外市場に大きな変調がこな
ければ当面は下値も乏しいとなれば売り方も一段と売りを膨らませ難く反対に短期
筋の一部には前倒しで買戻しを急ぐところも出ているでしょう。
それに加えて日本株に影響の大きな為替相場も110円固めから一段の円安が当面
は期待できそうな雰囲気になってきたことも売り方を慎重にしているようです。売買
代金が余り膨らまず活況という言葉とは無縁でしょうが指数だけは当面は戻りを試す
展開になりそうな状況のようです。
4月からGWまで決算に絡んで売り込まれた銘柄はその後の円相場の反転で業績
上方修正期待も出てきます。アベノミクス期間中の高値から半値あるいはそれ以下
に値下がりした銘柄も多く一旦下値不安が後退すれば多少値上がりしても余り売り
物は出てきません。FOMCや英国国民投票といったイベントを前に売り方も買い方も
大きくポジションを傾けづらい局面です。トレンドフォローの風に乗って買い方有利の
展開になれば持続力は期待できなくとも追い風参考記録の上値は期待できるのかも
しれません。
あれだけ売り込まれていた東芝が先週後半から突如商いを伴いながら大きく上昇
しているのも当面一段の下値不安が後退したとの見方から売り方の買戻しに短期
筋の提灯買いが追随しているからかもしれません。売り込まれた銘柄のリバンドが
一段と鮮明になり真空地帯を戻す相場が続くかもしれません。
代金は2兆円に遥か及ばない1兆5604億円でした。市場には熱気なき上昇という
ムードが大方の見方のようでした。233円と比較的に大きな上昇にも拘わらず売
買代金が膨らまなかったのは信用買い残高が20日現在で2兆5331億円と昨年末
に比べても5000億円弱少ない水準で1万7000円前後では戻り売りが余りでないと
いう事情もあるのかもしれません。
それに加え裁定買い残高も1兆8000億円台でこちらも年末時点よりも1兆5000億円
ほど減少していることで1万7000円弱では戻り売りが少ないと反対の先物主導で割
安になった現物株に裁定買いに絡んだ買いが入るといった要因も大きいのかもしれ
ません。また高水準な自社株買いが下値を支えていることも考えられます。
消費税再延期がほぼ決定し財政出動も5兆円から10兆円の幅で出てきそうです。
また4月に見送られた追加緩和期待もあり少なくとも海外市場に大きな変調がこな
ければ当面は下値も乏しいとなれば売り方も一段と売りを膨らませ難く反対に短期
筋の一部には前倒しで買戻しを急ぐところも出ているでしょう。
それに加えて日本株に影響の大きな為替相場も110円固めから一段の円安が当面
は期待できそうな雰囲気になってきたことも売り方を慎重にしているようです。売買
代金が余り膨らまず活況という言葉とは無縁でしょうが指数だけは当面は戻りを試す
展開になりそうな状況のようです。
4月からGWまで決算に絡んで売り込まれた銘柄はその後の円相場の反転で業績
上方修正期待も出てきます。アベノミクス期間中の高値から半値あるいはそれ以下
に値下がりした銘柄も多く一旦下値不安が後退すれば多少値上がりしても余り売り
物は出てきません。FOMCや英国国民投票といったイベントを前に売り方も買い方も
大きくポジションを傾けづらい局面です。トレンドフォローの風に乗って買い方有利の
展開になれば持続力は期待できなくとも追い風参考記録の上値は期待できるのかも
しれません。
あれだけ売り込まれていた東芝が先週後半から突如商いを伴いながら大きく上昇
しているのも当面一段の下値不安が後退したとの見方から売り方の買戻しに短期
筋の提灯買いが追随しているからかもしれません。売り込まれた銘柄のリバンドが
一段と鮮明になり真空地帯を戻す相場が続くかもしれません。