個人投資家が資産形成として個別銘柄の長期投資を考えるなら少々
効率が悪くても分散投資は必須です。JDIが新規公開時には少なくと
も中小型影響ではシェアは確かトップでした。大手顧客にはアップ
ルの名を連ねスマホや車載用など影響は重要なデバイスであり未来
はまだ明るかったようでした。
その後中国勢に参入や有機ELがライバルとして台頭してくるとはま
だ2014年時点では予想されませんでした。原発事業にこれだけ逆風
が吹くとは誰も予想できませんでした。長期投資だからこそ現時点
よりも数年或いは十数年先の投資先の収益が重要になります。
しかし現実には数年先の業界の予想図を正確に見極めることはそん
なに易しいことではありません。分散投資だけでは最善の方法では
ありません。投資した時点から期待に反して業界環境が激変した場
合早い段階で損切りするのも必要かもしれません。
長期投資なら株価は上昇すると考えるのは間違いです。長期投資で
報われる企業と報われない企業はあります。JDIだけが特殊なケース
ではなく1部上場企業でも将来像を描けないダメ企業はかなりあり
ます。電機の名門の東芝だって破綻こそ免れましたが東日本最震災
前の株価に比べれば現状は6割程度の水準です。
経営不安の一端となった原発米子会社の不振は原発事故が大きな原
因とはいえもともと東芝という企業自体に過大なリスクを抱え込む
体質があったのではないでしょうか。日本の半導体業界では稀な成
功例のフラッシュメモリー事業やCTやMRIで日本のトップに登りつ
めた医療事項は東芝のリスクを取っても事業を育てる良いケースで
した。
一方拡大路線一辺倒の事業方針は米原発事業の高値掴みや多くの事
業が利益率が低いという構造上の弱点を抱えることになりました。
拡大路線に走った液晶テレビ事業や成功体験を捨てきれず赤字経営
を続けたPC事業は東芝の経営面での負の部分です。
この間日経平均が凡そ3倍になっていることを考えると東芝は長期
投資銘柄に向かなかった企業の一つということになります。ケース
によっては短期投資よりも長期投資の方がしっかり銘柄を選ぶ必要
がありそうです。
短期なら様々な思惑だけで株価が変動します。その波を捕らえて上
手く立ち回れば利益が上がる場合がありますが、長期投資では当該
企業の業績が伸びなければ持続的な上昇は考えられません。その企
業が取り巻かれている環境が激変すれば多くの企業は環境の変化に
対応できず衰退の道を辿ります。
ネット通販の普及で既存の小売業の多くが苦境に陥っていることや
健康志向の高まりでたばこ産業は苦戦が続いています。環境重視の
風潮は化石燃料に依存した経済構造に待ったをかけ火力発電を手掛
ける企業は世界の重電大手のGEやシーメンスさえも業績不振から
抜け出せません。長期投資の心構えは過去の成功例に捉われず常に
業界の動向をチェックすることが個別企業の業績チェックよりも優
先度が高いことを肝に銘ずるべきです。
効率が悪くても分散投資は必須です。JDIが新規公開時には少なくと
も中小型影響ではシェアは確かトップでした。大手顧客にはアップ
ルの名を連ねスマホや車載用など影響は重要なデバイスであり未来
はまだ明るかったようでした。
その後中国勢に参入や有機ELがライバルとして台頭してくるとはま
だ2014年時点では予想されませんでした。原発事業にこれだけ逆風
が吹くとは誰も予想できませんでした。長期投資だからこそ現時点
よりも数年或いは十数年先の投資先の収益が重要になります。
しかし現実には数年先の業界の予想図を正確に見極めることはそん
なに易しいことではありません。分散投資だけでは最善の方法では
ありません。投資した時点から期待に反して業界環境が激変した場
合早い段階で損切りするのも必要かもしれません。
長期投資なら株価は上昇すると考えるのは間違いです。長期投資で
報われる企業と報われない企業はあります。JDIだけが特殊なケース
ではなく1部上場企業でも将来像を描けないダメ企業はかなりあり
ます。電機の名門の東芝だって破綻こそ免れましたが東日本最震災
前の株価に比べれば現状は6割程度の水準です。
経営不安の一端となった原発米子会社の不振は原発事故が大きな原
因とはいえもともと東芝という企業自体に過大なリスクを抱え込む
体質があったのではないでしょうか。日本の半導体業界では稀な成
功例のフラッシュメモリー事業やCTやMRIで日本のトップに登りつ
めた医療事項は東芝のリスクを取っても事業を育てる良いケースで
した。
一方拡大路線一辺倒の事業方針は米原発事業の高値掴みや多くの事
業が利益率が低いという構造上の弱点を抱えることになりました。
拡大路線に走った液晶テレビ事業や成功体験を捨てきれず赤字経営
を続けたPC事業は東芝の経営面での負の部分です。
この間日経平均が凡そ3倍になっていることを考えると東芝は長期
投資銘柄に向かなかった企業の一つということになります。ケース
によっては短期投資よりも長期投資の方がしっかり銘柄を選ぶ必要
がありそうです。
短期なら様々な思惑だけで株価が変動します。その波を捕らえて上
手く立ち回れば利益が上がる場合がありますが、長期投資では当該
企業の業績が伸びなければ持続的な上昇は考えられません。その企
業が取り巻かれている環境が激変すれば多くの企業は環境の変化に
対応できず衰退の道を辿ります。
ネット通販の普及で既存の小売業の多くが苦境に陥っていることや
健康志向の高まりでたばこ産業は苦戦が続いています。環境重視の
風潮は化石燃料に依存した経済構造に待ったをかけ火力発電を手掛
ける企業は世界の重電大手のGEやシーメンスさえも業績不振から
抜け出せません。長期投資の心構えは過去の成功例に捉われず常に
業界の動向をチェックすることが個別企業の業績チェックよりも優
先度が高いことを肝に銘ずるべきです。