今週は二日続けて三桁の続伸と幸先の良いスタートを切りました。
もっとも日経平均のチャート上で短期的な上値のメドとされる25日
移動平均の2万2500円台付近では利益確定売りが出て27日の午後
は伸び悩みました。日足チャートを見ても2営業日続けて十字足を
示しています。十字足は気迷いの証と言われています。
外部環境の好転で高く始まるも日中は伸び悩む背景には投資家心理
がまだ半信半疑だと言うことでしょうか。円相場が106円台に高止
まりしていることはやはり足枷のようです。27日付の日経新聞には
「円高重荷、業績伸び鈍化 12月期企業」という見出しが躍ってい
ました。
純利益は2017年12月期の30%増益から2018年12月期には4%増益
急ブレーキがかかることを伝えています。12月決算企業は全体の
1割程ですが、キヤノンやブリヂストンなどグローバルにビジネス
を展開している企業が名を連ねています。このため3月期決算企業
の来期業績を予想する参考となります。
現状の為替水準がこの先も続けば多くの企業が想定為替レートを
105円程度に設定するでしょう。2017年度に比べて5円から7円程
度円高になり各社の輸出採算が悪化します。それ以上に数量が出
れば影響は軽微でしょうが、こればかりは米国をはじめ世界の景
気にも左右されます。
企業は期初には下方修正を避けるために固めの予想を出してくる
傾向があります。一時に比べれば日本企業の円高抵抗力が高まっ
ているという見方は正しいのでしょう。しかし尚も企業業績に与
える影響も無視できません。
やはり米国株に比べて日本株の戻りが鈍い原因のひとつには円高
がありそうです。多くの企業が来期の想定レートを判断する3月末
までに110円を回復できるかどうかは大き問題になりそうです。
もっとも日経平均のチャート上で短期的な上値のメドとされる25日
移動平均の2万2500円台付近では利益確定売りが出て27日の午後
は伸び悩みました。日足チャートを見ても2営業日続けて十字足を
示しています。十字足は気迷いの証と言われています。
外部環境の好転で高く始まるも日中は伸び悩む背景には投資家心理
がまだ半信半疑だと言うことでしょうか。円相場が106円台に高止
まりしていることはやはり足枷のようです。27日付の日経新聞には
「円高重荷、業績伸び鈍化 12月期企業」という見出しが躍ってい
ました。
純利益は2017年12月期の30%増益から2018年12月期には4%増益
急ブレーキがかかることを伝えています。12月決算企業は全体の
1割程ですが、キヤノンやブリヂストンなどグローバルにビジネス
を展開している企業が名を連ねています。このため3月期決算企業
の来期業績を予想する参考となります。
現状の為替水準がこの先も続けば多くの企業が想定為替レートを
105円程度に設定するでしょう。2017年度に比べて5円から7円程
度円高になり各社の輸出採算が悪化します。それ以上に数量が出
れば影響は軽微でしょうが、こればかりは米国をはじめ世界の景
気にも左右されます。
企業は期初には下方修正を避けるために固めの予想を出してくる
傾向があります。一時に比べれば日本企業の円高抵抗力が高まっ
ているという見方は正しいのでしょう。しかし尚も企業業績に与
える影響も無視できません。
やはり米国株に比べて日本株の戻りが鈍い原因のひとつには円高
がありそうです。多くの企業が来期の想定レートを判断する3月末
までに110円を回復できるかどうかは大き問題になりそうです。