kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

読めない為替動向

2011-07-26 07:19:28 | 日記
この円高で一番喜んでいるのは外国人投資家でしょうか
何しろドル建て日経平均は2月の中旬に記録した130ポイ
ント弱の水準に近い128ポイントを超えているのですから
円建て日経平均は2月の高値から5%ほど下の水準にあり
ます。

そし円高の影響を受けやすい電機や自動車などの銘柄には
震災前の株価を遥かに下回ったまま安値圏に放置されてい
る銘柄はたくさんあります。今までは電機の勝ち組の日立
を始め重電3社やコマツ等の機械株が引っ張ることの多か
った東京市場も今回ばかりはこれらの銘柄の値動きはぱっ
としません。

同じ機械株でもファナックやオオクマそれにNTNなどが
今回は主役を務めています。一方、株価がさえないのは大
手家電株のパナソニックやシャープそれにソニーなどです。
また京セラやTDKそれに村田製作所など国際競争力のあ
電子部品銘柄も例外ではありせん。日経平均が1万円に乗
せているにもかかわらず、株価は低迷したままです。

個人的にはこれらの銘柄の底値を仕込むのはそろそろかな
と思いますが、円高の収束の見通しのつかない現状ではこ
こから積極的に買いポジションを積み上げるにはリスクが
大きいように感じます。

年後半には90円近い円安を予想する向きも春先にはあり
ましたが、大幅な円安に転じる条件の米国経済の力強い成
長は今年中には難しいそうです。平均してみると今年後半
は80円の水準で物事を見た方が良さそうです。そうする
と銘柄選びもおのずと変わってきます。
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得意分野不得意分野

2011-07-25 09:52:06 | 日記
きっと投資に偏りは禁物なのでしょうが、どうも私の
銘柄選択の範囲は製造業に偏りがちです。少子高齢化
とそれに円高で確実に産業空洞化は進むでしょう。
内需の大幅な伸びは期待できず、内需型企業は国内の
パイが大きくならないのですから、業績を拡大しよう
としたらM&Aで同業他社を買収するか海外市場に打
って出るしかありません。

現時点では内需型企業で海外市場を開拓して成果を上
げている企業はユニチャームとかキッコーマンとか数
える程しかありません。今後の高成長を期待できるア
ジア市場では欧米の大手企業が市場をがっちり押さえ
ています。コカ・コーラやマクドナルドのような小売
り食品分野での巨大企業が日本でも誕生すれば話は別
ですが、自動車や電機に比べて食品や小売り企業の多
国籍化はまだまだ始まったばかりです。

ただし日本の製造業すべてが圧倒的な競争力を持って
世界市場を席巻したのは今は昔です。原因はここ数年
続く円高の影響はもちろんあります。しかし今まで価
格はともかく品質では圧倒的な優位を保っていた日本
製品に陰りが出てきたのは事実です。品質が向上した
韓国や台湾それに中国企業など日本企業のシェアを奪
って躍進する姿はもはや無視できないところまできま
した。

今回の円高でもアジア通貨は為替介入もあり対ドルで
は緩やかな上昇にとどまっています。最大のライバル
企業がある韓国ウォンは2007年と比べたら対円で4割も
下落しています。日本政府の無策の結果日本企業は円
高、FTA、TTPの停滞、電力不足、高い法人税な
ど大変大きなハンデを背負って世界市場で競争しなけ
ればなりません。

このハンデを乗り越えた企業だけが次の成長を取り込
めるのでしょうが、現状では勝ち残れる企業とそうで
ない企業との選別が難しい限りです。だから短期的に
は外需企業だけのポートフォリオはリスクが大きいの
かもしれません。もう少し銘柄研究の幅を広げる必要
はありそうです。
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銘柄選択のミス

2011-07-24 09:39:36 | 日記
日経平均は22日に10132円まで上昇して引けました。指数の上
では7月8日の10207円の高値更新もかなりの確率で達成できそ
うです。しかしです1万そこそこで拾った大手電子部品や重
電株はマイナスに沈んでいます。

日立などの重電3社それに出遅れている大手電子部品株の水
準訂正を期待した今回の投資は結果的には失敗でした。主役
は内需の小売や機械株の一角それに低位小型株でした。その
背景には円高の影響が大きかったのですが、やはり電機中心
のポートフォリオが最大の敗因です。

チャート妙味もあり底値圏と狙いを定めた株の底が抜けると
は計算外でした。おそらく私だけでなく日経平均という指数
よりは遥かに個人投資家の懐具合は一部を除いて今回の上昇
ではよくなっていないのではと考えます。

ここは月末月初高のパターンであれば戻り売りを優先して新
規の買いは次のチャンスにかけたいと思います。たぶん出遅
れとして私が持っているような株までも上昇した時には売り
のサインなのでしょう。チャートを見たら6月の上昇も7月
の上昇も最後に買われる銘柄を仕込んでしまったようです。
ですから戻りがあれば即刻売ります。現金ポジションを高め
て相場の流れがどこに向かうのかもう一度考え直します。
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流れを掴むことの難しさ

2011-07-23 08:29:30 | 日記
銘柄選択のミス

日経平均は22日に10132円まで上昇して引けました。指数の
上では7月8日の10207円の高値更新もかなりの確率で達成で
きそうです。しかしです1万そこそこで拾った大手電子部
品や重電株はマイナスに沈んでいます。

日立などの重電3社それに出遅れている大手電子部品株の
水準訂正を期待した今回の投資は結果的には失敗でした。
主役は内需の小売や機械株の一角それに低位小型株でした。
その背景には円高の影響が大きかったのですが、やはり電
機中心のポートフォリオが最大の敗因です。

チャート妙味もあり底値圏と狙いを定めた株の底が抜ける
とは計算外でした。おそらく私だけでなく日経平均という
指数よりは遥かに個人投資家の懐具合は一部を除いて今回
の上昇ではよくなっていないのではと考えます。

ここは月末月初高のパターンであれば戻り売りを優先して
新規の買いは次のチャンスにかけたいと思います。たぶん
出遅れとして私が持っているような株までも上昇した時に
は売りのサインなのでしょう。チャートを見たら6月の上
昇も7月の上昇も最後に買われる銘柄を仕込んでしまった
ようです。ですから戻りがあれば即刻売ります。

現金ポジションを高めて相場の流れがどこに向かうのかも
う一度考え直します。指数がいくら上昇しても持ち株が上
がらなければ洒落になりません。四季報には出てない流れ
を掴むことが大事です。最も今回選択した銘柄は収益内容
将来性ともある銘柄ばかりだと思うのでいずれ見直し買い
があるでしょう。

ただし今回の流れには乗れませんでした。事前の予想では
8月には昨年同様円高が進む可能性があるとは考えていま
したが、7月に78円台での高止まりは予想外でした。
各社の想定レートから考えると(80円から85円)から
考えると少なからず影響はあるでしょう。値上げとか数量
増とかでカバーできる企業は少数派かもしれません。

当面輸出関連銘柄には下押し圧力がかかりそうです。NY
市場のハイテク高も円高で相殺されかねません。注意深く
株価を見ていきましょう。
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電力の川下分野を強化せよ

2011-07-22 05:59:00 | 日記
管総理は脱原発を宣言しました。もっとも後日その
発言は個人的な見解だと訂正しましたが、この人の
思いつき発言でどれだけ日本の国益を損ねたか本人
は分かっているのでしょうか。いないでしょうね。
分かっていたら既に退陣していたでしょうから。

もういいです。このリーダーに期待するほうが間違
っています。もっとも野党も総理が延命のために脱
原発解散でもして貰ったほうが選挙で勝てるから静
観するというのはどうでしょう。お前ら国民の税金
でご飯を食べているという自覚がないのかと憤慨し
たくもなります。

と政治に期待するよりは現実的なエネルギー問題を
自分なりに考えてみました。やはりエネルギー問題
は短期、中期、長期と考えなければなりません。長
期的には原発依存度を下げて再生可能な自然エネル
ギー利用に舵を切るという選択は間違っていないと
思います。

しかし技術革新が進んだとしてもコストの面から自
然エネルギーをここ2、3年で大幅に増やすことは
不可能です。原発の新規立地は当面望めません。再
稼働にも大きなハードルがあります。一般的な耐用
年数といわれる40年を超えた古い原発がこれから
どんどん増えいずれ廃炉になります。

何も対策を打たなければ今年のように毎年電力不足
問題が起きます。長期的には原発の位置づけと自然
エネルギーへの取り組みに対しての障害など国のエ
ネルギー政策の根幹部分ですから時間をかけて議論
が必要です。

しかし短期的には電力不足から産業競争力の衰退あ
るいは海外への工場立地で産業空洞化に拍車がかか
ることへの対応から一段の省エネルギー政策が必要
です。それは早急の問題です。

エアコンの室外機に水をかけると打ち水効果で10%
から15%の節電効果が得られるそうです。費用対効
果が大きいことからビルの屋上にこの装置を設置す
るケースが急増しているようです。

日本の電力供給問題で大きいのはピーク時の電力需
要が大きいことです。これを少しでも平準化できれ
ば発電設備の稼働率アップ→コスト低減→電力料金
の低下という好循環に結びつきます。川上分野の発
電だけでなく川下の省エネにもう少し光を当てる必
要はありそうです。

さて今日の東京市場はNY市場の大幅高でシカゴC
MEに鞘寄せされる展開で寄り付きは10100円前後
で始まりそうです。ただし円相場の高止まりから主
力の輸出の上値は限定的でしょう。内需株の底上げ
だけでは震災前の高値を更新するのは厳しそうです。

円高がこれほど進んでいなかったら米国企業のハイ
テク株を好感して東京市場もハイテク株が買われた
でしょうが円高が重荷です。
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