お詫び
寄り前にはアップしたはずなのですが旨くいってなかったようです。
改めて今アップロードしました。
29日の東京市場は海外株安もあり大幅に下落しました。世界的な株安が背景
にあるとはいえ4%を超える下落率は突出しています。配当落ち分110円があ
るとは言え2営業日で900円を超える下げは現在の市場が買い手不在を示して
いるようです。9月第3週の海外投資家の売り越し額はVWのスズキ株売却分を
除いても3257億円でした。海外投資家の売りが止まらない限り国内投資家の買
いだけでは下落を止められません。
東京市場は29日の下げで2014年末の1万7450円を500円弱下回り年初からの
騰落率がマイナスに転じました。29日の空売り比率はついに43.4%まで上昇し
先安感が一向に解消されません。配当落ち後に売りのタイミングを見計らって
いた海外のヘッジファンドなどの短期筋の売りが大量に出ているのかもしれま
せん。
不思議なもので下落トレンドになると弱気材料が次々に出てきます。FRBの利
上げ時期の不透明感に加え中国景気の先行き不安それに突然飛び出したVW
の排ガス試験不正問題、29日には第一中央汽船の破綻も市場心理の悪化に繋
がりました。今後もVW問題はしばらく余震が続きそうです。不正問題がVW車の
販売不振に止まらず自動車の買い控えにまで広がれば影響は大きくなります。
今のところそこまで影響が大きくなるという見方はありませんがブラックスワンと
して頭に入れておく必要があります。
現時点での株価水準が中国景気不安など悪材料をどこまで織り込んでいるか
分かりません。ただし 日本株が本格調整に入って1ヶ月半弱です。格言にある
ように小回り3ヶ月だとすれば11月初旬まで厳しい状況が続くかもしれません。
10月には年初来安値1万6592円(1月16日)を試す場面や黒田バズーカ2で暴
騰する前の抵抗ライン1万6300円前後までの下値も意識されるかもしれません。
その頃には追加緩和催促相場という文字が躍っているかもしれません。
ここ数週間空売り比率が高くなっても反発は一時的で上昇局面は短命でした。
テクニカル的にはこれまでの経験則が通じない相場です。6月末までの押し目
待ちに押し目なしという強気相場が嘘のように外部要因で大きく動揺する相場
に逆戻りしてしまいました。かなり弱気な言葉を羅列しましたが日柄調整がまだ
続くようなら反発力は弱く下げに転じれば一方的に大きな下落に成り易い相場
の転機はまだまだ訪れそうもありません。
ブラックスワンに例えられる予想外の結果が起こっても不思議ではありません。
ここから郵政上場の11月4日前後までがもっとも警戒する時期ということは肝に
銘じるべきかもしれません。相場には行き過ぎはつきものです。指標面で割安と
いう買い方の論理は時としては気休めにしかなりません。
寄り前にはアップしたはずなのですが旨くいってなかったようです。
改めて今アップロードしました。
29日の東京市場は海外株安もあり大幅に下落しました。世界的な株安が背景
にあるとはいえ4%を超える下落率は突出しています。配当落ち分110円があ
るとは言え2営業日で900円を超える下げは現在の市場が買い手不在を示して
いるようです。9月第3週の海外投資家の売り越し額はVWのスズキ株売却分を
除いても3257億円でした。海外投資家の売りが止まらない限り国内投資家の買
いだけでは下落を止められません。
東京市場は29日の下げで2014年末の1万7450円を500円弱下回り年初からの
騰落率がマイナスに転じました。29日の空売り比率はついに43.4%まで上昇し
先安感が一向に解消されません。配当落ち後に売りのタイミングを見計らって
いた海外のヘッジファンドなどの短期筋の売りが大量に出ているのかもしれま
せん。
不思議なもので下落トレンドになると弱気材料が次々に出てきます。FRBの利
上げ時期の不透明感に加え中国景気の先行き不安それに突然飛び出したVW
の排ガス試験不正問題、29日には第一中央汽船の破綻も市場心理の悪化に繋
がりました。今後もVW問題はしばらく余震が続きそうです。不正問題がVW車の
販売不振に止まらず自動車の買い控えにまで広がれば影響は大きくなります。
今のところそこまで影響が大きくなるという見方はありませんがブラックスワンと
して頭に入れておく必要があります。
現時点での株価水準が中国景気不安など悪材料をどこまで織り込んでいるか
分かりません。ただし 日本株が本格調整に入って1ヶ月半弱です。格言にある
ように小回り3ヶ月だとすれば11月初旬まで厳しい状況が続くかもしれません。
10月には年初来安値1万6592円(1月16日)を試す場面や黒田バズーカ2で暴
騰する前の抵抗ライン1万6300円前後までの下値も意識されるかもしれません。
その頃には追加緩和催促相場という文字が躍っているかもしれません。
ここ数週間空売り比率が高くなっても反発は一時的で上昇局面は短命でした。
テクニカル的にはこれまでの経験則が通じない相場です。6月末までの押し目
待ちに押し目なしという強気相場が嘘のように外部要因で大きく動揺する相場
に逆戻りしてしまいました。かなり弱気な言葉を羅列しましたが日柄調整がまだ
続くようなら反発力は弱く下げに転じれば一方的に大きな下落に成り易い相場
の転機はまだまだ訪れそうもありません。
ブラックスワンに例えられる予想外の結果が起こっても不思議ではありません。
ここから郵政上場の11月4日前後までがもっとも警戒する時期ということは肝に
銘じるべきかもしれません。相場には行き過ぎはつきものです。指標面で割安と
いう買い方の論理は時としては気休めにしかなりません。