先週の日経平均は1100円程の大幅下落でした。オプションSQに絡んだ上昇相場に終止符が打
たれたところに米国による先端半導体による対中政策が一段と強化されることが伝わると世界
的な半導体株安に繋がりました。このところの急上昇で過熱感の出て来た日本株にとっては影
響が一段と大きくなりました。今年の日経平均は値嵩半導体銘柄の動き次第で上にも下にも大
きく振れる展開です。
7月第2週の海外投資家は現物と先物合計で9762億円の買い越しでした。そのうち9割は先物で
した。経済誌の記事のよると海外投資家は日本株の持ち高を増やそうとしたら、まず最初に流
動性も高く取引コストも低い先物を手当てする。その後に現物株と置き換える取引もあると言
われていますが、どの程度あるのかは不明です。
第2週の4万2000円乗せのリード役が先物主導だとすると、また第3週の大幅安も先物主導での
下げではないかと思います。個人投資家は基本逆張りです。第2週は信用と現物で700円程度の
売り越しでしたが、第3週は急落過程で買い向かった可能性が高く大幅な買い越しになったので
はないでしょうか。
いずれにしても今週も下げが止まらなければ海外投資家売りの個人投資家買いという需給は変わ
らないでしょう。今週から決算発表が日本でもスタートしますが、4万円という今年の高値圏で
すから余程のことがない限り上昇しても4万1000円止まりかもしれません。既にひと相場終わった
形になっていますから次の上昇トレンドまで時間が必要という認識でいいのではないでしょうか。
決算を頼りに例年通り個別株物色が続き指数全体の大きな動きはないかもしれません。もしあると
したら下方向に走るケースです。今週末からオリンピックも始まります。日本選手の活躍次第では
株式市場は開店休業状態になるかもしれません。まずは先週の下げの元凶だった半導体セクターが
落ち着くかどうかがポイントです。
次回更新は23日を予定しています。
たれたところに米国による先端半導体による対中政策が一段と強化されることが伝わると世界
的な半導体株安に繋がりました。このところの急上昇で過熱感の出て来た日本株にとっては影
響が一段と大きくなりました。今年の日経平均は値嵩半導体銘柄の動き次第で上にも下にも大
きく振れる展開です。
7月第2週の海外投資家は現物と先物合計で9762億円の買い越しでした。そのうち9割は先物で
した。経済誌の記事のよると海外投資家は日本株の持ち高を増やそうとしたら、まず最初に流
動性も高く取引コストも低い先物を手当てする。その後に現物株と置き換える取引もあると言
われていますが、どの程度あるのかは不明です。
第2週の4万2000円乗せのリード役が先物主導だとすると、また第3週の大幅安も先物主導での
下げではないかと思います。個人投資家は基本逆張りです。第2週は信用と現物で700円程度の
売り越しでしたが、第3週は急落過程で買い向かった可能性が高く大幅な買い越しになったので
はないでしょうか。
いずれにしても今週も下げが止まらなければ海外投資家売りの個人投資家買いという需給は変わ
らないでしょう。今週から決算発表が日本でもスタートしますが、4万円という今年の高値圏で
すから余程のことがない限り上昇しても4万1000円止まりかもしれません。既にひと相場終わった
形になっていますから次の上昇トレンドまで時間が必要という認識でいいのではないでしょうか。
決算を頼りに例年通り個別株物色が続き指数全体の大きな動きはないかもしれません。もしあると
したら下方向に走るケースです。今週末からオリンピックも始まります。日本選手の活躍次第では
株式市場は開店休業状態になるかもしれません。まずは先週の下げの元凶だった半導体セクターが
落ち着くかどうかがポイントです。
次回更新は23日を予定しています。