kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

午後の市況から

2011-01-31 14:11:26 | 日記
午後の東京市場は多少落ち着きを取り戻し1時40分現在
下げ幅は97円まで縮めています。一足先に東京市場は2
8日に大幅安していたこともあり1万200円近辺では値
ごろ感から売り方の買戻しや押し目買いで下げ渋っていま
す。

しかし今期業績を下方修正したコニカミノルタや富士通は
株価は安値圏にもかかわらずそれぞれ7%と6%と大きく
売られていることからこれから決算を発表する個別銘柄で
少しでも減額修正などで業績懸念がある銘柄の買いには注
意が必要です。

全体相場は2月オプションSQのある10日くらいまでは
少なくとも調整は続く可能性は高いと思います。しかし
すべても銘柄がそこで安値を付けるわけではありません。
高値をつける場合でも日経平均は今のところ目先13日の
ザラ場1万620円が高値ですが、その後にホンダやダイ
ハツそれに富士重工などの自動車株や帝人や東レも高値更
新しています。

日経平均が今後上昇局面になってもやはり業績面で問題の
ある銘柄はしばらくは手がけられないですね。後は明日の
夕方発表になる先週の東証信用買い残高が500億円ほど
増加するようなことだと少し需給面で懸念が残りそうです。

昨年5月から最終営業日は100円を超える大幅な下げを
していますから注意は必要です。もっとも翌日以降は大き
く値を上げるケースがほとんどです。さて今月はどうなり
ますか。

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月末安に注意

2011-01-31 08:53:12 | 日記
28日には韓国市場でサムスン電子が業績好調を受けて株価が
過去最高値をつけました。間違いなく民生用エレクトロ二クス
の頂点に立っているのはサムスン電子であり次がLG電子それ
にEMS大手の台湾勢です。この分野で存在感が薄い日本の家
電大手はやはり現時点では世界の投資家の投資対象から外れて
いるのでしょう。

パナソニックにはずっと注目していますし、三洋電機やパナ電
工を完全子会社にして単品勝負からシステムとしての製品を売
っていこうという戦略は間違ってないと思います。ただしこの
ところの株価低迷から市場の評価はサムスンなどの韓国勢と互
角に戦っていけるか不安要素のほうが大きいのでしょう。

また精密でもリコーやコニカミノルタを出遅れから投資対象に
したこともありましたが、成果は出ませんでした。やはり日本
のお家芸といえる精密株の業績も2番手3番手では今は苦しい
のでしょう。昨年の高値から3割前後の下落も業績の回復具合
からして当然の株価の位置なのでしょう。これからも単なる値
ごろ感だけでは大きな投資成果は得られません。

韓国・台湾勢はこれからもスピード感を持った事業展開をして
きます。携帯電話にしても従来の携帯からスマートフォンに急
激に需要がシフトしつつあります。一時は世界シェア4割以上
を握っていた巨人のノキアさえスマートフォンで出遅れたため
にそのシェアを大きく落としました。

今でも世界市場では存在感の薄い日本の携帯電話機メーカーは
今後どのように戦っていくのでしょうか。国内市場もピークか
ら6割の水準でこの先も大きく伸びることはないでしょう。し
かも国内市場では圧倒的に強かった日本メーカーもスマートフ
ォンで躍進を遂げるアップルやサムスンにジリジリとそのシェ
アを奪われています。

やはり民生用のメーカーは一段の選択と集中を進めなければど
の製品もますますグローバル市場で競争力を失ってしまいそう
です。日本メーカーが手がけるパソコンも液晶テレビも赤字か
利益が上がっても微々たるものです。デジタル製品が急速にコ
モディティ化するマーケットでいかに他社と差別化するかまだ
その答えが多くのメーカーで出ていません。

調整局面で押し目を狙うとしても銘柄選択を間違うといくら安
値圏で拾えたとしても上値もほとんどありません。ここは世界
に通用するような製品・技術をもった企業を選別するしか投資
成果を向上させる手段はないでしょう。

今日の東京市場は朝安の後、下げ渋るかもしれませんが昨年5
月から続いている月末最終営業日はいずれも100円を越える
下げが1月も続くような気がしてなりません。安易にザラ場で
戻る場面があっても買うのは引けまで待つほうが賢明かもしれ
ません。さて結果はどうなるでしょうか。



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銘柄選択がやはり大事に

2011-01-30 09:40:25 | 日記
来週には企業の四半期決算発表も早くもピークを迎えます。
市場は決算の内容を確認しながら個別株の選別はこれから
はっきり分かれるでしょう。今期の決算は欧州の財政懸念
から対ユーロや対ドルで大幅な円高が進んだにもかかわら
ず、日本を代表する電機や自動車それに精密株の業績はお
おむね好調に推移しました。

しかし企業間格差も広がった1年でした。精密でも株価低
迷したリコーやコニカミノルタを尻目にニコンやキャノン
の強さが目立ちました。同じ輸出産業といえども製品構成
の違いやブランド力の強さが格差拡大に繋がったのだと思
います。

エジプトのデモによる政情不安はスエズ運河の閉鎖による
原油供給への不安ということから原油価格の高騰→世界経
済への不安、それに湾岸諸国の政情不安という側面もあり
今までにない不安材料なので市場が消化するには時間がか
かるでしょう。春節前の中国の利上げ懸念それに加えて日
本は特に年度末を控えて持ち合い株解消売りとか特殊要因
もありますから、来週前半は様子見ムードの中、先物主導
で下落幅が大きくなることもありそうです。

エジプトの政情不安が現在の株式市場を大きく下落させる
可能性は今のところそれ程ないと思われ来期も好業績が期
待できる銘柄には安値で拾えるまたとないチャンスです。
その意味ではこれからも銘柄選択がやはり重要性はより大
きくなりそうです。

また新興国経済の成長もありこれからもますますエネルギ
ー問題は重要なテーマです。原油依存度を下げるというこ
とでは原子力発電等代替エネルギーの推進は欠かせません。
関連銘柄はこれからも目が離せません。これからの業績見
通し、PERそれに株価の位置など事前チェックする必要
はありそうです。
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調整局面での有望株をさぐる

2011-01-29 11:34:34 | 日記
日経平均の今週の動きを見ると13日の高値からの調整が
続いて1万500円の壁は想像以上に厚く当面は下値模索
は避けられそうもありません。この中で重電3社の株は底
堅く28日の引け値も今年の高値圏で終わりました。やは
り3社に共通していることは選択と集中が進み社会インフ
ラや得意分野でしっかり稼げていることでしょうか。

一方、メガバンクの軟調な展開も目立ちました。国債の格
下げが下げに拍車をかけましたが、メガバンクの今期の好
調な収益も多くが金利低下で国債売買益によるところが大
きく本業の貸し出しによる業務純益が大きく伸びたわけで
はありません。QE2による金利低下はもう望めなくなり
今後新興国など世界的に金利上昇が今度は手持債券の評価
損へと替わり資金需要の弱い国内市場では貸出金利の引き
上げはそんなにたやすいことではないと思われ来期の収益
動向は不透明です。

これから狙うとすれば全体相場が軟調に推移しても下げ幅
の相対的に少ない銘柄また来期も好業績が見込める銘柄で
す。例え中国市場がインフレ対策から引き締めになっても
他の市場である程度カバーできる銘柄と言うことになりま
す。新興国でも米国市場でも強いホンダや日産それに富士
重工は全体相場に引きずられて下げたところは買いのチャ
ンスかもしれません。

また中国関連で大きく取り上げられた銘柄は目先は深い押
しが入るかも知れず注意が必要でしょうが、そこは買い場
となると思います。これからも中国や新興国が世界経済に
占める割合はどんどん増してきます。必ず一時的に売られ
ても落ち着けばまた値を戻すと判断しています。

28日のニューヨ-ク市場は寄り付き直後は1200ドル
を挟んでしっかりした展開でしたが、時間と共に下げ幅を
広げ午後は安値圏でもみ合いました。下げの原因はエジプ
ト情勢の緊迫化を受けリスク回避姿勢などと解説していま
すが、要するに1万2千ドルはやはり大きな節目で9月か
ら一本調子に上昇してきた市場は売りの口実を探していた
に過ぎません。166ドル安と今回大きく下げたことで目
先ニューヨーク市場はしばらく一進一退の展開が予想され
ます。週明けの東京市場はシカゴCME10220円に鞘
寄せされるように寄り付き100円を超える下げは避けら
れないかもしれません。
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今後の相場展望

2011-01-28 11:18:25 | 日記
月曜日から昨日までの日経平均の200円幅の戻りは私の
想像以上でした。やはりニューヨーク市場の上げが安心感
を誘ったのでしょうか。そのニューヨーク市場、昨日も引
け値では1万2千ドルは維持できませんでした。調整局面
近しと感じるのは私だけでしょうか。

また東京市場も1万500円台の壁はかなり厚く感じてい
ます。シカゴCMEが1万510円だったので少なくとも
もう少し午前中の相場は堅調なのかと想像していましたが
結局96円安の1万381円で午前中の取引を終了しまし
た。目立った悪材料が出てないのにもかかわらずあっさり
1万400円のレベルと割り込んでいることは相場の基調
がやはり調整を欲しがっていると感じます。またニューヨ
ーク市場が堅調な割りに寄り前の外国人投資家が810万
株の売り越しなのも気になります。

また先週の投資主体別売買動向は相変わらず国内の機関投
資家は事業法人(自社株買い)以外はすべて高水準の売り
越し基調でした。問題は11月以降日本株の上昇を支えて
きた外国人投資家の買い越しが前週(2999億円)から
先週(437億円)と急減していることです。替わって個
人投資家が現金(331億円)信用(1466億円)と急
増していることです。結果的に20日21日の急落場面で
は個人投資家が買い支えた格好になります。

個人投資家の積極的な買い姿勢は悪いことではないのです
が短期売買目的の信用取引の額が多いのが問題なのです。
このまま株価が上値を更新していけば旨く回転して一層
上昇に弾みがつくのですが、仮に下落基調になると一転
シコリとなります。

2月一杯までは国内の機関投資家の売り越しは高水準な
ままでしょう。それをこなすだけの外国人投資家の買いが
今度も続くのか、そこがポイントです。全体相場はニュー
ヨークの1万2千ドルの支援材料で付けた昨日のザラ場
高値1万496円も戻り高値となり2月上旬までの調整
だと考えています。
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