31日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比153円96銭
(0.81%)安の1万8909円26銭で終えました。30日のNY株高、112円
台で推移していた円相場を支援材料に午後1時過ぎまでは堅調な展
開でしたが、2時過ぎから大引けにかけて時間の経過とともに下げ幅
を広げ安値引けで年度末を迎えました。
1年前よりも日経平均は2000円弱高い水準だったことから期末を控え
た国内機関投資家の利益確定売りが膨らんだとの説明が出ていまし
た。やはり海外投資家が売り越し基調を続けている間は相場のリード
役が見当たらず大幅上昇しても翌日には上昇分を帳消しにするように
下げるケースが多くなかなか本格上昇の糸口を掴めません。
ここ数週間国内投資家で買いが目立つのは個人と自社株買いでの
事業法人です。日本企業は資本効率の改善が定着してきましたから
増配と自社株買いは好業績企業中心に今年も高水準が予想されます。
事業法人の買いは継続しそうです。一方逆張り志向の個人投資家は
海外投資家の売りの受け皿となっています。今後も下落局面では継続
的に買いが期待できそうです。
その結果として信用買い残高が積み上がるのは余り歓迎できません。
信用取引の場合半年以内での反対売買する必要があります。勿論
現金で引き取ることも出来ますが、比率として反対売買を選ぶ投資家
が多いようです。アベノミクス相場がスタートして以来ほとんどの場合
海外投資家の買いが戻ってきて逆張り投資をした個人投資家は利益
を得られました。
信用買い残高は年末時点で2兆938億円でしたが、3月24日時点では
2兆6147億円まで膨らみました。ざっと5000億円弱増加した計算になり
ます。今後海外投資家の買いが不発に終わった場合需給面では厳し
い状況が出てくるかもしれません。順張りの海外投資家が戻ってくる
かどうかがやはりポイントになりそうです。
1、2日更新はお休みします。
(0.81%)安の1万8909円26銭で終えました。30日のNY株高、112円
台で推移していた円相場を支援材料に午後1時過ぎまでは堅調な展
開でしたが、2時過ぎから大引けにかけて時間の経過とともに下げ幅
を広げ安値引けで年度末を迎えました。
1年前よりも日経平均は2000円弱高い水準だったことから期末を控え
た国内機関投資家の利益確定売りが膨らんだとの説明が出ていまし
た。やはり海外投資家が売り越し基調を続けている間は相場のリード
役が見当たらず大幅上昇しても翌日には上昇分を帳消しにするように
下げるケースが多くなかなか本格上昇の糸口を掴めません。
ここ数週間国内投資家で買いが目立つのは個人と自社株買いでの
事業法人です。日本企業は資本効率の改善が定着してきましたから
増配と自社株買いは好業績企業中心に今年も高水準が予想されます。
事業法人の買いは継続しそうです。一方逆張り志向の個人投資家は
海外投資家の売りの受け皿となっています。今後も下落局面では継続
的に買いが期待できそうです。
その結果として信用買い残高が積み上がるのは余り歓迎できません。
信用取引の場合半年以内での反対売買する必要があります。勿論
現金で引き取ることも出来ますが、比率として反対売買を選ぶ投資家
が多いようです。アベノミクス相場がスタートして以来ほとんどの場合
海外投資家の買いが戻ってきて逆張り投資をした個人投資家は利益
を得られました。
信用買い残高は年末時点で2兆938億円でしたが、3月24日時点では
2兆6147億円まで膨らみました。ざっと5000億円弱増加した計算になり
ます。今後海外投資家の買いが不発に終わった場合需給面では厳し
い状況が出てくるかもしれません。順張りの海外投資家が戻ってくる
かどうかがやはりポイントになりそうです。
1、2日更新はお休みします。