薄日は差したが・・・

悪い時には悪い事が重なるものです。
まさか！ドバイに足を引っ張られるとは
週末の下げはもろい日本市場を露呈しました。

ニューヨークが上げても日本は下がる。
ニューヨークが下げたらそれ以上に日本は下げる。

週明けの東京市場をほとんどの人が固唾を飲んで
見守っていたことでしょう。
結果は264円高、私の想像以上の上げ方です。

背景としては震源地のヨーロッパ市場の落ち着き
それを受けてのニューヨーク市場の限定的な下げ
政府の為替対策及び景気対策のアナウンスメント
それに短期的な下げすぎに対するテクニカルな要因
最後が月末のドレッシング。

これで落ち着いてくれればいいのですが
きっとそう簡単には事は運ばないのでしょうね。
多くの個人投資家が今回の下げで含み損を抱えています。
勿論私もその一人ですが。

なんといっても東京市場の売買の半分以上は外人です。
その外人が本格的に買ってこなければ本格反騰は
夢のまた夢で終わってしまいます。

鳩山政権の経済運営に対する評価は本当に低いようです。
内需中心の成長が出来ればそれに越したことはありませんが
経済構造が外需頼みの今の日本の企業には円高を乗り切る
すべがありません。

政策の劇的な変化が起こるまでは慎重な投資行動が必要かもしれません。
それまで今しばらく辛抱の時が必要かもしれません。

200日移動平均で下げ止まるか

今日は東京市場も87円台の円高に進んでいます。
新聞記事による専門家の当面のレンジは87円から92円台が
大多数のようです。
もし専門家の見立てのようであれば現在の円相場が
円高のピークであり輸出関連銘柄にとってはこれ以上の
大幅な業績の下方修正を迫られる懸念は後退しますが

相場に先見性があるとすれば電機や自動車、精密株などの
今日の株価の落ち着きが暗示しているのかもと思っていますが…
少し希望的観測が強すぎますか？

いずれにしてもこれから伸びていく企業は如何にして
新興市場で売り上げを伸ばせる企業に限られるでしょう。
同じ業種内でもますます企業間格差が開いていくでしょう。
この点では経営者の舵取りが将に企業の浮沈を握っています。

新興国市場の売り上げを伸ばし対米依存を引き下げれば
これほど為替市場に一喜一憂せずにすむと思うのですが
私の注目している企業はやっぱり自動車ではホンダ
重電３社では東芝を注目しています。

今日の午前中の市場を見る限りそろそろ下げ渋りの
兆しがあるように感じられると思って銘柄選びをして
行動に移りたいと思います。

もうはまだなりなのか？

値上がり829銘柄、値下がり708
日経平均は５１円安対してＴＯＰＩＸは1円高
環境関連の中小型株や金融株は下げ止まりつつあるように
見えますが、果たしてどうか？

いずれにしても11月の相場も残り5日
ファイナンスラッシュ、円高、政府のデフレ宣言
これだけ悪材料が相次いだのだから
ある程度下げるのは仕方ないとしても
一気に9000円近くまで下げるとは思えないのですが

「麦藁帽子は冬に買え」
そろそろ格言通り底値に近づいた銘柄も出てきたと思うのですが

止まない雨はない

何とも下げのきつい市場です。
まるでバンジージャンプのようにまっ逆さまな下げようです。
もう底値だと思って買えばあっという間に評価損の嵐。

下げの理由は増資ラッシャとか円高とか、いろいろ言われていますが
一番大きいのは鳩山政権の目指している内需中心の成長戦略が
見えないことではないのでしょうか。

市場を見る限り少なくとも外人投資家には評価されてないみたいです。
東京市場は何と言っても外人動向に市場が左右されますから
今のように東京市場を素通りして新興国の市場にばかり
目がいっている間は本格反騰は難しいのかもしれません。

でも諺にあるように夜明けまでが一番暗い
反騰のきっかけはニューヨーク高でもなく
案外、誰もが弱気になったときかもしれません。

私もそろそろ目星をつけていた銘柄をコツコツと拾っていこうと思っています。
こんな時のために投資余力を温存しておいたのですから。
止まない雨はないことを信じて！

下値の目処は？

日経平均は昨日に続いて今日も下げました。
下値の目処はどこにおいたら言いのでしょうか？
次から次に増資の発表があり市場は希薄化懸念から
株価の下落を引き起こす。

これじゃ投資家として株は安心して買えません。
何も市場マインドが冷え込んでいる時に
増資ラッシュはないですよねえ。
11月はまだまだ我慢が必要なのかもしれません。