ロンドンオリンピックが開幕、開幕前に予選リーグの始まったサッカーは男女
とも決勝トーナメント進出を決めました。男子は優勝候補の一角スペインを
1対0で下す金星が予選突破の原動力になりました。一方スペインは日本戦
のショックが尾を引いた訳ではないのでしょうが、ホンジュラス戦も負けて早々
と一次リーグ敗退が決まりました。母国では期待外れの結果に終わったこと
をマスコミはどんな報道しているのでしょうか。
もっとも大本命と言われている選手が敗れ波乱が起きているのはサッカーだ
けに止まらず水泳でも怪物フェルプスが400㍍メドレーでまさかの4位、オリ
ンピック3大会連続金メダルの期待がかかった日本の北島も100㍍平泳ぎで
5位敗退でした。体操の内村選手は団体戦でいくつものミスを犯し盤石だった
個人戦の金メダルの行方は混とんとしています。また柔道女子も期待の48
キロ級も52キロ級もメダルには手が届きませんでした。
いくら前評判が高くても4年の一度のオリンピックで実力通りの力を出すこと
が如何に難しいことかが分かります。体も心もベストの状態で本番を迎える
ことはきっと並大抵のことではないのでしょう。ですからプレッシャーも少なく
無心で競技に臨んだ高校生の荻野君は400㍍メドレーで銅メダルを獲得す
る快挙を上げることが出来ました。もちろん実力がなければメダルには手が
届かないでしょうが、プラスメンタル面での要素はかなり大きいのでしょう。
株式市場も年初のアンケートで有望銘柄の一つだったコマツの株価が中国
市場の急減速もあり低迷しているのも本命受難の年なのでしょうか。米国で
もIPO前はあんなに期待されたフェイスブックの株価は低迷しています。前
評判の高いものにはやはり注意が必要だということでしょうか。
昨日の経済紙に「証拠金規制年内にも緩和」という記事が出ていました。個
人投資家の売買を促進して少しでも市場を活況づける効果を狙ったもので
しょうが、一投資家としては本当に個人投資家の売買を活発にしたいと東証
が考えているとしたら例えば大幅な希薄化を伴う公募増資に制限を加えたり
経営権の取得目的での第3者割当増資に制限をかけたりする方が先決では
ないでしょうか。いずれのケースでも株式の大幅な希薄化に既存の株主は
抵抗する術を持っていません。ある日突然の報道で持ち株が急落するので
は安心して長期保有しようという投資家はいずれ居なくなります。
個人投資家が安心して投資できるように企業や証券会社に既存の株主に
配慮した政策を打ち出すことが先決です。単に短期売買だけを奨励するよ
うな今回の緩和策は本末転倒ではないでしょうか。株式市場に個人投資家
の資金を呼び込むためには信用取引のような短期売買での利便性よりも
長期資金が株式市場に安心して入り込めるような施策が必要です。取り組
むべきはキャピタルゲイン税問題や配当の二重課税などもっと別のところ
にあります。
とも決勝トーナメント進出を決めました。男子は優勝候補の一角スペインを
1対0で下す金星が予選突破の原動力になりました。一方スペインは日本戦
のショックが尾を引いた訳ではないのでしょうが、ホンジュラス戦も負けて早々
と一次リーグ敗退が決まりました。母国では期待外れの結果に終わったこと
をマスコミはどんな報道しているのでしょうか。
もっとも大本命と言われている選手が敗れ波乱が起きているのはサッカーだ
けに止まらず水泳でも怪物フェルプスが400㍍メドレーでまさかの4位、オリ
ンピック3大会連続金メダルの期待がかかった日本の北島も100㍍平泳ぎで
5位敗退でした。体操の内村選手は団体戦でいくつものミスを犯し盤石だった
個人戦の金メダルの行方は混とんとしています。また柔道女子も期待の48
キロ級も52キロ級もメダルには手が届きませんでした。
いくら前評判が高くても4年の一度のオリンピックで実力通りの力を出すこと
が如何に難しいことかが分かります。体も心もベストの状態で本番を迎える
ことはきっと並大抵のことではないのでしょう。ですからプレッシャーも少なく
無心で競技に臨んだ高校生の荻野君は400㍍メドレーで銅メダルを獲得す
る快挙を上げることが出来ました。もちろん実力がなければメダルには手が
届かないでしょうが、プラスメンタル面での要素はかなり大きいのでしょう。
株式市場も年初のアンケートで有望銘柄の一つだったコマツの株価が中国
市場の急減速もあり低迷しているのも本命受難の年なのでしょうか。米国で
もIPO前はあんなに期待されたフェイスブックの株価は低迷しています。前
評判の高いものにはやはり注意が必要だということでしょうか。
昨日の経済紙に「証拠金規制年内にも緩和」という記事が出ていました。個
人投資家の売買を促進して少しでも市場を活況づける効果を狙ったもので
しょうが、一投資家としては本当に個人投資家の売買を活発にしたいと東証
が考えているとしたら例えば大幅な希薄化を伴う公募増資に制限を加えたり
経営権の取得目的での第3者割当増資に制限をかけたりする方が先決では
ないでしょうか。いずれのケースでも株式の大幅な希薄化に既存の株主は
抵抗する術を持っていません。ある日突然の報道で持ち株が急落するので
は安心して長期保有しようという投資家はいずれ居なくなります。
個人投資家が安心して投資できるように企業や証券会社に既存の株主に
配慮した政策を打ち出すことが先決です。単に短期売買だけを奨励するよ
うな今回の緩和策は本末転倒ではないでしょうか。株式市場に個人投資家
の資金を呼び込むためには信用取引のような短期売買での利便性よりも
長期資金が株式市場に安心して入り込めるような施策が必要です。取り組
むべきはキャピタルゲイン税問題や配当の二重課税などもっと別のところ
にあります。