29日の米国市場はNYダウ、S&P500種とも最高値を更新しました。ナスダック
指数は小幅の下落でした。この結果を受け大納会の東京市場は何とか2万9000円
台を回復して終えることが出来るのでしょうか。行動制限緩和で国内景気拡大は
7割に急回復したとのニュースも支援材料になるのでしょうか。
あるいはこのところ国内の感染者数は増加傾向が定着してきました。オミクロン
株の市中感染も散見されています。しかも感染経路不明なケースもあるようです。
感染力の強いオミクロン株に置き換わると年明け以降感染者が急増する懸念は払
拭できません。日本市場が休場の間に環境が激変する可能性も否定できません。
株を枕に年越しとはいかないかもしれません。
29日の東京市場は米国市場が上昇したにも拘わらず反落して引けました。割安と
言われながら最後まで日本株への見直し買いはありませんでした。新年相場もい
くつかの不安材料が山積しています。
北京オリンピックを控えゼロコロナ政策を継続することが予想され感染対策の強
化は消費や生産面での景気の下押し材料は事欠きません。感染力の強いオミクロ
ン株が欧米で主流となり中国が感染を食い止めることは容易くありません。
また国内ではじわじわ感染者数が増加傾向です。まだオミクロン株による影響は
限定的ですがデルタ株からオミクロン株への切り替わりが欧米では進んでいるこ
とを考えると年明け1月にどこまでピークの山を低くできるかが国内景気回復への
条件です。当面は不確実性が高いことが多く消化するには時間が必要です。
今年の日本株は9月に菅総理の事実上の退陣表明で改革派の河野氏の首相待望論か
ら海外短期筋の買いで一時2月高値を更新しましたが、河野氏の劣勢が伝わると上
昇相場は短命に終わりました。結局追い風参考記録の9月高値だったので事実上日
本株は2月で前年の11月以降続いた上昇トレンドが終わったというのが実態ではな
かったのかもしれません。
その後は海運セクターが8月から2か月間まとまって物色されたのが目立ちました。
そして年間を通して堅調だったのが半導体セクターです。やはり米国でのSOX指数
の上昇など目に見える数字が買い安心感を誘ったようです。
米国市場では今年の上昇分の半分がGAFAMによるものだという指摘があります。
アップル1社だけで日本円換算で300兆円という巨額な時価総額です。日本株トッ
プのトヨタでも34兆円です。大型テック銘柄が不在の東京市場が米国株に追随で
きなくなったとしても仕方ない面もありそうです。
業界で勝ち組として残ったソニーGやトヨタ、デンソーそれに半導体セクター
コロナからの回復を期待したい外食や空運、電鉄、外食、レジャーなどのセクター
に頑張って貰うしかないようです。
1年間皆様お疲れさまでした。
次回の更新は1月4日を予定しています。
良いお年を
指数は小幅の下落でした。この結果を受け大納会の東京市場は何とか2万9000円
台を回復して終えることが出来るのでしょうか。行動制限緩和で国内景気拡大は
7割に急回復したとのニュースも支援材料になるのでしょうか。
あるいはこのところ国内の感染者数は増加傾向が定着してきました。オミクロン
株の市中感染も散見されています。しかも感染経路不明なケースもあるようです。
感染力の強いオミクロン株に置き換わると年明け以降感染者が急増する懸念は払
拭できません。日本市場が休場の間に環境が激変する可能性も否定できません。
株を枕に年越しとはいかないかもしれません。
29日の東京市場は米国市場が上昇したにも拘わらず反落して引けました。割安と
言われながら最後まで日本株への見直し買いはありませんでした。新年相場もい
くつかの不安材料が山積しています。
北京オリンピックを控えゼロコロナ政策を継続することが予想され感染対策の強
化は消費や生産面での景気の下押し材料は事欠きません。感染力の強いオミクロ
ン株が欧米で主流となり中国が感染を食い止めることは容易くありません。
また国内ではじわじわ感染者数が増加傾向です。まだオミクロン株による影響は
限定的ですがデルタ株からオミクロン株への切り替わりが欧米では進んでいるこ
とを考えると年明け1月にどこまでピークの山を低くできるかが国内景気回復への
条件です。当面は不確実性が高いことが多く消化するには時間が必要です。
今年の日本株は9月に菅総理の事実上の退陣表明で改革派の河野氏の首相待望論か
ら海外短期筋の買いで一時2月高値を更新しましたが、河野氏の劣勢が伝わると上
昇相場は短命に終わりました。結局追い風参考記録の9月高値だったので事実上日
本株は2月で前年の11月以降続いた上昇トレンドが終わったというのが実態ではな
かったのかもしれません。
その後は海運セクターが8月から2か月間まとまって物色されたのが目立ちました。
そして年間を通して堅調だったのが半導体セクターです。やはり米国でのSOX指数
の上昇など目に見える数字が買い安心感を誘ったようです。
米国市場では今年の上昇分の半分がGAFAMによるものだという指摘があります。
アップル1社だけで日本円換算で300兆円という巨額な時価総額です。日本株トッ
プのトヨタでも34兆円です。大型テック銘柄が不在の東京市場が米国株に追随で
きなくなったとしても仕方ない面もありそうです。
業界で勝ち組として残ったソニーGやトヨタ、デンソーそれに半導体セクター
コロナからの回復を期待したい外食や空運、電鉄、外食、レジャーなどのセクター
に頑張って貰うしかないようです。
1年間皆様お疲れさまでした。
次回の更新は1月4日を予定しています。
良いお年を