やはり徒花(あだばな)だったのかもしれません。最近ではビット
コインという言葉はネットニュースからも姿を消しました。急激な
値上がりで多くの億万長者がでたことで億り人(おくりびと)とい
う言葉も生まれましたが、結局ブームに乗ろうとして後から投資し
た人達は結果的にババを掴むことになりました。
2017年12月には237万円という高値を付けたビットコインは直近で
は90万円程度で推移しています。それでも6月には70万円を割り込
む日が多かったことを考えれば相場は落ち着きを取り戻しつつある
のかもしれません。
結局ビットコインで大儲けしたのはブーム到来前に仕込んでいた先
見性のある投資家と仮想通貨交換所を運営していた業者だったよう
です。交換業者は投資家が大きな値上がり益を狙えることで売買手
数料に当たるスプレッドを大きくしても熱狂に包まれた市場では商
売が成立しました。
コインチェックの仮想通貨流失事件で明らかになったのは被害を受
けた投資家に対して巨額の保障ができるくらい業界は高収益を挙げ
ていたことです。しかしセキュリティ対策費用の増加やブームの終
息で業界は試練の時を迎えたようです。
株式市場ではマネックスグループがコインチェックを買収すること
が伝わると当時明らかになった交換業者の高収益体質がマネックス
の収益が飛躍的に高まる期待から株価は急騰しました。しかしマネ
ックスが27日に発表した四半期決算では仮想通貨事業は2億5900万
円の赤字だったようです。
仮想通貨ブームが到来したのは昨年利益を得にくかったFX投資家が
旨味のある仮想通貨市場に殺到したからとも言われています。仮想
通貨の何たるかも分からず値動きの大きさだけに魅力を感じた投資
家もいたでしょう。身近に大儲けしたという人がいれば尚更自分も
乗り遅れまいとする心情は投資家なら分からなくもありません。
しかし何事もマスコミが大きく取り上げるようになると終焉が近い
ものです。二匹目のドジョウはいても三匹目、四匹目はまずいませ
ん。仮想通貨が復活することが再びあるのでしょうか。それとも平
成の最後の年にそんなブームがあったなあという昔話になってしま
うのでしょうか。
株式市場でもスマホゲーム関連とかインバウンドブームとかFA・ロ
ボット関連とかテーマ株人気が盛り上がる場面が何度かありました。
関連銘柄が人気化している間はこの上昇は永久に続くのではないか
と錯覚しそうになりますが、やがて多くの銘柄の人気は低下します。
値上がりが大きくなればなるほどまたその反動も大きくかつ長期間
に及ぶこともあります。
下げてくると値惚れで思わず買い向かうこともありますが多くの場
合結果は芳しくありません。この点はもう一度投資家として肝に銘
ずるべきです。
今週は決算シーズン本場番を迎えますが、30日の動きを見る限り減
益決算のリコーやヤフーは逆行高しています。反対に4~6月期は過
去最高の決算だと伝わったカルビーは8%を超える大幅な下げです。
高値圏にあった太陽誘電も決算は好調でしたが大きく下げています。
勿論アルプス電気のように業績上方修正で素直に上昇している銘柄
もありますが、表面的な増減益だけでは株価を測れない相場です。
決算期特有の動きは始まったばかりです。株価の動きに一喜一憂す
る投資家なら「休むも相場」を実践した方がよさそうです。
コインという言葉はネットニュースからも姿を消しました。急激な
値上がりで多くの億万長者がでたことで億り人(おくりびと)とい
う言葉も生まれましたが、結局ブームに乗ろうとして後から投資し
た人達は結果的にババを掴むことになりました。
2017年12月には237万円という高値を付けたビットコインは直近で
は90万円程度で推移しています。それでも6月には70万円を割り込
む日が多かったことを考えれば相場は落ち着きを取り戻しつつある
のかもしれません。
結局ビットコインで大儲けしたのはブーム到来前に仕込んでいた先
見性のある投資家と仮想通貨交換所を運営していた業者だったよう
です。交換業者は投資家が大きな値上がり益を狙えることで売買手
数料に当たるスプレッドを大きくしても熱狂に包まれた市場では商
売が成立しました。
コインチェックの仮想通貨流失事件で明らかになったのは被害を受
けた投資家に対して巨額の保障ができるくらい業界は高収益を挙げ
ていたことです。しかしセキュリティ対策費用の増加やブームの終
息で業界は試練の時を迎えたようです。
株式市場ではマネックスグループがコインチェックを買収すること
が伝わると当時明らかになった交換業者の高収益体質がマネックス
の収益が飛躍的に高まる期待から株価は急騰しました。しかしマネ
ックスが27日に発表した四半期決算では仮想通貨事業は2億5900万
円の赤字だったようです。
仮想通貨ブームが到来したのは昨年利益を得にくかったFX投資家が
旨味のある仮想通貨市場に殺到したからとも言われています。仮想
通貨の何たるかも分からず値動きの大きさだけに魅力を感じた投資
家もいたでしょう。身近に大儲けしたという人がいれば尚更自分も
乗り遅れまいとする心情は投資家なら分からなくもありません。
しかし何事もマスコミが大きく取り上げるようになると終焉が近い
ものです。二匹目のドジョウはいても三匹目、四匹目はまずいませ
ん。仮想通貨が復活することが再びあるのでしょうか。それとも平
成の最後の年にそんなブームがあったなあという昔話になってしま
うのでしょうか。
株式市場でもスマホゲーム関連とかインバウンドブームとかFA・ロ
ボット関連とかテーマ株人気が盛り上がる場面が何度かありました。
関連銘柄が人気化している間はこの上昇は永久に続くのではないか
と錯覚しそうになりますが、やがて多くの銘柄の人気は低下します。
値上がりが大きくなればなるほどまたその反動も大きくかつ長期間
に及ぶこともあります。
下げてくると値惚れで思わず買い向かうこともありますが多くの場
合結果は芳しくありません。この点はもう一度投資家として肝に銘
ずるべきです。
今週は決算シーズン本場番を迎えますが、30日の動きを見る限り減
益決算のリコーやヤフーは逆行高しています。反対に4~6月期は過
去最高の決算だと伝わったカルビーは8%を超える大幅な下げです。
高値圏にあった太陽誘電も決算は好調でしたが大きく下げています。
勿論アルプス電気のように業績上方修正で素直に上昇している銘柄
もありますが、表面的な増減益だけでは株価を測れない相場です。
決算期特有の動きは始まったばかりです。株価の動きに一喜一憂す
る投資家なら「休むも相場」を実践した方がよさそうです。