現在のIT業界を牽引している企業でその話題性や知名度は何と言っても
アップルが一番でしょう。そのアップルの快進撃を支えているのはiphoneと
iPadです。その新製品発表は一企業の枠を越えて全世界が注目する一大
イベントです。おそらくマスコミが取り上げるアップル製品の宣伝効果はCM
効果に換算すると莫大な金額でしょう。それを世界のマスコミが挙って宣伝
してくれるのですからアップルにとっては濡れ手に粟のようです。
アップルの株価は今年上昇基調が続き8月21日には1999年にマイクロソフト
が記録した時価総額6208億ドルを更新する6235ドル(当日株価の引け値は
665.15ドル)をつけました。アップル株はその後も上昇して9月中旬にはiphone
5の好調な滑り出しを好感して株価は700ドルを越える場面もありました。また
東京市場ではiphone関連で部品サプライヤーである日本の電子部品株も人気
化する現象も起きています。
その一方、東京市場でアップル株以上の株価パフォーマンスを出している
企業があることは意外に知られていません。それも華やかなIT関連銘柄と
は無関係な食品分野にある企業です。
ジャガイモを使ったスナックで有名なカルビーが東京市場第一部に上場した
のは東日本大震災が発生した2011年3月11日です。初値は公開価格と同じ
2100円、引けは2221円でした。公開価格を大幅に上回ることも多いIPO銘柄
としては静かなスタートでした。ところがその後も東京市場が大震災や欧州
財政危機それにタイ洪水で大きく下落する場面があったにも関わらず株価は
上昇トレンドを辿りました。景気変動に左右されにくい食品会社という追い風
も味方につけ、ついに今月の10月26日には一時7450円まで上昇しました。
上場初日の終値(2221円)から先週の終値(7360円)で計算すると株価は3.31
倍まで上昇しました。同期間のアップル株は351ドル(3月11日)、604ドル(10月
26日)で1.72倍、9月の高値700ドルで計算しても1.99倍です。勿論売り上げ
規模や利益それに時価総額などは雲泥の差ですが安定成長は期待できて
も急成長とは無縁の食品業界にあってカルビーの快進撃は特筆ものです。
カルビーの例はどんな業界にあってもマネジメント次第では大きな成長が
期待出来ることを示しています。リンゴの企業ロゴを使っているアップル以上
のパフォーマンスを出したギャガイモを原料とするスナックが主力事業のカル
ビー株に拍手を送りたい気分です。ちなみにカルビーの社名の由来はカルシ
ウムとビタミンからきているそうです。カルシウムのカルとビタミンのビーなる
ほど骨の形成に不可欠な栄養素です。良い社名ですね。
アップルが一番でしょう。そのアップルの快進撃を支えているのはiphoneと
iPadです。その新製品発表は一企業の枠を越えて全世界が注目する一大
イベントです。おそらくマスコミが取り上げるアップル製品の宣伝効果はCM
効果に換算すると莫大な金額でしょう。それを世界のマスコミが挙って宣伝
してくれるのですからアップルにとっては濡れ手に粟のようです。
アップルの株価は今年上昇基調が続き8月21日には1999年にマイクロソフト
が記録した時価総額6208億ドルを更新する6235ドル(当日株価の引け値は
665.15ドル)をつけました。アップル株はその後も上昇して9月中旬にはiphone
5の好調な滑り出しを好感して株価は700ドルを越える場面もありました。また
東京市場ではiphone関連で部品サプライヤーである日本の電子部品株も人気
化する現象も起きています。
その一方、東京市場でアップル株以上の株価パフォーマンスを出している
企業があることは意外に知られていません。それも華やかなIT関連銘柄と
は無関係な食品分野にある企業です。
ジャガイモを使ったスナックで有名なカルビーが東京市場第一部に上場した
のは東日本大震災が発生した2011年3月11日です。初値は公開価格と同じ
2100円、引けは2221円でした。公開価格を大幅に上回ることも多いIPO銘柄
としては静かなスタートでした。ところがその後も東京市場が大震災や欧州
財政危機それにタイ洪水で大きく下落する場面があったにも関わらず株価は
上昇トレンドを辿りました。景気変動に左右されにくい食品会社という追い風
も味方につけ、ついに今月の10月26日には一時7450円まで上昇しました。
上場初日の終値(2221円)から先週の終値(7360円)で計算すると株価は3.31
倍まで上昇しました。同期間のアップル株は351ドル(3月11日)、604ドル(10月
26日)で1.72倍、9月の高値700ドルで計算しても1.99倍です。勿論売り上げ
規模や利益それに時価総額などは雲泥の差ですが安定成長は期待できて
も急成長とは無縁の食品業界にあってカルビーの快進撃は特筆ものです。
カルビーの例はどんな業界にあってもマネジメント次第では大きな成長が
期待出来ることを示しています。リンゴの企業ロゴを使っているアップル以上
のパフォーマンスを出したギャガイモを原料とするスナックが主力事業のカル
ビー株に拍手を送りたい気分です。ちなみにカルビーの社名の由来はカルシ
ウムとビタミンからきているそうです。カルシウムのカルとビタミンのビーなる
ほど骨の形成に不可欠な栄養素です。良い社名ですね。