kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

需給面は改善

2011-07-06 10:35:58 | 日記
日経平均だけは予想外の粘り腰で1万円近辺で推移
しています。中身は買い戻しであれ素直に日経平均
の堅調さは認めなければなりません。私だけでなく
おそらく多くの個人投資家も5月、6月と月初高をピー
クに月の半ばにかけての調整を警戒して早めに売りに
出しているのだろうと思います。

信用買い残高の大幅減少はそんな心理状態を表して
いるのでしょうか。先週の信用買い残高は774億円
減少しました。その前は604億円減少していますから
2週間で1381億円減少したことになります。日経平均
が9500円を割る水準で積極的に逆張りで押し目を買
った投資家は結果として正しかったということです。

もちろん減少分の何割かは年末から年始にかけて高
値を付けた半年後の期日到来で高値の玉の処分もあ
ったと思いますが、全体相場が上昇する過程で買い
残高が減少するということは需給改善に繋がります。

買い余力の増した個人投資家はある程度下げた局面
では再び買いを入れる可能性が高いからです。結果
として日経平均は下落局面では個人投資家の買いも
あり多少外部環境の悪化があっても9300円どころの
下値は堅そうです。

一方今回の上昇(6月27日から7月5日)はTOPIX30
や大型株の上昇率が日経平均を上回ったことからし
て下げ相場の主役が一転リバウンド相場の先導役を
果たしていることから外部環境の好転からそれまで
売り込まれていた銘柄ほど大きく上昇しています。

水準訂正後の相場がどのような展開になるのか。
再び中旬安になるのかそれとも今回は違うのか。
また戻りが継続した時の主役銘柄は何になるのか。
今しばらく状況を見ながら判断したいと思います。
コメント
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