kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

連続安記録はストップ

2011-02-28 15:43:37 | 日記
28日の東京市場は午前中の値動きを見ると引けにかけて
一段安も覚悟しなければと思っていましたが、午後は堅調
なアジア株の動向から買戻しが膨らみ急速に切り返し結局
97円高の1万624円で引けました。これで昨年の6月
から続いていた最終営業日の下げに終止符が打たれました。

25日移動平均を割り込んだ24日には下げが加速し、2
5日移動平均を回復した28日は上げに弾みがつきました。
ヘッジファンドなどの短期筋は上げでも下げでも相場が動
いたほうが鞘取りのチャンスが増えるわけで好都合です。
ただし短期筋中心の相場は一旦下げに向かうと大幅下落に
も繋がることは心得たほうが良さそうです。

個別銘柄でも東芝やトヨタなど一部の銘柄を除いてはまだ
アヤ戻しの域を出ず、今回のリビアショックやそれに伴う
様々な懸念材料を織り込んだと判断するのはまだ早いでし
ょう。11日のSQまでは先物の影響が大きくなりそうで
す。買うなら基本は突っ込み買いの吹き値売りの作戦しか
ないと思っています。自分なりに売りも買いもゾーンを決
めて臨むべきでしょう。もう一度余震がくることを頭の隅
で考えながらの対処が必要です。

日経平均は2月21日の高値1万859円から24日の安
値1万428円の半値戻しの1万644円近くまで戻しま
した。そのまま上値を目指すのか再度下落するのか判断の
難しい位置です。3月相場もおそらく波乱含みでしょう。
日々の値動きに左右されずしっかりした見極めが必要です。


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難しい決断

2011-02-28 08:44:18 | 日記
24日の日経平均は25日移動平均を割り込んだところから
一段安、週末も反発しましたが移動平均を回復することは出
来ませんでした。個別銘柄に目を向けるとトヨタや東芝のよ
うに25日移動平均を下回らず反発した銘柄もあればコマツ
やファナックのように日経平均が反発した25日も安く引け
る銘柄もあります。総じて中国関連銘柄と言われる機械株の
株価は軟調なものが目立ちました。

一部には底値固めから主力株で巻き返しへ(モーニングスタ
ー)や値幅整理はほぼ完了インフレリスク少ない日本株にシ
フト(フィスコ)なんて見方もあるようですが、キャノンや
京セラなどの日本を代表する銘柄のチャートを見る限りでは
今週反発したとしても上値は重そうです。

大幅反発の条件は
①リビア情勢が落ち着き原油相場が大幅反落する
②ニューヨーク市場が大幅高する
③少なくとも83円台まで円安が進む
④外国人投資家が買い越し基調に再び転じる
などの条件が必要です。今週これらの条件がすべて揃うこと
は相当難しいでしょう。

そもそもニューヨーク市場も東京市場も4ヶ月におよぶ上昇
トレンドでほとんど押し目らしい押し目はありませんでした。
今回の下げが調整局面入りだとすれば下値はもう少し下の水
準の可能性が高いでしょう。とても指標面で割安だといって
も余程、銘柄選びに注意しないと足元をすくわれます。

やはりマーケットが急変した時には迅速な対応が必要です。
売った所が底値で反発したらどうしようなどと考えていると
決断が下せません。正確に予想することは難しいことです。
その時のベストな判断をしたら後悔しないことです。

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波乱な1週間の幕開け

2011-02-27 16:21:34 | 日記
1週間前の記事を引っ張り出してもう一度読み返して
みました。「まだはもうなり、もうはまだなり」の格
言通りまだ上がると強気の見通しに落とし穴がないか
考えるべきだったのかもしれません。今となっては後
の祭りですが。今後の教訓にしたいと思います。

たぶん急落の原因はリビアの混乱でWTIが急騰した
からと言う説明は間違いではないでしょう。米国の高水
準のガソリン在庫の状況からして100ドルを越えるよ
うな事態にはならないだろうと一般的には考えられてい
ました。それが18日の85ドル台から一気に100ド
ルを突破したので株式市場も予想外の出来事に動揺した
のでしょう。

でも冷静に考えたらリビアからの原油がストップして
も他のサウジなどのOPEC諸国の増産余力はあるわ
けですから絶対量は今のところ不足する事態は考えら
れないのですが、市場はその先の出来事、すなわちO
PEC最大の産油国のサウジアラビアまで民主化運動
が波及して原油生産に支障がおきないかを懸念してい
るのです。

いずれにしてもWTIの値動きに一喜一憂しながら徐
々にいろんな材料を株価は織り込んでいくのでしょう。
PBRやPERが過去の下落局面に比べても既に同等な
レベルまで低下しているので株価は徐々に底値固めから
反発に向かうと見解もありますが、このまま原油価格が
100ドルで高止まりしたら中国をはじめ多くの新興国
でインフレ加速の懸念が広がりより大幅な引き締めに追
いこまれるかもしれません。

また車社会の米国でガソリン価格の高止まりが上向きだ
した消費に影響を与えないのか。昨年の11月から一本
調子に上昇してきたニューヨーク市場は今回もスピード
調整で再び上昇トレンドに戻れるのか、もし米国株式市
場が大幅下落して株式から債券に資金が流れ債券利回
り低下で円高に拍車はかからないのか、また円高が外国
人投資家の買い越し基調に水を差さないのかと心配はつ
きません。

まずは週明けの外国人投資家の売買動向と東京市場の反応
を注意深くみましょう。
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リビアより怖い増資

2011-02-26 09:01:56 | 日記
企業業績の善し悪しなら新聞記事とかネットである程度
予想できるので投資判断はし易いのですが、増資発表は
天災みたいなものでそんな銘柄を持っていれば問答無用
で叩き売られます。こんなことを繰り返していたら投資
家は株式市場から離れるばかりです。

発行市場と流通市場は証券市場の車の両輪、発行企業も
証券会社も早急に対策を打たないと悲劇は繰り返されます。
りそなの100%の希薄化は論外ですが、それ以外でも
25%や30%の希薄化はこのところ増えています。公
開会社ですからもちろん会社の業績拡大に伴って資本市場
から資金を調達すること事態当然なことですが、そのため
に既存の株主が一方的に不利益を受けることはやはり防ぐ
仕組みは必要です。

具体的には大幅な希薄化を規制するとか発行企業に株主還
元を義務付けるとか何らかの対策は必要です。まあすぐに
は実現できないでしょうから当面個人投資家としては銘柄
選びのチェックポイントとして業績内容とともにファイナ
ンスの可能性の有無もきちんと調べる必要はありそうです。
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今日の市場から

2011-02-25 13:41:12 | 日記
今日の市場を見る限り心配なのは市場は落ち着いています。
現在株価は1万500円を回復しています。値ごろ感の押
し目買いと売り方の買戻しもあるのでしょう。週末を控え
てここから一段高は難しいでしょうが。むしろ28日の値
動きが気になります。昨年の8月以降は必ず最終営業日に
は三桁の下落をしています。特に確信があって言っている
訳ではないのですが、リビア情勢は一向に改善する見込み
はありません。それに伴って原油相場が今後も急騰する可
能性も高いでしょう。下げの材料には事欠きません。

また年度末に近づいて持ち合い解消売りも予想されます。
いままでは大量の外国人投資家の買いで相場を押し上げ
ていましたが、外国人投資家が売り越し基調に転じれば
少なくとも大幅な上昇は期待できません。また3月11
日のSQまでは裁定解消売りで業績に関係なく下落相場
では売りが売りを呼ぶように出てきます。

また比較的安全だと思って内需住関連銘柄に資金をシフ
トしたら東武や東洋紡のように増資の発表で大幅下落な
んてことになったら泣くに泣けないことにもなりかねま
せん。自立反発はあるでしょうが、あくまでもこの局面
では戻り売りが基本です。リスクを考えたらもう少し様
子見が賢明なのでしょう。
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