週明け30日の日経平均は大きく上昇しました。今月の上限2万7000円を超えたこと
から上げに弾みがついたようです。勿論8週連続の下落を続けていたNYダウなど米
株が先週大きく上昇したことが最大の背景にあります。
昨日の東京市場では今年下げが大きかったリクルートやエムスリーなどのグロース
銘柄の上昇が目立ちました。短期的には成長株の見直しが進むという指摘もあるよ
うです。この上昇が買戻し主導で実需筋の買いの追随が無いのなら上値は余り大き
くは期待できないとの見方もできますが、現時点ではどっちに転ぶかは判断できま
せん。
中国・上海市は30日、都市封鎖(ロックダウン)を6月1日に解除すると発表しまし
た。都市封鎖が解除され経済の正常化が進むという期待で市場には追い風になりそ
うです。もっとも感染の再拡大を抑えるため、公共交通機関や公共施設の出入りに
は72時間以内のPCR検査の陰性証明の提示やマスクの着用を求めるとの方針のよう
です。
手探りの状態が当面続くという可能性があり年初のような経済状態に戻るには時間
がかかることを忘れてはいけません。そして最も忘れてはいけないのは中国がゼロ
コロナ政策を続けることです。欧米や日本でも感染が落ち着いて行動制限を解除す
れば再び感染者が増加するという波を繰り返しました。
ファーザーやモデルナなどのワクチンに比べて効果の低い国産ワクチンを使っている
ことやこれまで感染者数が少なく自然免疫を獲得している国民が少ないということを
考えると感染再拡大の不安は続くのではないのでしょうか。もしこの政策でコロナを
封じ込めたとしたらそれは奇跡的なことです。
日本でもインバウンド再開の動きが出てきています。しかし訪日観光客の受け入れ再
開に向けた実証事業で大分県に滞在していた参加者1人が新型コロナウイルスに感染し
ていたことが確認されたため、ツアーを中止したと発表しました。
国内の感染が落ち着いてきたとはいえ尚も全国で一日2万人を越える感染者が出ていま
す。第6波は東京圏や関西圏よりも地方での感染者数の増加が目立ち全国に広がったこ
とが5波までとは大きく違いました。ワクチン接種をしてもマスク着用など感染症対策
を厳格にしても感染ゼロは不可能です。
海外からの観光客を本格的に受け入れ感染者が出て時にどのような対応をするのかイン
バウンド再開で国内の観光地には期待が高まるでしょうが、当面は期待と不安が繰り返
されそうです。
から上げに弾みがついたようです。勿論8週連続の下落を続けていたNYダウなど米
株が先週大きく上昇したことが最大の背景にあります。
昨日の東京市場では今年下げが大きかったリクルートやエムスリーなどのグロース
銘柄の上昇が目立ちました。短期的には成長株の見直しが進むという指摘もあるよ
うです。この上昇が買戻し主導で実需筋の買いの追随が無いのなら上値は余り大き
くは期待できないとの見方もできますが、現時点ではどっちに転ぶかは判断できま
せん。
中国・上海市は30日、都市封鎖(ロックダウン)を6月1日に解除すると発表しまし
た。都市封鎖が解除され経済の正常化が進むという期待で市場には追い風になりそ
うです。もっとも感染の再拡大を抑えるため、公共交通機関や公共施設の出入りに
は72時間以内のPCR検査の陰性証明の提示やマスクの着用を求めるとの方針のよう
です。
手探りの状態が当面続くという可能性があり年初のような経済状態に戻るには時間
がかかることを忘れてはいけません。そして最も忘れてはいけないのは中国がゼロ
コロナ政策を続けることです。欧米や日本でも感染が落ち着いて行動制限を解除す
れば再び感染者が増加するという波を繰り返しました。
ファーザーやモデルナなどのワクチンに比べて効果の低い国産ワクチンを使っている
ことやこれまで感染者数が少なく自然免疫を獲得している国民が少ないということを
考えると感染再拡大の不安は続くのではないのでしょうか。もしこの政策でコロナを
封じ込めたとしたらそれは奇跡的なことです。
日本でもインバウンド再開の動きが出てきています。しかし訪日観光客の受け入れ再
開に向けた実証事業で大分県に滞在していた参加者1人が新型コロナウイルスに感染し
ていたことが確認されたため、ツアーを中止したと発表しました。
国内の感染が落ち着いてきたとはいえ尚も全国で一日2万人を越える感染者が出ていま
す。第6波は東京圏や関西圏よりも地方での感染者数の増加が目立ち全国に広がったこ
とが5波までとは大きく違いました。ワクチン接種をしてもマスク着用など感染症対策
を厳格にしても感染ゼロは不可能です。
海外からの観光客を本格的に受け入れ感染者が出て時にどのような対応をするのかイン
バウンド再開で国内の観光地には期待が高まるでしょうが、当面は期待と不安が繰り返
されそうです。