kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

ピンチはチャンスでもある

2024-09-03 03:16:59 | 日記
市場では8月分の非農業部門の就業者数が前月比16万5千人増と、7月実績(11万4千人増)より
も増えるとみている。失業率は4.2%と7月の4.3%からは小幅に改善するとの予想です。この予
想の範囲内に収まれば良いのですが大きめの上振れ、または下振れした場合は先週ダウが最高
値を更新しただけに売りが出やすい状況なので注意が必要かもしれません。

雇用統計の結果を受けて為替市場も大きく動くかもしれません。仮に雇用者数が予想よりも大
きめに上振れした場合、年内の利上げが既に折込みつつある1%から0.75%に変わり150円に向
って円安が進むかもしれません。円安は日本株高という構図から4万円を試す展開もあるかもし
れません。

一方予想以上に雇用者数が減少している場合、再び景気後退懸念が高まりFRBの利下げペース
が加速する可能性もあり円相場は140円を試す展開も考えられます。もっとも市場が注目する
経済統計は雇用統計だけではありません。

雇用統計の後はCPI発表、17〜18日に開かれるFOMCではその結果とともに新たなドットチャ
ートも公表されます。その結果次第で市場は上にも下にも反応します。流石に8月の急落で目
先筋の多くはポジションを閉じ大きな値幅を伴った波乱は予想されていませんが11月の大統領
選挙も控えていることから順調に上値を試す展開は予想できないのではないでしょうか。

とにかく秋は過去を振り返っても大きな波乱がありました。2008年9月のリーマンショックや
2010年10月の欧州ソブリン危機などが発生古くは1987年10月のブラックマンディがありまし
た。事前に頭の体操が出来てまさかの事態への備えが有れば慌てることはありません。むしろ
内容の良い銘柄を格安で購入できるまたとないチャンスです。8月の初旬の急落で日立や三菱
重工など好業績で人気の高い銘柄を拾えたならその後大きな成果が残せました。

投げ売りが出るような相場になればびっくりするようなお値段で意中の銘柄を仕込むことが出
来ます。もっともいつ来るか分からない暴落を待つのも辛抱がいります。そうそうバーゲンセ
ールが株式市場で起こるものでもありません。そんな場面に出くわせたら迷わず買いに出られ
るだけのゆとりを持ちたいものです。
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