kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

注意点

2011-07-04 09:06:57 | 日記
この2週間の東京市場は買い戻し主体の動きに過ぎないと
か商いが伴っていない上昇は本物じゃないとか言われてい
ました。また外国人投資家も9300円台は買い物を入れるが
9800円から上では買い注文が急減すると言われていました。

またギリシャ問題も根本解決は程遠く今回の対策も一時しの
ぎで再び蒸し返される可能性は高い。政局の混迷で復興予算
の審議が先送りになり復興需要で下期急回復というシナリオ
の雲行きが怪しくなってきた。

米国経済もQE3が事実上なくなり住宅や雇用情勢の先行き
不安から景気後退の可能性も捨てきれない。中国のインフレ
懸念は利上げにもかかわらず賃金の上昇からなかなか政府の
目標の数字には収まらず引き締めから景気の減速は避けられ
ない。

日経平均が当面上昇しない理由はざっとあげれば以上のよう
な背景があったからです。弱気筋が下値を9000円とか8000円
後半とか予想していた背景にもこんな事情がありました。

しかし東京市場は先月の17日の安値から予想以上に早い回復
でした。それに先週は今までもたついていたNY市場の急上
昇が追い風となり東京市場は今週にも1万円に手が届きそうな
ところまで来ました。

上がってくるとカンカンの強気になり下がってくると極端な
弱気になっていたのではいつまでたっても賢い投資家にはな
れません。今のような上昇局面だからこそ物色の流れやテク
ニカル的な過熱感など注意が必要です。

今回の流れはおそらく1万円が到達ラインではなく10200から
10300円(3月11日の引け値)を目標にしていいのではないか
と考えています。そのためにはどこかで小休止が必要です。
株価の動きだけに惑わされると得てして高値掴みになります
が、ここはじっと我慢して押し目を待ちます。

株価が頭打ちになると得てして悪材料が出てくるものです。
その時にどれだけ勇気を持って買い注文を入れられるかが
勝負です。たとえ今日、明日に1万円まで到達してもそれは
目先達成感で売り物が出ます。余程、運が良くないと上昇
している銘柄を買って利食いまで持ち込むのは至難の技です。
コメント
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