書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

YouTube 「[Great Movie Scenes] Scent of a Woman - Ending Speech」

2011年06月22日 | 映画
 〈http://www.youtube.com/watch?v=-OszHUW1YFk&feature=related

 アル・パチーノ主演映画でむろん5本の指に入る1本。演技そのものは、横綱相撲というか、自分の土俵に引きこんでの余裕の演技だが(近頃のミラクルひかるさんの宇多田ひかるさんの真似のように)、しかし、特殊なコンタクトも着けず見えたまま盲目の演技をこなしたうえでということであれば、文句のつけようもない。凄い。
 
 Harry, Jimmy, Trent, where you are, out there? Fuck you, too!

 この台詞を、野沢那智さんはどう言っていたかな? あとでDVDを借りて確かめてみよう。校正という辛い作業が終わった、その自分へのご褒美に。
 それにしても、ガブリエル・アンウォーの吹き替えは、沢海陽子さんだったんだ。昔、初めてビデオカセットで観て聴いたとき、もとの声にそっくりで(言葉が違うのにしゃべり方の雰囲気まで!)、その自然さに感嘆したのを、いまに憶えている。沢海さんといえば、『スタートレック ネクストジェネレーション』のターシャ・ヤー大尉や、『スタートレック ヴォイジャー』のセブン・オブ・ナインの低くて堅い声の印象が強くて、言われてもすぐには信じられなかった、正直なところ。